• 20Apr
    • 建て替え?それともリフォーム? 建替え事例ご紹介

      印象的な外観のI様邸。転勤族だったご夫妻が、定年を見据えて、ご主人の実家を建て替えてつくった終の棲家です。思入れのある土地柄ながら、お母様がご商売をしており、交通量、人通りも多いエリアで、騒音や防犯、プライバシー確保ができる間取りをとのご要望でした。画像の左手がひと通りの多い道路で、窓は最低限の数を必要最少なサイズで計画しました。窓が小さいと室内は暗いのでは?と懸念があるかもしれません。キッチンは、奥に細い縦長窓を用いて、明るく風通しの良いスペースとなりました。1Fの床は家具のキズがつきにくいナラフローリング、2Fは足ざわりが柔らかい杉フローリングとし、室内の壁、天井は漆喰仕上げ。白い仕上げ(漆喰に限らず)が壁・天井と大きな面で占めると室内がぐっと明るくなります。I様邸、詳しいご紹介はこちらから実家を建て替えて二世帯にしたい!中古住宅を購入して15年、ローンも終わったしそろそろ間取り変更や設備交換をしたい!などリフォーム、建て替え?いずれが自分たちにあっているのだろう?どっちがお得なの?といったご要望にお応えすべく女性一級建築士とコラボの家づくりセミナーを行います。5/13(日)家づくりセミナー@日本橋 建て替えかリフォームかお悩みの方へ「住まいの健康診断のススメ」

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  • 18Apr
    • 失敗しない家づくりのポイント!をお伝えします。

      無垢の木と自然素材でワンランク上の住まいを手に入れるための家づくりセミナー今週末、井の頭公園駅前すぐのカフェ『宵待草』にてセミナーを開催します     外壁のデザインは?書斎が欲しいな~キッチンは雑誌に出ていた○○がいいわね♪新しい家の話は夢が膨らみますね。でもちょっと待って!見た目やデザインも大切ですが、家は永く住むものだから見えないところをしっかりチェックすることも大切です。家族の健康と安全を守ってくれる家とは?永く快適に暮らせるためのオススメの素材エアコンに頼らないで、冬暖かく夏涼しい暮らしコンパクトでも使いやすい間取りの工夫など、失敗しない家づくりのポイントをお伝えします。憧れの無垢の木と自然素材でフルリフォームした事例のご紹介もあります。 日時 2018年4月22日(日)10:30~12:00    場所 カフェ 宵待草 最寄駅 京王井の頭線「井の頭公園」駅前 定員 5名様 参加費 無料(ワンドリンク付) 講師 正田純子(ヘルシーホームアドバイザー) 大手住宅メーカーに10年勤務。自らの子育て、生活からアレルギーと食物、洗剤への関心が深まり、ナチュラルライフを実践中。「からだに害のないもの、安心安全なモノを食べたいと思うように、家づくりもつくり手の顔の見える安心素材を選んでください!」 セミナー内容 ・結露やカビに強い家とは? ・アトピーにも安心!優しい自然素材を使った家づくり ・無垢と集成材の違いって何? ・家事動線に配慮した間取り ・間仕切りのない家でのびのび子育て ・太陽熱や風の力を活用して省エネな家とは? 後悔しない「家づくり」のためには、あなたにとって正しい情報を集めることが大切です。 知らずに買ったら・・知らずにリフォームしてしまったら・・・.  自然と健康と暮らしをデザインする「エアサイクルハウジング」スタッフが考え抜いた家づくりのポイントをお伝えします。 セミナー終了後、ご希望の方には宵待草特製ランチを500円にてご提供します。参加希望の方は、電話またはHPイベント欄よりお申し込みください。お申し込みいただいた方へご案内図をお送りします。エアサイクルハウジング株式会社〒103-0027 東京都中央区日本橋2-9-4 VORT日本橋Ⅰ 3階  TEL : 03-5255-3771  

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  • 17Apr
    • 無垢の木と漆喰でつくる静謐な空間 住宅とデザイン

