弁理士バッカスです。
最近の無理がたたってか、ちょっとのどが痛くて、風邪をひいたような感じです。
電車の中で耳を澄ますと、周囲からもせき込んでいる音が。
この季節でも結構風邪をひいている方がいるもんなんですね。
さて、お客様の中には、電話での相談をしてくる方もいるのですが、電話での相談はとても気を遣います。
というのは、参考になる情報がお互い「音」しかなく、ある程度の予備知識がないと、音から正しい単語が連想できないことがあるから。
先日、会議に出ていたときのこと。
出席者が頻繁に「いしょく」という言葉を繰り返します。
「移植」?「異色」?「依嘱」?
どれも意味が通じません…
で、資料をひっくり返してみたら、どうも「委嘱」のようです。
これが分からなかったために、その時点までの会話の意味が全く理解できませんでした(^^;)
話し手は自分で考えていたことで情報があるから違和感を感じなくても、聞き手側では、前情報がなくて「音」と単語が結びつかなくて苦労することもあるんですね。
先日も特許についてあまり詳しくないお客様に説明しているときに「じっし」という言葉を使ったら、どうもお客様が分かっていない様子。
漢字で「実施」と書いてあればすぐに意味がわかったと思うのですが、ある程度予備知識がないと、確かに「じっし」が「実施」だとスムーズに思い浮かばないかもしれません。
こういう誤解があとで大きな問題になることもあるので、相手の知識レベルなどが分かるまではなるべく会ってお話しがしたいと思うんですよね。
説明って本当に難しいものです。