『免疫の反逆』 | ピーチのブログ

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ジャニーズ好き♡Snow Man宮舘涼太くん。17から5歳まで3人の子供有り。自己免疫性肝炎と原発性胆汁性胆管炎も患ってるので、そちらの記録も。


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年末に図書館でこんな本を見つけました





自己免疫疾患って急増してるんだ?
これは読まずにいられない





中身はちょっと難しかったです
というか翻訳ものだから回りくどいし
自分に関係のある内容でなければ最後まで読めなかった






あくまでも日本の話ではなく、
アメリカで起こっていることだから
全て当てはまるわけではないけど、怖くなる内容でした(_ _。)






アメリカでは自己免疫疾患が急増しているようで、
主に取り上げられていたのは
全身性エリテマトーデス
多発性硬化症
強皮症
リウマチ
などの膠原病についてなんだけど、
自己免疫性肝炎というワードもでてきました






自己免疫疾患が急増してるのは何故か?
ズバリ
環境の悪化
と著書では言ってます



自己免疫疾患は
遺伝30%、環境要因70%
人口の25%に遺伝的要因ありと言われていますが
その環境要素について詳しく述べてあります






自己免疫性疾患って
イメージとしては
花粉症のように
疾患の誘発物質が
自分の体の中のコップに溜まっていき
溢れたときに
何らかの引き金で発症する感じ

(引き金も人それぞれだけど、
風邪のようなウイルスに対して抗体ができた時に、誤って自己の抗体も作り出してしまう)








本書では、
その誘発物質について
化学合成物質
(PBDE:よく使われているらしい難燃剤
PCB、BCA、フタル酸 :プラスチック添加剤
塩化ビニル
TCE:ドライクリーニング剤や剥離剤)
排気ガス(ダイオキシン)
避妊ピル
金属(水銀など)

などがあがっていました。





上の化学物質も1剤での試験では問題ない
とうたっていても
複数の物質の
無限の組み合わせ、総合量でひきおこす作用までは
誰も調べられないし、
有害効果は確実に上がるようです







しかも、
何も複数でなくても
ドライクリーニング剤などに使われるTCEを
低容量でマウスに長期投与したところ
例外なく自己免疫性肝炎を発症したという
実験もあるらしい((゚m゚;)



自己免疫疾患の中でもマイナーなAIHが
こんなところで出てくるなんて







私個人に限ったことで言えば・・

発症の前1.2年低容量ピル飲んでたんですよね・・
で、今回も出産後に悪化してることを考えると
私の中のコップをいっぱいにした誘発物質は
エストロゲンだったのではないかなあ?
今更にして思います

化学物質も体内で
偽ホルモンのように作用し内分泌ホルモンシステムを狂わせるのだけど
ピルってそのまんま偽ホルモン

でも、
あくまでも、いろんな要因が重なって発症する疾患だから、
ピルのお薬の説明書にも
血栓症や肝機能悪化、乳がん罹患率の増加のように副作用の項目に自己免疫疾患なんて書かれないのよね・・





ピルが自己免疫疾患を引き起こすってわかってたら飲まなかったのに( p_q)
って思ったけど
きっと、その頃は
自分がなるなんて夢にも思わないから
それでも服用しただろうな・・


今更あの時服用していたことを後悔したってはじまらないしな!








そうそう、個人の話に脱線しましたが
本の話に戻します



上の物質と自己免疫性疾患の関連の実験のいくつかが
経緯、方法、などとともに書かれていました



初耳だったのは、
強皮症の人は尿酸中の水銀値が高いだとか、
自閉症と自己免疫疾患要素との関連だとか、
テフロンもペルフルオロオクタン酸という物質をだして有害であるとか
ワクチンに含まれるチメロサールには水銀が含まれているとか・・
(これはワクチンによる他の大量な死につながる感染性疾患への効果は肯定した上で)





 


真面目に読んだら
地球で生活できない・・




明日から
ジャングルの山奥で生活する?




それでも酸性雨とか降ってくるよね







怖いことばかり書いてありましたが、
最後の章には
治療薬のことや
食事療法のことが
少しの希望を持って書かれていました









羅列すると 
*自己免疫活性を抑える主なもの

肉ならゲージ飼いの後ろ、羊、鶏、七面鳥
魚なら水銀含有の低い鮭、サバ、イワシ、カレイ、ヒラメ、フエダイ、ティラピア
野菜はすべて
(ナスやトマトは炎症を引き起こすから避ける)
成長ホルモン不投与の卵
アボカド、新鮮な果物、無糖ヨーグルト
グルテンを含まない全粉粒パン、玄米、豆、
ナッツ、種子、スプラウト、生ハチミツ
有機バター、オリーブ油、亜麻仁油、
肝油、ごま油、ローズマリー、タイム
オレガノ


抗酸化剤
(ベリー類の果物や野菜、
ココアに含まれるブラボノイドただしオランダ産はアルカリ処理されているためダメ、
小豆、そら豆、黒豆など)
必須脂肪酸
ビタミンD
クルクミン
ヘンルーダグルコサミン
プロバイオティクス
を含む食材も推奨



✖︎避けたいもの

小麦、ライ麦(グルテンを多く含むため)
ポテトチップス、ドーナツ、ペストリー、
シリアル、市販のパンなどの精製炭水化物
じゃがいもやナス
ファーストフード、硬化油、ベニバナ油
ひまわり油、綿実油、コーン油、
インスタント食品、電子レンジ食品
缶詰の果物、アスパルテーム
異性化糖、スクラロース





薬に頼って免疫機能をまたいじり廻して
新たな自己免疫疾患が起こることも考慮した上で

体をひとつの全体的システムと捉えて
食事療法、栄養補給にも潜在力があるのでは?





実際、これらのことで
症状が軽くなったりした例も少なくないようです
特に全身の炎症で日々が辛い方は
いいのかもしれない


炎症が外に表れにくい肝炎の私としては効果を感じにくそうだけど




ただ、
病気公認の食事というものはまだないようなのね
確固たるものがないと難しいのはわかるけれど
そういったものが早くできるといいな











今までこういった本に出会えなかったから
有意義でした