      こんにちは。企画営業の内藤です。今日は弊社建築の事例アルバムをご紹介します。「世田谷の家」壁・天井の仕上げは漆喰で統一しています。玄関土間・腰壁部はタイル仕上げ二階リビング床は無垢の栗キッチンはステンレスのオーダー品床は土感あふれる20m厚タイル壁タイルの一部には陶芸作家による陶板をプラス無垢タモとモザイクタイル仕上げの階段手づくりのロートアイアン手すり無垢の木と漆喰の良さは、調湿機能のみならず、その美しさが時を経ても色あせないこと。毎日過ごす場所だから、少しだけでも美しいもの、好きなものに囲まれたらをご提案します。世田谷の家 事例ご紹介はこちらエアサイクルハウジング 会社ご紹介

  • 15Apr
    • 家づくりセミナー工法編 無事終了しました!

      今日の家づくりセミナーは「壁の中を空気が流れるヒミツ!(パッシブエアサイクル工法とは?)」と題して、工法(=家のつくり方)に特化したお話をPAC工法開発者の田中よりお話ししました。壁の模型にて壁の中の空気循環の様子、太陽熱を集めるしくみをご説明。オリジナルのシステム部材。60年もの耐久テストでも十二分に機能を発揮できる【スグレモノ】たち。住宅模型にて壁の中の空気循環の様子をご覧頂けます。早朝からの荒天に関わらずご参加くださり、ありがとうございました。夏涼しく、冬暖かい家。太陽熱、風を利用したエコ住宅のつくり方パッシブエアサイクル(PAC)工法とは?

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  • 14Apr
    • 玄関を個室に

      家を建てる時リビングやキッチンを重要視しがちですが、玄関も大切な要素ですよね。今日は玄関について、〝夫婦の生活実感でつくる家〟よりご紹介したいと思います玄関は家の顔と、広い広い玄関ホールに立派な器がど-んと鎮座まして、旅館のようなアプローチの家がある。でもどんなに頑張って玄関を立派にしても、玄関に立って視覚に入るのは味気ない暗い廊下と階段。せっかくの顔であれば、玄関ホールを含め、一つの部屋としてのしつらえにしてみるという発想はいかがなものだろう。そして玄関ホールから室内に入る仕切りを引き戸にして、引き戸の顔で味気ない廊下や階段を隠してしまう。これぞ靴箱という顔をした靴箱は置かないで、何が入っているか解らないようなさりげない玄関を個室に楽しめる収納をつくればまったく新しい顔の玄関ができそうだ。玄関ドアをパタンと閉めればそこはもう一室、めいっぱい独創性を発揮してわが家の顔をつくってみてはどうだろう。なぜこんな提案をするのか、実は玄関を個室にすると、結果として家全体が個性豊かな楽しい空間をつくることができるからである。玄関を入る。引き戸を開けて一歩足を踏み入れた場所は、住まいの全景が一望できるリビング。リビングを中心にダイニング・キッチン、そしてリビングにつらなって開け放たれた和室、リビングの上の吹抜けを通して2階の様相までが目に入る。玄関から見えなかった階段はリビングの中につくられていて、ふっと見ると子どもが二人階段に腰掛けて本を読んでいる。仕掛けは階段の幅が下の数段広くなっていて、踏板にも腰掛けるほどの余裕があった。だから子どもが座っていても、横を通り抜けれるようになっている。ベンチの役割をしているわけである。子どもたちが腰掛けていない階段にはかわいらしい花をつけた植木が置いてあった。階段が単に通路としてだけでなく、リビングに溶けこんだアートの空間となり、家族の憩いの場となっている。よく見ると中廊下もリビングの中に吸収されてしまっている。部屋から部屋への通路は、リビングがその役割を果たしていることになる。出かける時も、帰ってきた時も必ずリビングを経由する。そういう意味では、リビングは第二の玄関とも言えるかも知れない。こう考えると家族空間と言われるリビングの果たす役割はことの他大きく、間取りを考える時はまずリビングから、などと言いたくなってしまう。玄関を個室にした結果、自然と広々した家族空間をつくることができた。このダイナミックな空間。それほど大きな家でなくとも十分な広がりがつくれるところがみそである。中廊下も階段も家族空間の中に取り込んでしまうわけだから、一つの大きな空間がつくれることになる、しかも吹抜けがさらに視覚的広がりをつくっている。玄関の個室からいきなり家族空間に入ってしまうのはちょっと、という場合は、玄関の個室に二つの出入り口をつくっておけば問題は解決する。一つの出入り口は家族空間とつながっていて、もう一つの出入り口は客間とつなげておけばよい。玄関を個室にすると、温熱環境の視点からもメリットが出てくる。冬、玄関を開けると外気の冷たさがホールから廊下へスーツと入ってくる。もちろん階段が玄関ホールの側にあれば2階まで外気の影響を受ける。吹抜けなどあればなおさらのことである。玄関を個室にすれば、外気の影響を受けるのはそこだけですむ。雪国に見られる風除室の役割に似ている。玄関が冷えるのはもちろん開け閉めにより外気の影響を受けることによるが、玄関ドアの気密や断熱性も大きく影響している。また玄関に窓を設けた場合も、窓の断熱が問題となる。断熱気密ドア、断熱性の高い窓を使うなどすれば玄関の冷えはかなり解消される。外から帰ってきて玄関でワンクッション、そして室内に入れば、身体に与える温度差もやわらぐ。こうした工夫をしないで家をつくると、玄関、玄関ホールそして廊下はほとんど外気プラスアルファー程度の温度、そして室内が暖房されていたらかなりの温度差になる。室内と廊下に温度差があれば、部屋のドアを開けたとたんに、廊下の冷気が結果として室内にまで入ってしまうことになる。同じ玄関に気を遣うのであれば、こうした温熱環境までをも含めて配慮していきたい。玄関を個室、一つの部屋という風に考えれば、もっと大切な空間意識が出てくると思う。新築・リフォームの家づくりセミナー開催中 イベント情報お気軽にどうぞ 

