半熟たまごのフライ 簡単・確実に半熟たまごを作る裏ワザも紹介!
半熟たまごを使った料理というのは、結構ありますね
讃岐うどんブームの時には、「半熟たまごの天ぷら」もブームになりました。
大阪では、釜たけうどん や讃岐うどん満開 に行けば、いつでも食べられますよ!(他にもあると思うけど、ボクの活動範囲です)
で、「半熟たまごって、確実に作る方法なんてあんのかなぁ?」っていうお話なんですが、雑誌とかに載っている「技」と呼ばれるものも、いろいろと試してみたけれど、確実という方法はこれまでなかった。
ところが、ある日、それらの方法を組み合わせることで、
簡単・確実に半熟たまごを作る方法を考え付いたんです!!
今日は、その超裏技をこっそりご紹介します(こっそりという割にはタイトルにでかでかと掲げている...)
用意するものは、、、
画びょう
半熟たまご作るだけでは面白くないので、これを「フライ」にしてしまいます!!
【材料(2人前)】
1.生卵
2.キャベツ(付け合せの野菜です)
3.コーンスターチ(なければ薄力粉でも良い)、小麦粉(薄力粉)、パン粉
4.サラダ油、マヨネーズ、白ワイン、白ワインビネガー、塩、黒こしょう
5.玉ねぎ(1/4個)
【作り方】
<半熟たまごを作る>
1.鍋に、たまごが完全につかる量のお湯を沸かします(ナベは厚手のステンレスがオススメ。お湯は多いほうが失敗しない)
2.生卵の「おしり」の部分に、画びょうで2箇所、小さな穴を開けます。
※中の薄皮を貫通させないように注意してください
3.お湯が沸騰してから、穴を開けたたまごをそーっとレードル(おたま)などを利用して入れます
4.キッチンタイマーをスタート!
5分~5分30秒→→→黄身はトロトロ、白身も固まりきっていないが、ソースに使うには良いかも
5分30秒~6分→→→黄身はトロトロ、白身は固まっているが、軟らかくて扱いは難しい
6分~6分30秒→→→黄身の周囲が固まりかけ、中はトロトロ
6分30秒~7分→→→黄身が半固まり(これを半熟というのだろう)もっとも扱いやすく食べやすい
7分以上→→→どんどん黄身が固まっていきます
これらの時間は、鍋の大きさやお湯の量、ゆでる卵の数によって多少誤差が発生しますので、
自分の家のどの鍋でいくつ卵をゆでたらどうなるのかは、各自で試してみてくださいね
5.時間は正確に!キッチンタイマーがなったら、流水で2分以上冷やします
※できれば、氷水などで急冷することをオススメします!!
6.水の中で殻をむきます(水から出してむくと、軟らかすぎるときに壊れます!、水の中のほうがつるんとむけやすいです!)
7.むいたたまごも水の中につけておきます
(出しておくと形が崩れます。水の中だと浮力があるので大丈夫)
<フライにしよう>
1.キャベツは千切りにして、皿に盛り付けておきます。タマネギはみじん切り。
2.タマネギに、白ワイン(小さじ2)、白ワインビネガー(小さじ2)、マヨネーズ(大さじ4)、塩・黒こしょう(各少々)を加えてよく混ぜておき、作った半熟たまご(少し固めを2個)をつぶして一緒に混ぜて即席のタルタルソースを作ります(ピクルスなんかを混ぜると、もっと本格的な味になります)
3.ゆで卵がつかるくらいのサラダ油を熱しておきます(揚げ油)
4.小さめのボウルに小麦粉(大さじ2)と水(大さじ3)に、生卵の卵黄(1個分)を混ぜてつなぎを作ります。パン粉は別のボウルに用意しておきます
※たまごのフライには、バットよりもボウルのほうが扱いやすいです
5.作った半熟たまごの水分をキッチンペーパーなどで軽く拭き取り、コーンスターチをまんべんなくまぶし、4のつなぎ、パン粉、もう一度つなぎ、パン粉と、パン粉を二度付けします
※パン粉とつなぎを二度付けするのがポイント
6.165℃~170℃くらいの油で、2分30秒~3分ほど揚げます
※4分以上上げると、黄身に熱が通り始めてしまうので、長くても3分くらいまでにしておきます
7.こんがりと揚がったら皿に盛り付けて、ソースをかけたらさっさと食べましょう!
今回は、卵だけだと寂しいので、エビフライも作りました。
外はサクッと揚がった玉子のフライですが、割ると中から半熟の黄身がトローリ!!
これまたトロトロのタルタルソースと共にいただきましょう!!
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【ぺぎをの「料理で科学」】
人におだてられるとついつい乗ってしまうお調子者のぺぎをですので、今日も「科学」しちゃいます。
(しかし、言うほどネタ持ってないのであんまり続かないかも。。。がんばって勉強しよう)
卵は、黄身と白身で固まる温度が違います。
黄身が60度くらい、白身が70度くらいで固まり始めます。←数字は大雑把ですが
だから、同じ温度条件なら、卵は黄身が先に固まっちゃいます。
で、当然外から中に向かって熱が伝わるわけですから、ゆで卵の場合には先に白身が固まるわけです。
これをうまく利用したのが「半熟卵」と「温泉卵」なんですね。
半熟卵は、沸騰したお湯の中で「100℃」という一定の温度でゆであげるわけです。
お湯の温度は100℃以上にはなりませんので、温度を一定に保つことができるというわけ。
だから、誤差はあれど、どこの家庭でも「同じ温度条件」が作れるわけですねぇ。
この誤差を少なくするためには、卵を入れたときに温度が下がりにくい「たっぷりのお湯」、そして温度にムラができにくい「厚手のステンレス」をオススメするわけです。
一方、温泉卵は白身がやわらかくて黄身が固まりかけという微妙な状態を作り出すわけですが、これは長時間かけて、外と中を同じ温度条件にしてやるとうまくいくんです。
つまり、「黄身は固まる温度」そして、「白身は、やや固まる温度」ですね。
これが、温泉卵を作る最適温度(→65℃から75℃くらい)なんです。
ところで、なんで卵に穴を開けるんでしょうか?
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このお話は、また別の機会にします(←ネタ切れ防止策か?)