さて たっくんへの無料カウンセリングは
のんびりマイペースのたっくんに合わせて
じっくりじわじわと進んでいった。
私は様々な角度で質問を繰り返し、
たっくんは自分を見つめ直し、
少しずつ霧が晴れていき…
たっくん、子供に関わりたい!
と対象が絞られ、
とうとうたっくんが 恐る恐る私に切り出した。
「学校に行くっていうのはどう思う?」
「学校?何の学校?」と、
予想はしているが、すっとぼけて聞いてみる。
「あのね、作業療法士にもう一度チャレンジしたい。」
やっぱりそこに行きましたね
あなたって人は
どうしてそうも 遠回りで困難な道を進むのか…
「お金は?どうする?大金がいるよ。」
「頑張って貯めて、働きながら学校行く」
まあ、無理なことではない。
実際に、そうやって専門学校や大学を卒業した人を何人も知っている。
でも、簡単なことではない。
ここで、ネチネチと説教垂れたり、
本気度を確かめるために どれだけ大変か脅してみたり
そんなこと今のあなたには無理だとコンコンと教えを説くのが
いわゆる通常なのかもしれないが
まあ、逆効果であろうことは明白だ。
ネチネチが喉まで出かかってましたけどね
なんせ、たっくんは思い込みの人だ。
色んなことを絶対こうなんだと決めてかかる。
そうなったら、もうテコでもその考えから離れない。
まあ、若い時は多かれ少なかれ、視野の狭さから、
思い込みや頑なな思考などに囚われたりもする物だ。
それが自我でもあるので素晴らしい成長の過程であるが、
色んな経験をしてきた大人からみるともどかしかったり、苛立ったりもする。
たっくんの場合は、「絶対こう!」となったら、他のものが入る余地がない。
それには、彼なりの正当な理由とそうなるまでの流れがあったりするのだが
だからこそ、たっくんの「こうじゃなければならない」は一筋縄ではいかない。
なので、
経験させるのが一番だ。
「絶対」という程でもなかった…とか、
絶対違うと思った事が意外にうまくいった…など
「あれ?」と思うことをいろいろ経験することで
絶対そうだとは思うけど、それもやってみてもいいよ位になってきて、
最終的に自分の思い込みの強さを認め、
対処したり克服したりできるように成長できれば良いのだ。
その為には痛い目も見なければならない。
でも、その思い込みの強さはある意味頑固さでもあり
根性にもつながる能力とも言えるのだ。
その思い込みは たくさん経験し、たくさん失敗し、
たくさん自己嫌悪に陥って、どんんどん視野を広げていくことで
磨かれて、素晴らしい能力となり得る。
その為には もっともっと強くならねば。
真っ直ぐとたっくんの目を見据え
「そう。簡単なことじゃないだろうけどね。
たっくんがやると言うなら応援しましょう」
と、静かに真剣に伝えた。
これからたっくんが
自分との戦いに立ち向かえる強さを持った男になれるよう
私も真正面からぶつかっていく覚悟を決めた日であった。
さあ、たっくんの大波小波がやってきますよ
それは、また次回
次回のUEP STUDY ROOMは
2016,6,26日曜日 13:30
2016,7,10日曜日 13:30シングルデイ
2016,7,24日曜日 13:30
です!!
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