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  • 13Apr
    • 「PACで過ごした初めての冬、とても快適でした!」山梨県甲斐市 入居宅のご感想

      昨年竣工した甲斐市のM様よりメールを頂戴しました。甲斐市のMです。お久しぶりです。冬シーズンをはじめて過ごしましたので状況をご報告。結論から言うととても快適でした。家中どこでも終日20~24度、湿度50~60%。PACシステムと漆喰、無垢材、石膏ボード、断熱材、薪ストーブのおかげだと思います。1日のサイクルはこんな感じ。夕方薪に火をつけ、寝る前に太めの薪を追加する。寝室はストーブの上で、煙突も通っているので暖かい。朝の室温は22度くらい。ストーブにおきびが残っていることも。甲府盆地は晴れることが多く、日中は暖房なしで23度に室温が上がる。夕方になったらストーブをつける。こんなサイクルです。壁や戸をほとんど作らなかったので、ヒートショックが無くて良かったです。*寝室の左奥にちらっと見えるのがストーブの煙突です。さて、添付写真のように坪庭が完成しました。天井材の残りをバーナーで炙って板塀を作り、湯船の高さに玉砂利を敷きました。オブジェはいぶし銀の鬼瓦。スポットライトを点けて浴室の照明を消すといい感じです。夏にはつりしのぶを釣ろうかと考えてます。お近くにおいでの時は是非お寄りください。以上冬レポートでした。」M様、ありがとうございます!日々の暮らしを大切に、楽しまれるご夫妻に喜んで頂けて何より嬉しく思います。今度の夏は二度目ですね。エアコンなしの生活、日射遮蔽と風通しを基本にいろいろ試してみてください。M様邸 事例紹介はこちら

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  • 11Apr
    • 漆喰と無垢の木でマンションリフォーム

      こんにちは。今日は自然素材が好きで、漆喰と無垢の木でマンションリフォームされたお宅をご紹介します。千葉に住むOさんは、18年前に新築マンションを購入しました。購入当初から、ひのきの床にしたかったそうですが、予算の都合で断念。マンション購入から10年経った2009年に念願のリフォーム。それから2年後にさらに水廻りなどをリフォームしました。働く女性の一人暮らしはどんな空間なのでしょうか。詳細(つづき)はこちら   『エネルギーをチャージする家』リフォーム・新築の家づくりセミナーを開催中です詳細・お申込はこちら  イベント情報

