なんだか早くも見つけました
本当かどぉかはわかりませんがねw
第614話
表題:"やっちまったモンはしょうがねェ"
扉絵:短期集中表紙連載第20弾 世界の甲板からvol.2「フーシャ村」
(ウープ・スラップが新聞持って怒ってる傍らで、マキノさんが赤ん坊を抱いてます。赤ん坊は男か女か分かりません。髪は白抜きなので黒髪ではありません。)
■■■■内容■■■■
ネプチューン軍(竜宮城の人魚たち)が縛られている…。
ウソップ「いくらなんでもやりすぎだ!!」
ブルック「そうですよ!反省してください!!」
ゾロ「おめェらが始めた戦いだろうがよ!共犯だバカ野郎!」
ウソップ「俺達は威嚇して逃げるつもりだったんだよ!」
ナミ「ただ平和に観光とショッピングを楽しんでたのに…」
ゾロ「やっちまったモンはしょうがねェじゃねェか!ガタガタ言うな!」
ネプチューン「いたたたた…」
ウソップ「しょうがねェで済むか!魚人島に立ち寄って、うっかり竜宮城を占拠ってどんな極悪海賊だよ!」
ゾロ「じゃあやられれば良かったのか!?」
ウソップ「頃合いで逃げようって何度も言ったろ俺は!!」
ゾロ「逃げ方が分からねェうちにルフィがいねェじゃねェか!!」
ウソップ「そうなんだよ!ルフィがいねェんだよ!あいつどこ行った!?」
ケイミー「わわわわ…」
パッパグ「お前らなんちゅうことを……」
ナミ「本当に急いでいるの!だから意地悪しないで教えて!」
ウソップ「そう…ルフィの居場所を…」
ナミ「宝物庫はどこ?」
ウソップ「やめんかぁぁ!!!」
ナミ「え…なぜ?」
ウソップ「なに純真なフリしてんだ!分別をわきまえろ!!」
ブルック「さぁみんな!辛い時は歌ってハッピーになろうぜ!カモン!!」
ウソップ「テメェも黙ってろソウルキング!!」
右大臣「ネプチューン様…ご無事でしょうか!? まさか海の大騎士ネプチューン王がこの様な……」
ネプチューン「むーーん…ギックリ腰が出ては戦いようもないし…年を取ったな……不覚じゃもん……すまぬ!」
右大臣「貴様ら…フカボシ王子、リュウボシ王子、マンボシ王子のネプチューン軍3強が帰城なされた折にはその体タダでは済まんと思え!ぬう…城全体を水で埋めれば奴らに勝ち目などないものを…逆にすべての水を抜かされるとは」
ゾロ「とにかくもう魚人島には居られねェ…!サニー号はどこにある? 全員集めてすぐ出港だ」
ウソップ「でもサニー号はこの島に突入した時コーティングが取れちまったぞ!?」
ナミ「ログポースも様子がずっとおかしいの!島についてから全く定まる気配がなくて…」
左大臣「かなわんわー…そんな単純なポースでは新世界は渡れんぞ!無知な海賊共め…」
ナミ「え? これじゃダメなの? どういうこと?」
左大臣「私の縄を解くなら教えよう」
ナミ「……」
ピンポーン!!
ピンポーン!!
右大臣「は!!きっとフカボシ王子!!!」
フカボシ「……おかしいですね…衛兵は何をしているのでしょう」
ゾロ「もしもし誰だ?」
フカボシ「私です!フカボシです!そちらで何が起きているのですか!? 今すぐに連絡廊を下ろし総門と王宮の御門を開けてください!」
ゾロ「……そいつはできねェ」
ウソップ「おーい!お前何言ってんだよ!!正直に訳を話せ!」
パッパグ「そうだ!お前らいっそ俺とケイミーも縛ってくれ!共犯になっちまう!」
ケイミー「ゾロちん恐いよー」
フカボシ「麦わらの一味のどなたでしょうか?」
ネプチューン「フカボシ!そやつは麦わらの一味の三刀流の剣士、懸賞金1億6千万ベリー、海賊狩りの………ゾリじゃ!!!」
ゾロ「ゾロだよ!!!」
フカボシ「父上!!」
ゾロ「聞こえただろう!ネプチューンを含めこっちは大量の人質がいる!こいつらの命が惜しけりゃあそっちで俺達の出港準備をしろ!必要なのはコーティングしたウチの海賊船サニー号!後は残りの船員…暗黒女、ロボット、たぬき、エロガッパだ」
フカボシ「条件は分かった…君たちが仲間全員と速やかにこの国を出ていけるよう手配しましょう……引き替えに人質は全員無事に返してもらうぞ!……1つイイか、ゾロ君……」
ゾロ「ん?」
フカボシ「こんな状況でコレを伝えるのは不本意だが、ジンベエの義理を欠く訳にはいかない……元王下七武海"海侠"のジンベエより麦わらのルフィへ……君らがこの島に到着したら伝えて欲しいという伝言を2つ預かっている…」
ネプチューン「ジンベエか……」
ウソップ「そういやあいつ…ジ…ジンベエと友達だって!!」
ケイミー「海賊だけどこの島でも信頼のある凄い人なんだよ!」
ゾロ「ルフィはここにはいねェが俺から伝える…言え」
フカボシ「1つ目は……ホーディと戦うな!」
