エコロジーについて
左から時計回り
- ニンジン
- トマト
- 京菜
- タマネギ
- パセリ
- キュウリ
- ピーマン
- 坊っちゃんかぼちゃ
- ブルーベリー
降るのか降らないのか、暑いのか涼しいのか、はっきりしない空模様が続きますが、これが梅雨というものかもしれません。
そんな陽気のせいか、体調を崩している人も多いようです。うちの母などはヘルペスに罹ってしまいました。体力のない老人は、とくに影響を受けやすいんでしょうね。
春先の芽吹きどきといい、この時期といい、肉体的にも精神的にも人が不調に陥りやすいのは、わたしたちが自分で思っているほど自律的な生きものではなく、どんなに進化したつもりでも、自然の一部分であることに変わりはないんだ、といわれているかのよう・・・。自然を冒涜すればするほど、厄介な病気が増えてくるのも、当然の流れだったというわけです。
病気と闘ったところで勝てるわけなどありませんから、我を張らず、できるだけ姿勢を低くして病気を避ける。そんな知恵が求められているのではないでしょうか。身体にいいといわれることをあれこれやって、身体を変えることよりも、意識を変えることが先決ですものね。
意識が変われば、自然と身体も変わります。が、自分が生きてきた年数に比例するように、ごちごちに凝り固まった意識など、そう簡単に変えられるものではありません。だいたい、そんなものがほんとうに変えられるのか?変えられない、とわたしは思います。
でも、わたしたちの意識というのは氷山の一角みたいなもので、水面下には巨大な無意識世界が広がっています。それはもしかしたら、人類すべての記憶と結びついているかもしれないほど広大なものです。意識が変わるというのは、わたしたちの意識の中にこの太古からの潮流が漏れだして、ちょろちょろと流れはじめることで、けっして外部から新しいものを取り入れることではないと思うのです。
必要なものはすべて自前で用意できる。ただ、その取り出しかたがわからないのですから、金銀財宝をたっぷり詰め込んだ金庫があるのに、開けかたがわからなくて貧乏している。そんなもどかしさを感じませんか?
そんなにむずかしく考えなくても、意識の変革なら、マスコミでもエコロジーが喧伝されるようになり、多くの人がマイ箸やエコバッグを持つようになっているではないか。たしかに小さな一歩かもしれないが、それがやがて大きな潮流になるのでは・・・。
でも、わたしにはマスコミから発せられる「エコ」というのがどうしても「エゴ」としか聞こえないのです。
わたしもエコバッグは使っていますけど、スーパーに行くたびに寒い思いをしています。真夏でも上着が必要なぐらいに売り場が冷えているのは、解放式の冷蔵庫や冷凍庫があるからで、あれに蓋をするか、透明なカーテンでもつければ、どれだけ電気代が節約できるか。そういう努力はなにもしないで、当店ではエコロジーのため、エコバッグの使用をお奨めしています、なんていわれてもねえ。
ロハスな暮らしをしている人というのも、テレビで見るかぎり、みなさん、とても素敵なお家にお住まいです。壁も柱も自然素材で、自然にやさしいお家だとおっしゃる。たしかに火事にでもなれば、そこから出る煙は自然にやさしいでしょうけど、家そのものはわたしたちの家同様、自然破壊以外のなにものでもないのです。ほんとうに自然にやさしい家というのは、柱は塩化ビニール管、床と壁もそれに類したものでできているのかもしれませんよ。
エコ・ブームでなく、どれもこれもエコ・ムードにすぎません。それで意識が変わったつもりになるぐらいなら、後ろ暗い思いをしながら、なんとなくこのままではいけないんだろうな、ぐらいに思っている人のほうがいつか、意識の底にピンホールみたいな穴を開けて、無意識の井戸から水を汲みあげるようになる可能性もあるのでは・・・。
CO2削減のため、コンビニの営業時間を短縮させようという動きがありますが、これも見せかけの対応策としか思えません。
無用の長物と思われていたコンビニも、今ではすっかり市民権を得て、とくに田舎町では深夜の避難場所として欠かせないものになっています。コンビニの明るすぎる照明はたしかに問題があるかもしれませんが、冷蔵ケースには扉がついていたりして、スーパーよりは無駄な電気を使っていません。それにコンビニって、どこも小資本。田舎では、生計が成り立たなくなった酒屋や個人商店が転身しているケースが多いのです。
だから規制もしやすいのかもしれませんが、ほんとうに無用なのはスーパーの深夜営業。それにジュースやお茶の自販機なのではないでしょうか。一平方メートルあたりの電気の使用量が突出しているのが自販機で、これがゴミ問題の元凶にもなっているぐらい・・・。この国は自販機大国。たしかに故障も少なく、お釣りのトラブルもない優れもの揃いですが、そんな技術こそ、もっとエコロジカルに利用してほしいものです。
【熊猫通信7月1週より転載しました】
野菜スイーツ専門店ポタジエ
保育園のみんなに。
そして、トマトのマドレーヌをみんなに食べてもらいました。何のお野菜が入っているかわかる~?と質問すると、元気なカワイイ声でトマト~!という声がいっぱい返ってきました。
トマトの好きな子、苦手な子、美味しい、甘い、すっぱい、にがい。といろいろな声。人の感じかたは様々ですね。
小さい時は特に、苦手なものは、からだが本能的にいらないとサインをだしているのかもしれません。そこへ無理に食べなさい。としてしまう必要はないのではないかな。と私は思います。
だけれども、苦手なものがあるまま大きくなってしまってはよくないですね。
そこで、大人に出来ること、しなくてはいけないことは、お子様と食材とのファーストコンタクトをどうセッティングしてあげられるかどうかではないかとおもいます。
一緒にお野菜がなっている所を見に行く、一緒にお料理をする、一緒に食卓を囲みおいしいね!と楽しくみんなで食べる、旬の美味しい時期に食べること、調理方。。
小さい時の食習慣が成長を重ねていくお子様の味覚形成の基礎になります。
この夏休み、是非、お子様と一緒にお料理をしたり、ゴハンが食卓に並ぶまでにはどんな過程があるのか、美味しい野菜が出来るためにどんなひとがどうやってお仕事をして下さっているのかを、直に野菜に触れ感じ、味わい、“美味しいお野菜をありがとう、みんなで楽しく美味しく頂きます!”を実践してみて下さい。