這えば立て立てば歩めの親心…
などとというもので、
特に乳幼児期の子供の成長には一喜一憂し、
もっともっとと思ってしまいますよね
喃語がはっきりと意味のある言葉となり、
物の名称を言えるようになると、コミュニケーションも深まりだして
さらに育児も楽しくなってくるものです。
だが…しかし…
我が家のたっくんの場合、
そこから先に進むのに、時間がかかったように思う…
まず、はっきりと意味理解して発した言葉は
「ママ」とか「まんま」とかではなく
(言ってはいたが、はっきりと確証できるほど意味をなして発していたとは思えなかった)
「ぶーぶー」(車)
「がたんごとん」(電車)
だった…
※無類の乗り物好き(とくに電車)
その後、「まんま」(ご飯)、「ママ」、「にゅーにゅー」(牛乳)、「ニャーニャー」など、
どんどん覚えてはいったが、
理解する単語が増えるのと比例して、
何かしらの違和感を感じていた。
今にして思えば、
「共感」などのコミュニケーションが全くなかったのが、違和感の原因だったのだろうと思う。
絵本を指し、「これは?」と聞けば「わんわん 」などと答え、
「これだーれ?」と指させば、「ママ 」と答える。
迷惑そうに…
要するに聞けば答える。基本それだけ。
私に言葉で語りかけるという事が 基本なかった。
例えば、ジュースが飲みたければ、
「うーうーうー 」と言いながら私を引っ張って冷蔵庫に連れて行く。
それで、分からないふりをして「なーに?」などと とぼけると、
また、イライラしながら「うーうーうー 」と言って私の手を取り冷蔵庫を触らせる。
「開けるの?」と聞けばうなずく。
冷蔵庫を開けて、またとぼけていると また、「うーうー 」と言いながら
私の手を取りジュースに手をかけさせようとする。
それでもとぼけて、「なーに?何が欲しいか言ってごらん?」と言うと
両手を重ねて「ちょーだい」のしぐさを繰り返したりする。
そして、最終的に
しかたなく「じゅー!じゅー!(ジュース) 」と言う。
めんどうな奴め…
いわゆるクレーン現象だが、この基本スタイルは、結構長い間続いた。
決して、
「ママ~! 」と呼びかけたり、
冷蔵庫を指さして「じゅー! 」といきなり名称をいう事はなかった。
身の回りのほとんどの物の名前、身近な人の名前もすべて聞けば言えるようになり、
「何色?」や「大きい?小さい?」などと聞けば形容詞を答える事も出来るようになったが
それでも、その基本スタイルはあまり変化せず、
少しばかり早めに言葉を発するようになったくらいだった。
ただし、大好きな乗り物の事となると聞かずとも
「ガタンゴトン! 」と興奮して指を指すのだが、
私が、参加して「ガタンゴトンがあるね~」と言うと、
驚いたようにこちらを振り向き
「何言ってんの?てか、誰? 」みたいな、不審な顔で私を見ていた…
まあ、それでも、
私的にはしっかりコミュニケーションを取っているつもりだったので(←能天気)
違和感を感じつつも まだ子供だし~ と
深く考える事も悩む事もなく、
この件で誰かに相談するなどという考えもこれっぽっちも思いつかなかった
たっくんより歳下の女の子(多分、一歳半くらい)が
ママに向かって、
「くるま~大きいね~。自転車、赤いね~ 」
と言っているの見たときは衝撃的だったが、
女の子は喋るの早いね~、かわいいね~と思っただけで終了した私だったのだが、
何かすごく違和感があった。
そう、当時のたっくんも、質問すれば、
「車、赤い」などと答える事はできるし、
理解もしっかりできてる。
だから、言語理解の発達としては心配してなかった。
たっくんに感じる違和感は、言語の発達と言うよりは
ママに「共感すること」を求めたり、愛情表現をする事が皆無だった事。
そしてそれは、言葉のコミュニケーションだけではなく、
身体のスキンシップもなかった…
たっくんが、
「ママ~ 」とラブラブ な雰囲気で私に駆け寄り抱きつく…
などという事は一度もなく、
あるとすれば、
怖い犬などが近寄ってきたので、
高いところ(私 )によじ登ろうとするような場面だけだ…
そのうち、たっくんが 私に「ママ」と呼びかけるようになっても
それは、あくまでも 玄関チャイムのようなもので、
名前を呼ぶまで振り向かない私(意地っ張り)に対して、
しょうがなく 発していたベル ようなものだった
そして、初めて感情を言葉に込めて表現したのは
たっくんが二歳半くらいのとき。
次男チュン君出産が切迫早産となり三か月ほどの入院…
出産後 退院し帰宅した時。
とっても喜んだたっくんは、私にまとわりついていた。
そこで、夕方の近所をたっくんをおんぶしてお散歩した時。
「ま~ま 」と私に呼びかけた
別に「あれとって」とか「あれ何?」などの用がある訳でもなく、
チャイムのようにただ「ママ 」と音を発しただけではなく、
「ま~ま 」と愛情たっぷりに甘えた声で私に呼びかけたのだ。
この日の感動は今でも忘れない…
私は嬉しくて「もう一回言って!」と何度も何度も言い、
その度に通常より大きめサイズの重たいたっくんは私の背中から
「ま~ま 」と呼びかけた。
それから、たっくんのコミュニケーションは
子どもらしく可愛らしくなっていった…とは、まったくいかなかったが…
私の中に
あ~いつの間にか、気付かない間に
少しずつこの子の中で何かが変化していってるんだなぁ…
目に見えて、耳に聞こえる形での表現や成長だけじゃないものが
きっとこの子の中にいっぱいあるんだろうな~と
思った瞬間でした
たっくんの独特のコミュニケーション。
その後のお話も また書いていきますね。
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