【新選女組】沖田総司 三段突き

※この記事は実在した「新選組」をモチーフとした、創作【新選女組】の記事であり、実際の新選組とは一切関係ありません。

新選女組 一番隊組長 沖田総司の得意技【三段突き】。またの名を【無明剣】。
天然理心流の塾頭でありながら居合術を好み、普段は超高速の居合いを主体に戦っているが、この三段突きは唯一、天然理心流「平晴眼」の構えから発動される。


平晴眼の構えから平突きの体勢になるのとほぼ同時に、対象は三段の刺し傷と共に事切れているという。

実際に他流試合でこの三段突きを受けたことのある「二番隊組長　永倉新八」によれば、この所作は非常に静かな時間の流れに感じられるのだが、実際は刹那よりも短い時間であるため身体は動かないという。
気付けば切っ先は目前で、三重にかすれたかと思えば、次の瞬間には天を仰いでいたようだ。

防具にはくっきりと、縦に三段の竹刀痕。
真剣であれば永倉は命を落としていたことさえ気づかなかっただろう。

共に一流である永倉であるからこそ、静かな時間の流れや切っ先のかすれを捉えることができたことは言うまでもない。
しかし、切っ先が三重にかすれたときには、先の二段は確実に入っていたであろう。

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