SSD装着とOSクローン | へいわのワニしあわせ

SSD装着とOSクローン

昨日。日曜日の午後から夜にかけてSSDの装着に取り組みました。

【作業の目的】
・SSDの装着
・SSDにOS(Win XP)を投入、起動ディスクとする

【準備したもの】
・SSD/Crucial RealSSD CT128M4SSD2(ソフマップ:15,450円)
・SATA cable/SANWA SUPPLY SATAケーブル0.3m TK-SATA-03LA(Amazon:627円)
・SATA用二股電源ケーブル/アイネックス S2-1404SA(Amazon:580円)

【状況】
・OS起動ドライブHDS722512VLSA80(115.04GB)
 ⇒C:48.83GB(システム)、E:66.21GB(マイドキュメント)

【作業方針(最終)】
・SSDをケースに装着し、マザーボードと接続する
・SSDの認識を確認し、フォーマットを行う
・「EaseUS Todo Backup Free 4.0」でCドライブのクローンをSSDに作成する
・「EASEUS Partition Master 9.1.0 Home Edition」でパーテーションの調整を行う
・BIOSでSDDを起動ディスクとする
・起動がうまくいかない場合は「testdisk_win」で調整作業を行う
・成功後、Cドライブ(元)をフォーマットする

【作業経緯】
①SSDをケースに装着
ZALMAN Z9PLUSの裏面には2.5インチSSDを装着するベイがある。
ただし、ネジ穴の位置がSSDの穴とずれていたため、突起部をネジで挟むように装着。
SSDは振動しないのでケーブルが外れない状態なら問題ないらしい。

②マザーボード(ASUS P8H67-V)に接続
Z9PLUSは配線をしやすい構造。
SATAケーブルは30㎝しかないが、マザボの下をくぐらせて楽々装着できた。
電源は将来を考えて2股を選択。これも問題なく装着。

③PCの認識確認とフォーマット
電源を入れてXPを立ち上げる。
右下のアイコンに「新しいハードを認識した」との表示。
マイコンピュータでは認識されていない。
コントロールパネル⇒管理ツール⇒コンピュータの管理⇒ディスクの管理にはディスク2として認識されていた。ただし、未フォーマットの状態。
この段階でフォーマット(=パーテーション作成)を行ってよいものか迷うが実行。
Iドライブが作成された。

④「EaseUS Todo Backup Free 4.0」でクローン作成
「EaseUS Todo Backup Free 4.0」はフリーソフト。
サイトから最新版をダウンロード。さらに日本語パッチもダウンロードして日本語化。
メニューから「clone」-「partition clone」を選択。
Disk1の(C:)を選択して「Next」をクリック。
Disk2の(I:)を選択、「Optimize for SSD」「Sector by sector clone」にチェックを入れて「Next」をクリック。
次の画面では何もせず、「Proceed」をクリックするとクローン作業が開始される。
48.83GBをクローンするのにかかった時間は「2時間42分25秒」。
2時間ほどインジケータも残り所要時間も変化せず不安になりましたが、最後はクイクイ進んで無事終了しました。

⑤「EASEUS Partition Master 9.1.0 Home Edition」でパーテーション調整
SSDに(C:)がコピーされましたが、どういうわけかパーテーションサイズが(C:)にあわせたサイズに縮小されています。
これを本来のサイズに戻すために「EASEUS Partition Master 9.1.0 Home Edition」を使用しました。
サイトからダウンロードして起動。メニューから「Go to main screen」を選択。
「ディスク管理」に似た画面が表示されます。
SSDのDisk2を選択して右クリック。「Resize/Move」を選択して、サイズを調整。
とても簡単です。

⑥BIOSでSDDを起動ディスクとする
シャットダウンしてBIOSを立ち上げる。
起動ディスクをSSDに変更。
うまく行っていれば再起動するとSSDからXPが立ち上がるはず。
でも、うまくいきませんでした。
画面の左上にずっと「_」が点滅しているだけ。
そこで…。

⑦「testdisk_win」で調整作業
いろいろ調べて「MBR修復」が効果的と知る。
「testdisk」をダウンロードして、「testdisk_win.exe」を起動。
MS-DOSを思い出させる画面。
ログを取るかどうか聞いてくるので、自分は「No Log」を選択して「Enter」。
対象となるSSDドライブを選び「proceed」。
「Intel」を選ぶとメニュー画面。
「MBR code」を選ぶ。質問に「Y」と答えていくと作業完了となる。
再起動すると、XP起動が見事に成功!起動時間も早い!
「ディスクの管理」を見ると、SSDが(C:=システム)に、元(c:)が(I:=アクティブ)になっています。

⑧Cドライブ(元)をフォーマットする
OSが残っている新(I:)をフォーマットする予定でしたが、現状でも使用に支障がないので、しばらくこのままで様子を見ることにしました。

【備考】
流れを追っていくと順調に進んだように見えますが、決してそうではありません。
そもそも最初の方針では、XPをSSDに直接インストールするつもりでした。
でも、ブート順をCDにしてインストールCDを投入しても、(C:)のXPが起動。アンインストールが必須のように思えたので、この方針を断念して「クローン」で対処することにしたのです。
最後の「testdisk_win.exe」も決してすんなりとはいかず、詳しいサイトを見ながら見よう見まねでトライしました(結果、必要のないことまでやったかもしれません)。
いずれにせよ、多くのサイトを検索して必要な情報をかき集めて作業を進めました。助けていただいた各サイトの製作者のみなさんに感謝です。

【ダウンロードしたアプリ】
・「EaseUS Todo Backup Free 4.0」(窓の杜)
・上記の日本語化ツール(日本語化工房)
・「EASEUS Partition Master 9.1.0 Home Edition」(窓の杜)
・「TestDisk & PhotoRec 6.13

【お世話になった主なサイト】
・PCマスターへの道「Easeus Todo Backup パーティションクローン
・PCマスターへの道「EASEUS Todo Backup HDDクローン作成
・ABC, ABC, ハーン, E男…「SSDにもWindowsXP移植の儀(パーティションアライメント調整、OS移植、MBR修正)

【パーテーションアライメント】
XPでSSDを使う場合、SSDの性能を生かすためにこの調整を行ったほうがよいとのこと。
スタート⇒ファイル名を指定して実行「msinfo32」⇒システム情報⇒コンポーネント⇒記憶域⇒ディスクと辿ると、SSDの「パーティション開始オフセット」の値を知ることができます。
自分の場合、ほかのHDDと同じ「32,256バイト」。
これが「4096」で割り切れないと、性能が低下するらしいのです。
初めに調べた情報では、これを調整するために結構ややこしいことをしなければならない感じでしたが、結果としては簡単に克服することができました。
手順の④「EaseUS Todo Backup Free 4.0」でクローン作成をしたときに、「Optimize for SSD」にチェックを入れたのですが、どうやらこれが“対応策”だったようです(成功した後で、同じ手順で「パーティション開始オフセット」の値を調べたら「524,288バイト」。「4096」で割ると「128」になりました)。