鶏むね肉のソテー トマトソース和え(エストラゴン風味) | ペンギン食堂 ~元プロの誰にもできるわかりやすいレシピ

鶏むね肉のソテー トマトソース和え(エストラゴン風味)

トリ料理のコツをときどき聞かれるんですが、重要なポイントは2つ


油の量と火力の調節

これに尽きると思います


火力が強すぎると、表面が焦げてしまったり、肉が硬くなったりします

油の量はフライパンを傾けた状態で大さじ3くらいは必要です

ただし、トリから油が出るので、初めは油をいれずに焼き始めて、

トリから出る油の量を見て後から加えたり、油が出すぎたら取り除いたりします

鴨ロースのように油が大量に出るトリは油を追加することはありませんが、

皮の薄い鶏のむね肉などは後からオリーブ油を加えて調節します


火力は弱火で、焼いている間、油を上からかけながら熱を通します

完全に火が通る一歩手前でフライパンからあげて、余熱で中まで熱を通します


肉汁を中に閉じ込めて、プリプリした食感とジューシーな味わいが実現できれば成功です


今回は、普通にスーパーで売っている鶏のむね肉をプロっぽく調理してみました


【材料(2人前)】

1.とりむね肉(2枚)

2.塩、黒こしょう、オリーブ油

3.白ワインビネガー、白ワイン(50cc)、トマトジュース(180cc)

4.エストラゴンの酢漬(乾燥のものでもOK)←「タラゴン」も同じものです

5.付け合せの野菜(なす、ブロッコリー、ズッキーニなど)


【作り方】

<ソースの準備>

1.先にソースの準備をします。小さなフライパンにワインビネガー(大さじ2)を入れて火にかけます

2.沸いてきたら、白ワイン(50cc)を加えて熱します

3.トマトジュース(60cc)、塩・黒こしょうを少々、エストラゴン(小さじ1)を加えて弱火で煮詰めます

4.水分がなくなってきたらトマトジュース(120cc)を加えます

5.初めは酸っぱいんですが、だんだんと甘みが出てきます、とろみが出てきたら塩コショウで味を調えて、火を止めます


<鶏を焼く>

1.鶏むね肉に塩・黒こしょうをまぶします

2.オリーブ油を薄く引いたフライパンに鶏を皮が下になるように乗せて弱火にかけます

3.しばらくすると、鶏から油が出てきますので、その量を見て

 フライパンを傾けたときに大さじ3くらいの油量になるようにオリーブ油を加えます

4.ひっくり返して両面に焼き目をつけ、再び皮が下になるようにおきます

5.油を鶏の上からかけながら焼きます

6.肉の厚い部分に竹串をさして、中から赤い汁が出なくなるまで同じように焼き続けます

7.全体に火が通ったら肉を取り出し、余熱で中まで完全に火を通します


<ソースを仕上げる>

6.先ほどのソースを再び火にかけます

7.沸いてきたら、オリーブ油(大さじ1)を加えて、乳化させます

8.味見をして、塩・こしょうで味を調えます


<仕上げる>

1.なすとズッキーニは1cmくらいの輪切りにしてオリーブ油で炒めます

2.ブロッコリーは塩茹でします

3.ソースを皿に敷いて、焼いた鶏と付け合せの野菜をのせて完成


※ディルを飾るとさらにプロっぽくなりますね



表面はカリっとしていて、中はプリッとはじける様な歯ごたえです

ソースは元がトマトジュースとは思えないです

安物の肉でもちょっとしたコツでこんなに美味しく焼けるんだという感じですね



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ラ・キュヴェ・ミティーク(南フランス):赤ワイン

[2001]ラ・キュヴェ・ミティーク

実は、近所のスーパーに普通に売っていました。

ラベルが気に入ったので買ったんですが、これがめちゃくちゃ美味い!!

ブレンドワインであり、南フランスという土地柄なのか

こんなに美味しいけど、なんと、1000円台で買えます!!


何気に開栓して、この料理と一緒に飲んでみると、これがまたよく合うんだ。