日曜の昼下がり。


 イケてる独身男がデートやら何やらをする時間に、ジャージ姿の僕はデカウサギと向かい合っていた。


 ウサギは生あくびをしながら胡坐を組んでいる。


「で、何すんねん」


「僕は知性派だからね。効率の悪いダイエットはしないんだよ」


「知性派?。常任講師無勢が」


 デカウサギは吐き捨てるように言う。


 僕は頭に軽いツッコミをお見舞いしてやった。


「そもそもお前のためだろうが」


「はぁ~、ありがと、ありがと」


「しまいにゃ、ぶっ飛ばすぞ」


 握り拳を作って僕は怒りに耐える。


 切れてもいいが、このまま放置すれば本当にアパートの床が抜けかねない。




11111おバカ小説集



 丸い顔に丸い体のデカウサギは、ほとんど鏡餅のような格好になっている。








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