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  • 10Apr
    • 家づくり、庭や駐車スペース、アプローチを合わせてデザインすることの大切さ

      こんにちは。日々季節が進み、新緑が美しい季節になりました。四季のある日本の住まい、せっかくなら家にいても季節を楽しむことができる庭づくりを合せて計画することをお勧めしています。駐車場、玄関へのアプローチもデザインできると、ワクワク感が増えますね。国分寺市のO様邸は、新築時と2年後の2段階で、外構工事をご提案しました。新築時がこちら当時は車なし、ゆくゆくの駐車スペース(防草シートと砂利仕上げ)で確保して庭づくりをしました。そして2年後駐車スペースに枕木を入れ真っ赤な車が明るい庭と白い外壁にマッチしています。実は小学校の通学路に面したお宅で、砂利と道路との境界があいまいなため、子供たちが砂利で遊んだり、道路に砂利がこぼれて管理が大変だったこともあり、砂利部分を極力少なくしました。自転車を置くスペースには植栽をプラスして、アプローチとの一体感を出しています。O様邸 事例、間取りはこちら4/12(木)家づくり 初めの一歩にふさわしいセミナー調布で開催します。

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  • 08Apr
    • 日本の住宅をだめにした「中廊下」

      住宅がだめになってしまった要因は数えたらきりがない。しかしこの何気なしにつくられる中廊下は、可愛そうだが犯罪者としては凶悪犯に入りそうだ。まず、日本の住まいが持つ生活空間の融通性、可変性がなくなってしまった。どの空間も使いまわしができ、襖や障子の開け閉てで、空間は大きくも小さくも使えるというダイナミックさが失われた。その上、自然との接点、生活のつながりすなわち家族の人間関係、そして温熱環境的にも問題が生じてきた。では、何故中廊下を中心とした間取りがでてきたのだろう。住まいの中でも一人になれる空間がほしいという発想が、壁とドアで構成される個室という名の箱をつくり、箱と箱をつなぐ動線として、廊下が必要となってきた。まるでホテルを思わせるような廊下に並ぶ個室のドア。ホテルの部屋の仕切りが襖や障子などでは困るだろう。ただ家族空間の中にどれほどドアで仕切らなければならないような個室が必要なのだろうか。一人になれる空間がほしかったら一人で暮らしたら、と言ったら怒られそうだけど、わたしの子ども時代には家族の個室ってなかった。それは決して特別な住まいのありようではなく、ごく一般的な暮らしのスタイルであったと記憶している。そして家族から距離がほしい、一人になりたいと思えば、一番自然だったのが結婚して家を出ると言うパターンだった。誰々のための部屋とか、何々をするための部屋という感覚が家の中にはなかったのだと思う。しいて言えばトイレ、風呂、客間とか応接ということだろうか。しかし客間とか応接だって普段も使っていたし、小さい頃の住まいの風呂は台所とつながっていて個室にはなってなく、家族と一緒に入るケースが多かった。そうなるとトイレだけが唯一の個室だった。 子どもの頃の思い出に話が飛んでしまったけれど、中廊下が必要とされる原因は個室にあるだけに、本当に必要な個室とは、ということを再度考えていただきたかった。中廊下の害について言及したい。住まいを分断することで、開口部から得られる太陽熱や光が家全体にとどけられない。そのため、昼間から照明が必要なほど暗い空間ができてしまうばかりか、中廊下をはさんで相当に大きな温度差をつくってしまうことになる。住まいの中に温度差が生じると、血管系の病に良くないことはよく言われることで、お年寄りなどにとっては過酷な環境にもなりかねない。そしてさらなる問題は風通しが悪くなることである。ドアと壁の個室、そして廊下という家のつくりは、窓を開けても風が抜けない。それでなくとも今の住まいは気密性が高い、それだけに窓を開けた時には風がす-つと抜けてほしい。風通しが悪ければ湿気をこもらせることとなり、湿気の害は家を腐らせるばかりか、身体の不調にもつながり、カビの発生やダニの繁殖へと連鎖し、アトピー、アレルギー、過敏症などさまざまな健康障害を呼び寄せることとなる。太陽が隅々まで行きとどかない、風が抜けない、自然との融合の上に成り立っていた日本の住まいはどこへいってしまったのだろう、と思わざるを得ない。中廊下の存在は、住まいの中を分断しただけでなく、自然の恵みを遠ざけ、家族のふれ合いを希薄にし、広々使える生活空間を細切れにしてしまうという大罪をおかす結果となる。部屋と部屋を壁で仕切るから廊下が必要になるのであって、ふすまや障子で仕切るようにしておけば問題は解決しそうだ。ドアと壁でつくる箱としての個室は本当に必要なところだけとし、できるだけ室内空間をつなげてつくる・廊下部分を居室空間にとり込めば広々した空間となり、もっと自然と仲良く暮らせる住まいができる。家の中で一人になりたい時は、もちろんあると思う。でもそれが自分の部屋という位置付けでなければだめなのかと考えていくと、家づくり、少し見直せるような気がする。個室を個人の部屋と考えるから、いくつも個室が必要になるのであって、個室であっても共有で使うと考えればいいのではないだろうか。いずれにしても中廊下など要らないと考えた時、そこから健康な家づくりの第一歩が始まるキッカケになりそうだ。家づくりセミナー「オーガニックライフ 家事と子育てが楽しくなる家づくり」4/12(木) 調布駅より徒歩3分 aona(あおな)さんにて

