もう直ぐ、4大陸選手権が始まります。


全ての選手がこの日のために、厳しい練習を積んで来ているはずなので、

その成果が、十分発揮できるように応援しています。クラッカークラッカークラッカー


昨年12月のGPFで、一部ファンの行き過ぎた行動を目撃しました。

フィギュアスケートファンとして、やはり黙っていてはいけないと思い、ここにちょっと記します。


2年続けてバルセロナのGPFを観戦しましたが、2015年は特に、日本人の観客が目立って増えて、「ここは日本の会場かしら!?」と、間違えそうなくらいでした。


もちろんそれ自体は全く問題なく、私自身もその数に入っています。


でも今回は、試合前の選手を、執拗に追いかけまわしているファンが目につきました。


木曜日の公式練習のとき、友人と待ち合わせるために、ロビーに降りたら、

何となく雰囲気がざわついています。

エレベーターを降りたところに、オーサーコーチがいたことで、気づくべきだったのでしょうが、

何も考えずに「Good morning!」と挨拶して、そのままロビーで友人を待ちました。


いきなり辺りが騒然となって、Japanユニホームが見えた時に、羽生選手が来たことを知りました。一斉に写真撮影が始まり、そのまま羽生選手一行にぞろぞろ付いて行く人が多数います。


ホテルから会場までは、道路を渡れば直ぐの距離で、その様子はガラス張りのロビーから

よく見えます。道路で信号待ちをしている羽生選手一行に、ホテル内からもガラスに張り付いて、大勢の人が写真や動画を撮っていました。


公式練習が終わった後、友人とおしゃべりしていて遅くなり、でもホテルに戻る用事があって

向かっていると、前方に出待ちの長い列が出来ていて、しばらくすると、その列が一斉に動き出しました。遠くから青いJapanジャージが見えます。


彼らは、羽生選手一行の後から、ぞろぞろと付いて行きました。

ホテルは26階立てですが、エレベーターが3台しかなく、しかも欧州製の超遅いものなので、試合後などは、いつもエレベーター待ちの列ができます。


私たちが数分遅れてホテルに戻り、部屋に行くためにエレベーターに乗ろうとしたら、エレベーターの付近に、人だかりが出来ていました。

ホテルに入ってすぐがロビーで、そこを右に曲がって直ぐ右ににエレベーターが3台あって、

その先は、行き止まりになっています。


普通エレベーターを待つときは、エレベーターに向かって待ちますが、羽生選手一行は、我々に背を向けて、行き止まりのほうを向いて待っていました。


これは「お願いだから、僕たちに構わないでそっとしておいて欲しい。」という、明確なボディランゲージだと思います。それなのに、至近距離から、写真を撮りまくっている人たちが、何人もいました。

羽生選手は前の方に、守られるように後ろを向いて立っているはずで、後からその写真を見ても、複数の人の後姿しか写っていないと思うのですが。。。


そして、数分後にやっとエレベーターが来て、彼らが乗り込んだら、すかさず真ん前に移動して、またもや写真を撮りまくり、中には自撮り棒を掲げている人もいます。


エレベーターが動き出すと、どこで降りるのか、行先階をチェックしている人が何人かいました。


大半は、彼らが行ってしまうと、ホテルから出て行ったので、このホテルに泊まってない人たちも多く含まれていたことでしょう。


かなり後ろから、その様子を一部始終目撃しましたが、ショックを受けたし、心が痛みました。


試合前の選手の邪魔をしてはいけないというのは、観戦マナーの一部だと聞いています。

公式ホテルに泊まっていると、毎日色々な選手と顔を合わせますが、試合前や結果が思わしくなかった時は、努めて気配を消して、邪魔をしないように気を遣います。


また優勝の後に、羽生選手は歩いて数分の距離を、裏口からタクシーで帰ったと聞きました。


ほんの一部のファンの行動が、選手だけではなく、その他大勢のファンに対しても、迷惑を掛けているということに、気付いて欲しいな~と思います。


自分が応援している選手が、練習の成果を十分発揮出来て、EXのフィナーレで、こんな楽しそうな姿を見せてくれるように、ファンとしての応援のあり方について、少しだけ考えて頂けると嬉しいです。


https://vimeo.com/149691561


https://vimeo.com/149692891