秀吉の 「朝鮮出兵」 | やっくんの事件簿ブログ

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戦国の三英傑ときいて思い浮かぶのは、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3人ですが、この3人のうち、1番好きな武将は誰でしょうか?

誰もが一度は考えた事があると思います。

私は稲葉山城(岐阜城)にて、”天下布武”の大風呂敷を広げて、天下に号令をかけんとした”尾張のうつけ者”こと織田信長です。生き様が何と言っても格好がいいからです。
信長の人気は圧倒的だと思いますが、今回は多分3人の中では1番人気の無いと思われる”天下人”こと豊臣秀吉のお話です。

秀吉は農民から天下人になったとてつもない努力家です、同じような下剋上を成し遂げた斎藤道三や、北条早雲も殿様まで登り詰めた偉人ですが、秀吉の其れとはスケールが違いますね。

その偉業もさる事ながら、国内のみならず、世界の列強に強く対峙した日本の将軍でもあります。残念ながら、教科書には載っていない、真実に迫ってみたいと思います。



天下統一を果たした秀吉は、朝鮮出兵をおこないます。文禄・慶長の役です。

小説や大河ドラマではお馴染みの戦国時代の中心人物、豊臣秀吉がなぜ朝鮮出兵をしたのかをしっかりと踏み込んで描かれていない気がします。

昔、学校で習った記憶で言うと、
1.秀吉のもうろく。
2.秀吉の欲望は満足せず、更に版図を拡大したかった(世界の王になりたかった)。
3.戦いが好きな武士団の数を減らすため。
4.分け与える領地が無く、隣国へ手を伸ばした

そんなところだったと思います。
天下統一を成し遂げた、超偉人にしては何かやっつけ仕事的に片付けられている感があり、腑に落ちません。

秀吉の朝鮮出兵に関してはもっと深いところに真相があるようです。

これには、実は当時の世界情勢が大きく関わっております。

16世紀当時の世界を見回してみると、教科書では”大航海時代”と呼ばれ(この名称自体が白人のエゴ! 植民地にされた国は、地獄以外の何物でも無い(`×´))、欧米列強による、植民地支配が競争的に行われた。

当時栄華を誇っていたのは、スペイン帝国とポルトガルの2強。2強国は元々は当時、高級品だった胡椒(コショウ)をもとめ、インドを目指しました。世界最強国のスペインは西航路をとり、アメリカ大陸へ、ポルトガルは東航路をとり、アフリカ大陸へ。

世界に先駆けて手に入れた航海技術と軍事力を背景にインドへの貿易航路を確保する過程で、次々に南半球を植民地化して行った。

スペインに至ってはその過程において、メキシコのアステカ帝国、ペルーのインカ帝国を滅ぼし、莫大な富を手に入れ、ポルトガルはアフリカ大陸を順番に落としてゆく。

しかも、驚くことにいとも簡単に落としてゆきます。

これにはしっかりとしたマニュアルがあり、カトリックの動向と連動してしています。

列強国は植民地候補の国に、まず、貿易商人を送り込み、珍しいものを見せ、貿易を開始する。次に宣教師がやってきて、布教活動を行い、反面情報を集めながら、民衆やあわよくば大名を改宗させてゆく。ある程度てなづけておけば、領主に逆らうので、最後に軍隊を送り込み簡単に軍事占領してしまうという手口です。

この植民地政策の怖いところは、白人は富を搾取するだけでなく、文化とプライドを破壊してゆき、ジェノサイド(民族浄化)が行われる。

このジェノサイドが最も恐ろしく、かつ悲劇をうんできた。

現在、南米に純粋種は存在しません。白人との混血種だけです。

アルゼンチンやウルグアイでは、先住民族がほぼ完璧に抹殺され、今この地域に住んでいるのは、ほぼ白人種です。ブラジル、ペルーは全員が先住民族と白人との混血。

現在のサッカー選手を見てもわかります。有名なところではアルゼンチンのメッシは白人種、ブラジルのネイマールは混血種など。

その手口により、南半球が次々に侵略されていった。

その魔の手は当然日本にも及んで来た。

その第一歩(号)が、「1549年、フランシスコ・ザビエルによるキリスト教伝来」です。

教科書では、”そう”勉強しました。

ザビエルも御託にもれず、宣教師として、表向きはキリスト教の伝道ですが、本当の仕事は将来その地を植民地とするために情報を収集することや、様々な懐柔工作です。

ザビエルのイメージはキリスト教を日本へ伝えた有名な伝道師であり、悪いイメージではなかったと思います。
決して間違いではないのですが、しかし、彼が日本に遣わされた本当の意味は教えられていない、もしくはうやむやだと思います。

本来ならば、そこの真相こそ、大事なのであり、未来の日本をしょって立つであろう子供たちが、揃って”ザビエルはキリスト教を伝えた良い人”という認識では、将来国際社会に打って出るには心許なく、政治家などは外国とまともに対峙出来る訳がないと思わざるを得ない。

極論を言えば正に現在の弱腰外交に繋がり、既に出来上がってしまっている。

この”ザビエルによるキリスト教伝来”表現は価値観の中立的表現などではなく、明らかに白人のイデオロギーゴリ押しの政治的表現だo(`ω´ )o

何が”キリスト教伝来”だバカヤロー!

南半球を蹂躙したスペイン産、人型イナゴの一匹め上陸!ぐらいに改訂すべきだ!

すみません...つい、熱くなってしまいましたf^_^;

ちょっと長くなりましたので(まだ本題に入っておりませんが)、続きは次回で。

つづく...