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  • 07Apr
    • ゆとりと無駄は違うはず

      ゆとりと無駄、これを価値観という視点から考えていくと、かなり難しい話になってしまう。必要最低限の生活にプラスアルファーの部分がゆとり、などとは言い切れない。なぜなら、その必要最低限の生活レベルが人によってそれこそ異なるからである。生活費を詰めてでも、身の回りのファッションやアクセサリーにお金を使う。また海外旅行などのレジャーを愉しむ。カーマニアではないが、趣味の世界を大切にする。ある人から見れば無駄なお金の使い方をしているということになるだろうし、他の人から見れば、自由な生き方、精神的にゆとりがあるんだともとれるのである。よく高い勉強代を払いましたね、という言葉が使われる。かけなくてもよいと思われる時間、お金、体力、そして精神力を使っていると人から見えた時である。人はしょっちゅう遠回りをする。遠回りしないと前にすすめないのかと思えるほど、生きていく上では壁が多い。岡目八目とはよく言ったもので、そうした状況が傍目にはよく見える。さりとていくらアドバイスしても本人が自分の行動なり考えが客観的に見えるまではどうにもならない。しかしこの高いと言われる勉強代も、本人がそうした経験を乗り越え、人間的に大きく成長できたとしたら、それは無駄な時間ではない。ゆとりか無駄かの基準ははかれるものではない。しかし、人間の成長に役立つ、あるいは内面的に豊かになる方にベクトルの向いている行為をゆとりと見るというのはどうだろうか。かって一つのプランを見て、無駄な空間が多くもったいないと思ったことがあった。ところが建て主にとっては、それは価値観の相違で、これは私にとってはゆとり空間なのです、と主張されたことがある。住まいにおけるゆとりと無駄を考える場合は、ベクトルが、より豊かに、快適にそして健康に暮らせる方向に向いているかで考えてみたい。ゆとり空間にたいするデッドスペース。何がデッドスペースかを考える時、マンションの間取りを思い浮かべて欲しい。マンションは、一室の大きさやかたちが先に決められてしまい、後からそこへ間取りを入れていくことになるのでどうしても半端な大きさの空間ができてしまう。ウオークインクローゼット、収納、納戸などとなっている空間はだいたい半端になった空間に後から名称をつけたと思っていい。たいして大きな空間でもないのにやたらと玄関ホールが広かったり、変形の部屋ができるのはそのせいだと思う。建売り住宅も、欲しい部屋の大きさごとにパズルのように型をつくり、それを組み合わせていこうと思うと、同じように無駄な空間ができてしまう。たいていの建て主は設計は素人ということになるから、自分でプランを考えると発想がパズル方式になってしまう。部屋をつなげてプランを考えていくと、部屋と部屋を廊下でつなぐことになり、やたらと廊下が多くなったり、階段や水まわりにデッドスペースができてしまう。結果としてできてしまった空間、後からどう使おうかと考える空間は、基本的に最初からなくてよい空間だから無駄と言えるのではないだろうか。限られた建築面積の中から工夫して生まれた数坪、それがゆとり空間だと思う。一見無駄と思える空間、でもその家庭にとってはゆとりの空間というものもある。例えば夫婦、あるいは親子で料理づくりを愉しむという家庭であればキッチンは広く、場合によってはシンクを二つつくることが生活のゆとりを生むことになる。趣味の世界を愉しもうと思えばどうしても必要な空間というものが出てくる。そうした空間があることでこころにゆとりがうまれるのであればぜひ実現したい。