。  講演では,3者の解答がスライドで示されたが,ドラクエ10 RMT,会場の意見は偏りこそ発生したものの,3者いずれにも「AIである」という疑いがかけられた。本当にどれがAIなのかは「デカルトの密室を読んでください」と瀬名氏は言うが,ゲーム制作のプロフェッショナルが集まった会場で,賳枻确荡黏违靴咯`ンを見て「どれがAIか」の答えが分散するのは,非常に興味深い結果だった。 瀬名氏が小説の中で描いた逆チューリングテスト。さあ,どれがAI? 答えは「デカルトの密室」で 三次元の知性  さて,異なる身体を持つ存在が,異なる思考をするのではないかというのは,ある意味で妥当な予測だ。だがこの「異なる思考」は,必ずしも異なる身体性だけに拘束されるものではないことを,瀬名氏は明らかにしていく。  瀬名氏は,我々は3次元の世界に生きているけれど,実は2次元的に思考しているのではないか,と指摘した。そして,「2次元と3次元で,思考のあり方が違うのではないか」と続ける。 いかにも古い海外SFチックな絵だが,似たような「空に伸びる」未来都市は日本でも描かれた  歴史的に見ると,人類にはかつて「未来は重力の束縛から逃れられる」と夢想していた時期があった。空を飛ぶのは二次元的な思考からの離脱であり,重力への挑戦であると考えていたのだ。これは講演で用意されたスライドにもよく現れているが,30年ほど前の「未来都市」の想像図で,車が空を飛んでいたり,不思議なチューブのような道路が都市を巡っていたりしたことを考えると,DQ10 RMT,日本にもしっかり息づいていた思想のように思われる。  そして実際,空を飛んでみると瀬名氏は航空機の運転免許を持っており,沖縄やモロッコを飛んでいる「空の上の知能は,二次元の知能とだいぶ違う」ことを実感するという。  このことを指摘しているのは瀬名氏だけではなく,「星の王子さま」で有名なサン=テグジュペリは,「空の上の知能」について「飛行機は一個の機械には違いないが,しかしなんという分析の道具だろう!」「飛行機とともに,私たちは直線を知った」など,多くの印象的な言葉を残している。  サン=テグジュペリの言葉は一見すると詩的すぎてなんだかよく分からないが,「実際に飛ぶとそれを実感する」と瀬名氏は語る。例えば「分析の道具」については,空から地上を見ると,顕微鏡で細胞を観察しているような不思議な感覚に襲われ,人工物であるはずの建物までもが生命体のように見えてくる。また「直線を知る」については,地上ではどんなに直線と思っても結構曲がっていたりアップダウンがあったりする(そういうものが一切ない道路も存在するが,まれだ)
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