問題解決の扉

問題解決の扉

生活の中での創意工夫に努力しています

毎日、何かしら起きる問題。

早期発見、早期解決が課題です。

 

 

母の通院日でした。

 

ケアハウスから離れた病院ですので、ケアハウスまでタクシーを手配して、母が一人で病院まで乗ってきます。

 

やっとこのリズムができました。

 

とは言え、私も8時には家を出ないと間に合わず、朝食の準備、夫の昼食、洗たくなどを済ませるために早朝から動きます。

 

慌てて家を出て電車に乗ってから、ひどい胃痛が。

 

逆流性食道炎の薬を飲み忘れた事に気づきました。

 

一日、歩き回れるか不安になるような痛みでした。

 

それでも、何とか診察を終え、昼食をとり、母の買い物につきあい、処方薬局で薬をもらいケアハウスへ。

 

母の物の言い方は問題があるのですが、でも、外食や買い物をとても楽しみにしている事を実感した日でした。

 

病院へ行けば大好きな担当医が長い時間診察をしてくれ、不安を解消できます。

 

そして、外食。

 

それから、洋服などを見てまわり買い物をします。

 

薬局でも話を聞いてもらえます。

 

大荷物は全て私が持ち、ケアハウスまで送ります。

 

今日は宝くじ売り場を見つけて、私にも宝くじを買ってくれました。

 

「当たったら少し分けてくれればいいから」と言ったのですが、「いいから」と強く言われもらいました。

 

そんなに今日が楽しかったのだと感じると何とも言えない気持ちになりました。

 

胃が痛くて動けなくなったらどうしようかと思いましたが、私も報われた日となりました。

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商業ビルの手動ドアを開けて、若い男性が出てきました。

 

私は反対側からドアに向かって歩いていました。

 

4メートルは離れていましたが、男性はドアを押さえて私を待っていてくれました。

 

急ぎ足で向かい「ありがとうございます」とお礼を言いましたが、心の中で「結婚しない?!」とつぶやきました。

 

さぞや悪寒が走った事でしょう。

 

親切にして頂いたのに申し訳なかったです。

 

だいぶ前も同じ場所で同じ事があり、その時もプロポーズしました。

 

もっと前はゴミ集積所で資源ごみのケースを組み立てていたら、バイクが止まり「大丈夫ですか?手伝いましょうか」と言われました。

 

その時もプロポーズしました。

 

こんなに王子様があちこちにいたのに、失敗しました。
 

 

 

 

不幸自慢をしたいのではありませんが、私が育った家庭環境はよくなく、いつも悲しく怖かったです。

 

小学生だったある日、学習雑誌でスイスのお城の写真を見ました。

 

青い空にたたずむ初めて見る素敵なお城に心が浮き立ちました。

 

そして、なぜか、いつかこのお城に行けると思い込みました。

 

子供ならではの夢と希望です。

 

このお城が他の事に替わりながら、でも夢と希望を支えに生きてきました。

 

「あんたには何一つ褒めるところはない」と母に繰り返されても、「いつかここから離れる事ができる。必ず素敵な居場所に行ける」と信じて生きてきました。

 

ここひと月、逆流性食道炎の症状が出ております。

 

薬がなぜか効かず、毎日、不快感に苦しんでおります。

 

母と夫の介護生活ももう5年目に入ります。

 

子供の頃の夢はすっかり姿を消してしまいました。

 

感謝はされないけど、要望と愚痴と苦情を受けながら、休みなく義務を果たす日々。

 

自分の何がいけなかったのか、どこに戻れば、こんな事にならなかったのか、その答えを知りたいものです。