☆ 13/04/25~ ☆
※記事の最後に病気中の猫写真が掲載されています。
ちょっと衝撃あるかもしれないのでご注意ください。
二週間後。
猫様をB病院に連れて行くと、b先生は物凄く驚かれました。
「あれ?! こんなに良くなった?? ガンじゃなかったのかな……??」
そうだ、こんな簡単に良くなるなら、きっとガンじゃなかったんだ。
私も、そう思いました。
こんなことだったら、最初からB病院に来ておけばよかった!
そうすれば、猫様に苦しい日々を過ごさせずに済んだのに……。
一件落着! 終わり!!
そう信じて疑いませんでした。
しかし、一か月が過ぎたころ、顔の腫れが戻ってきたのです。
そのうえ、腫れがひどくなるに伴って、恐れていた発作が再発……。
腫れと発作にはオゾン療法も効かず(でも元気にはなる)……。
b先生は「継続的に効く療法って、ないんだよね~」とかぶりを振り、
「ここまでよく頑張ったよね……」と仰いました。
まるで最後であるかのように。
諦めるのはいつでもできる。
でもまだやれることがあるかもしれない……
数日後。
藁にもすがる思いで、最初に行こうと思っていたC病院に行きました。
C病院は、老夫婦が二人きりで営む昔ながらの動物病院。
頑固親父そのもののc医師に、代替医療を求めて来た旨を伝えたら、
「まぁ昔は治療法もなかったから力を入れてたけど、
今は良い薬がたくさんあるから、あんまり使ってないよー」と。
現代医療の限界を感じた訳じゃなく、他になかったからかー(棒読)
ぶっきらぼうなc医師は、飼い主への質問もそこそこに、
猫様の顔と全身を両手でフニフニ弄って診察しました。
すると
「これは鼻腔のリンパ腫じゃないかな。
鼻腔にもできてるけど、眼球の裏にもできてると思う」と言いました。
「これは治療法はないわー。
けど、こんなリンパ腫ができても、猫は結構長く生きとるぞ?!」
などと、ぶっきらぼうな態度で伝えてくれました。
治療も「できることがない」ということで、
ドイツの医療用(らしい)ホメオパシーの複合レメディの注射と、
痛み止めと発作止めを飲ませるだけで終わりました。
確定ではないけれど、初めて「リンパ腫」とハッキリ言われ、
飼い主の心は乱れまくりました。
そりゃもう一方通行の道路を車で逆走しそうになったほどに。
「がんである」と言われていたし、頭では理解していたけれど
心のどこかで「そうじゃない可能性」を強く望んでいたのだ、と
否応なく気付かされました。
あとどれくらい生きてくれるのか。飼い主は何をしたらいいか。
自問すれど、祈れど、願えど、しばらくの間、私は混乱したままでした。