前々回の記事でご紹介しました
掃除用ヘラでのお掃除。
このヘラはセットになっておりまして、大きいのもあれば
細いのもあるのです。
今日はさらに細いタイプのヘラを使った掃除術です。
和室などにあるふすまや障子の敷居部分には
よく見ると隙間に細かいホコリが詰まってます。
ここの敷居部分は意外とホコリがたまるポイントで
こまめに雑巾で拭いているのですが
こんな隙間に入られたら手も足もでやしない。
私はこの汚れを「敷居のへそのごま」と呼んでます。
さて、このゴマ。
掃除機のノズルで吸っても、雑巾を押し込んでも
なかなか頑固でとれない。
輪ゴムを挟んで2~3回開閉するとゴムと一緒に
出てくるという裏技もありますが
輪ゴムそのものが一緒になって奥の方に入り込んでしまう
ということもあります。
そこでヘラの細いタイプの登場。
ほんの少しふすまを持ち上げながらヘラを差し込んで
耳かきのようにほじくると、出てくる出てくる。
掃除棒では形が立体すぎて入り込まず
つまようじや竹串では強度が足りない(すぐ折れる)
んですが、ヘラなら薄くてこうしたところでも
忍者のように入り込むことが可能。
ほんの少しふすまを持ち上げるのがミソです。
とれたよ~
こんなに詰まってたのか。
雑巾で仕上げ拭きをしてスッキリしました。
直角な感じがピタっとしていて気持ちいい。
掃除は洗剤をつけて拭くばかりではなく
掃く、ほじる、剥がす、削る、などの物理的なものでも
スッキリ綺麗感を味わうことができます。
ちなみに「削る」にはメラミンスポンジも入ってると私は思います。
魔法のスポンジのように言われることがありますが
注意しないと汚れと一緒に対象物やコーティング剤も
広い意味で削り取っているので、傷が残ったり
ツヤや光沢が消えて美観が損なわれることがあります。
見えない傷や表面コーティングがなくなると、
そこは汚れが再度付きやすくなるウィークポイントになるわけです。
「今後もここは、こまめに掃除するから!大丈夫!私!」
と言い聞かせて使うとよろしいかと思います。
どんな便利なものでも、長短はあり
便利であればあるほどもろ刃の剣的なものがあるのだ。
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