ぶん殴ろうかという時だった。


 いつになく、デカウサギは神妙な顔で言う。


「わし、ダイエットしようと思うねん」


 ポテチを前歯でガリガリ言わせて食べている音が響く。


 ちなみに、ウサギのドリンクは砂糖たっぷりのミルクだ。



11111111おバカ小説集


 なぜ、哺乳瓶で飲んでいるからは謎だが……。


 態勢は膨らんだ腹をポリポリしながら、寝転がっているというもの。


 説得力は一つもない。


「全然、意欲が伝わってこないぞ」

「いや、まじなんやって」


「なんで、ダイエットするんだよ」


「もうすぐ、発情期やからな」


 サラリとウサギは言い切った。





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