フカボシ「もう1つ!!……海の森で待つ!!この2つだ!」
ゾロ「海の森? ホーディ?」
━━魚人島 サンゴが丘━━
人魚「やりやがった!海賊の麦わらの一味が竜宮城を占拠したって!!」
人魚「あいつらの目的はなんなんだ!?」
人魚「まさか…本当にイイ人達に見えたのに…入り江の娘達を攫ったのも占いに出た未来もアイツらで間違いない!その通りに事が動いている!!!とうとうシッポを出しやがったな!!」
人魚「麦わらの仲間がマメーイドカフェの裏にいるらしい!!今警備隊が捕まえに行った!!」
チョッパー「カンフーポイント!!!!ハイ!ハイ!ハチャー!!どけェ!!ホワー!!サンジは病み上がりだ!手を出すな!!」
警備隊「何だこの動物!変身した!!」
チョッパー「何が竜宮城へ来いだ!俺達を捕まえる気だろ!」
サンジ「おいお前ら…」
チョッパー「サンジ!まだ動いたらダメだ!!」
サンジ「その竜宮城って場所にいるのか?」
警備隊「???」
サンジ「つまり人魚姫」
警備隊「お…おられるがどうした!!」
サンジ「じゃあ行く」
チョッパー「行くのか!? 懲りろお前!美女だったら即死だぞ!!」
━━竜宮城 硬殻塔━━
ルフィ「おーい!何やってんだ!? 行くぞ外!!」
姫「ですけどイケません!ルフィ様!本当にその様な!!」
ルフィ「行きたいトコあるって言ったろお前!こんなとこに10年も閉じ籠ってたら俺なら頭おかしくなるよ」
姫「……けれど…その様に勝手な事をしてしまいましたら…お城の皆様に大変なご迷惑を…」
ルフィ「どこ行きたいんだ?」
姫「…………海の森……けれど…それは夢で本当に外出する様な身勝手なこと私は…うう…」
ルフィ「何で行きてェ場所言うだけで泣くんだ!」
姫「ご…ご…ごめんなさい…勇気を振り絞りすぎて…お怒りにならないでくださいよおお」
ルフィ「めんどくせー奴だなー」
姫「め…面倒…私…」
ルフィ「あー分かった!悪かったよ!」
すると、外からドンドンと激しい轟音が…。
姫「きゃ!!!」
ルフィ「何だ!? すげェ音!!また何か投げてきてんのか? タチ悪ィ奴だな」
ネプチューン「これは何だ!? 何の音じゃもん!!? まさかデッケンの槍か…硬殻塔の方じゃもん!しらほしが危ない!衛兵は付いておるのか!?」
人魚「いえ…全員こちらに捕まっております」
ネプチューン「おい海賊達!兵に代わって姫の安全を確かめて来い!」
ゾロ「あ? 何の話だ?」
ネプチューン「硬殻塔は城の北東じゃ!お前達すぐに行け!!」
ゾロ「なんで人質に命令されなきゃならねェんだ!」
ネプチューン「黙れい!しらほしはワシの一人娘じゃもん!訳あって常時命を狙われておる!この期に娘に何かあったらお主ら海溝の果てまで追いたてるぞ!」
ブルック「つまり人魚姫ということですね!!しからば私が馳せ参じて仕り候!!そしてパンツ見せて頂いてもよろしいでしょうか!?」
左大臣「かなわんわー!不埒な目的で走っていきます!」
右大臣「待たれいガイコツ!縛ったままで結構だ!!私も連れてってくれ!姫の身になにか起きては私は死んでも死にきれぬ!」
ブルック「お好きですね」
右大臣を担いで硬殻塔に向かうブルック…。
姫「"海の森"にずっと行きたかったのです……10年間ずっと…けれども塔の外は危険だと皆様注意してくださいますし…私も外に出るのはとても恐くて…ルフィ様、本当に私を連れ出してくださるのですか?」
ルフィ「ああ」
姫「本当に私を守ってくださるのですか?」
ルフィ「ああ!任しとけ大丈夫だ」
姫「うえーん」
ルフィ「おいおい…泣くなら連れてかねェぞ!それに正確に言うとお前が俺を連れてくんだ!俺は泳げねェから」
姫「あ…すみません…嬉しくて…」
ルフィ「ホント泣き虫だなお前…弱虫だし!でも外に出たらお前デッカくて皆にすぐバレちまうからよ!だから俺にイイ考えがあるんだ!!」
右大臣「おいガイコツ!塔の周りを見よ!」
ブルック「え?」
右大臣「そんなバカな!!飛んで来ていたのはいつものナイフやオノではない!!……人間の海賊達が塔にぶつかる音だったのだ!!何たる奇行…!人に非ず!バンダーデッケン!!」
ブルック「ええ!!バ…バンダーデッケン!?」
右大臣「やつら立ち上がるぞ!これはマズイぞ!!この侵入不可能の竜宮城に!!まさか敵兵が送り込まれたというわけか!!これは奇襲だ!王が危ない!!姫が危ない!!!」
ルフィ「もう攻撃の音は止んだな…行くぞ弱虫!!」
姫「はい!!お願いしますメガロ!!」
ルフィ「行け!サメーー!!!!」
ルフィ「"海の森"まで!!!」
ドアから飛び出すメガロ…。
右大臣「メガロ!?」
ブルック「あれ!? ルフィさん!?」
第614話 終わり