日曜の昼下がり。
イケてる独身男がデートやら何やらをする時間に、ジャージ姿の僕はデカウサギと向かい合っていた。
ウサギは生あくびをしながら胡坐を組んでいる。
「で、何すんねん」
「僕は知性派だからね。効率の悪いダイエットはしないんだよ」
「知性派?。常任講師無勢が」
デカウサギは吐き捨てるように言う。
僕は頭に軽いツッコミをお見舞いしてやった。
「そもそもお前のためだろうが」
「はぁ~、ありがと、ありがと」
「しまいにゃ、ぶっ飛ばすぞ」
握り拳を作って僕は怒りに耐える。
切れてもいいが、このまま放置すれば本当にアパートの床が抜けかねない。
丸い顔に丸い体のデカウサギは、ほとんど鏡餅のような格好になっている。
画像提供主『STUDIO ROBIN』様
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