ただ何となく空間があればそれをゆとり空間と考えるのでなく、普段の生活の中で、こういう空間があったら、こんな風な時間の過ごし方をしたいとか、これを置きたい、あれを置きたいとイメージしていたものをかたちにしていきたい。そしてもう一つ、自然とのつながりの中に自分たちの暮らしのゆとりを見つけて欲しい。周りの自然が少なくなっていく中で、家をつくる時にどうしても見落とされるゆとりのような気がする。夜遅くまで起きている生活は、あらゆるエネルギーの消費につながる。省エネルギー、エコロジー、健康、どの視点から見ても無駄ということにならざるを得ない。すでにつくられた社会の歯車の中で軌道修正が効かなくなってしまっている無駄は膨大なものがある。せめて私たち一人ひとりができることから無駄をなくしていきたい。住まいにおける無駄をなくしていこうとすると、住まいと自然とのつながりがいかに重要か見えてくる。クーラーより自然の中の涼しさ、暖房より太陽の暖かさ、機械換気より自然の風通し、それが健康な生活であるというのは誰もが疑わないことと思う。窓は、住まいと自然を間接的につなぐ。視覚的にもつながりが持て、太陽のぬくもりや、爽やかな風と室内に居ながらにして出会える。窓が間接的であれば、縁側は、住まいと自然との接点に、直接身を置く空間ということになる。縁側や広縁の縁は縁結びの縁からきているのではないかとさえ思える。桜のつぼみが日一日とつぼみをふくらませ、春の訪れを告げる。沈丁花の香りが風に乗って外と室内をつなぐ。気持ちよさそうに昼寝する猫の側で、一緒にうとうとしている老人の姿が庭越しに見える。アジサイの花が見事な花を咲かす頃はもう梅雨。雨の中でひときわその美しさを披露してくれる。夏休みという長期休暇を家で過ごす子どもたちは、縁側を舞台にさまざまな遊びを創出した。日射を避けて縁側の下では犬が寝ている。庭にはさまざまな花が咲き乱れる。日中の暑さ真っ盛りの時は庭に打ち水をして涼をとる。すだれ、スイカ、風鈴、浴衣、うちわ、花火、なぜか蚊取り線香、縁側の夏の風物だった。十五夜にお団子や果物、すすきを飾るのも縁側だった。小春日和には衣類の衣替えを行って冬支度。しんしんと雪が降る日は静寂さが室内に伝わってきた。縁側と広縁。春夏秋冬、想い出いっぱいの最高のゆとり空間……。書籍「夫婦の生活実感でつくる家」よりPAC住宅実例〝こだわりの我が家〟  無垢の木と自然素材でワンランク上の住まいを手に入れるための家づくりセミナー【4月8日(日)11:00~】@ 尾山台  ハーブティを飲みながらアットホームなセミナーです。お気軽にどうぞ

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  • 06Apr
    • 家づくりの前に知っておくべきコト!アフターサービス体制も大切。

      先日お伺いした築11年の入居宅、ロフトに上がる梯子の位置を変更したいとのご要望でした。お子さんが小さいころは活用されたロフトですが、年を重ねてきたご夫妻がこれから楽しむには、一階からの階段横ではちょっと怖いため、正面から上がりたいとのご希望。手すり位置を変更、リビング側にあっても邪魔にならないよう、垂直に立てかけられるよう工夫します。無垢の杉の梁が、経年変化で色艶を増して、きれい!でした。パッシブエアサイクル(PAC)の家は、壁の中の通気で家の耐久性を保つため、ご家族構成の変化などによって「建て替える」のではもったいない。都度の状況に合わせて「リフォームする」ことを選択される施主がほとんどです。今度の日曜日、世田谷区尾山台で家づくりセミナーを行います。家づくりの前に知っておくべきコト。お伝えいたします。4/8(日)マウントバーノンの風にて

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  • 04Apr
    • 夏、二つの風通し

      夏の健康な住まい。それは、最低限クーラーなしでも、夜、寝ることができるということでしょう。ここでは設備機器に頼らないで、建築的手法で、涼しく暮らせる方法を考えてみます。それは単純なことですが、十分な風通しをはかることしか道はないでしょう。しかし、残念ながら、現在の住宅は、これまでに何度もふれてきましたように、間取りや工法の変遷で、すっかり風通しが悪くなってしまいました。その結果、夏は暑い住まいになり、湿気にも弱くなってしまったのです。やはり、風通しは、日本の住まいの一大原則なのです。この風通しを、現代の家づくりにどのように復活したらいいのでしょうか。PACは、二つの風通しを実現しました。ひとつは、間取りによるものです。現代の定型間取りである何LDKは、個室、中廊下やドアで、家族のこころの風通しである、自然なふれあいを遠ざけたばかりでなく、実際の風通しも分断してしまいました。PACの提唱する広がり空間は、固定された個室を基本的になくしていく可変型の間取りですから、抜群に、風通しの良い間取りです。しかも、平面的な風通し、たとえば南の窓から北の窓へと抜けていく通風ばかりでなく、垂直の風通しも実現しています。居間の上に吹抜けを設けて、1階と2階の生活をつなぐのが原則ですから、人の交流ばかりでなく、風も1階から2階へと吹抜けを通り、縦に流れていきます。この縦の風の道が確保されていますので、隣家や間取りの都合で、北側の窓が閉じられたままだったり、小さくしか設けられないとしても、十分な風通しが確保されます。しかも縦型の気流は、温度差でも生じますので、無風の時間帯でも流れる良さがあります。広がり空間は、間取りの上でも、平面的な風通しと縦型の立体的風通しの二つがあるといえます。これにより、室内の湿気や汚染物質等は抜けていきます。しかし、風通しによる涼しさは、と考えるとどうでしょうか。昔のように、夜、網戸で窓を開け放して寝ることができれば最高ですが、防犯上も戸締りをきちっとしなくてはいけない世の中になってしまいました。また、真夏の暑い日は、朝の10時頃から、30度を超えてしまうことは、ざらにあります。そんな日は、部屋の中もすぐに暑くなってしまいます。どうも、室内の風通しだけでは、暑さを防ぐことは難しいようです。湿気がこもれば、さまざまな害が発生することも、さんざん述べてきましたが、この湿気も室内にこもるだけではありません。前のテーマで、見えない所が健康の決め手と、お話ししてきましたように、床下空間や小屋空間、内壁空洞があります。しかも、土台や柱、梁などの大切な構造材が、この見えない空間に存在しているのです。この見えない空間に発生する湿気にも対処をしていかないと、知らない間に、湿気の害が拡大することになります。従って、この見えない所の風通しが、健康な住まいの決め手になります。この重要な見えない所は、下から順番にいいますと、床下空間、1階の内壁空洞、1・2階のふところ空間、2階の内壁空洞、小屋空間のひとつながりに連通した躯体内空間のことです。PACは夏期、およそ4月から10月は、床下や棟などの換気口を開放しますので、外気が、このひとつながりに連通した躯体内空間を、縦に流れていきます。この見えない空間を流れていく空気が、夏期の住まいの健康を大いに増進します。当然、この大事な空間に発生したり、入り込んだりした湿気は、簡単に外に排出されてしまいます。もうひとつのポイントは、見えない空間は戸締りがいらないということです。したがって、夜も空気が流れています。夜の空気は熱帯夜でもない限りは、22、3度程度でしょう。この夜間冷気が涼しさのもとです。床下空間や内壁空洞等の見えない空間は室内のまわりをとり囲んでいますから、室内の熱気を壁面や床面、天井面から奪い、夜寝る時の涼しさをもたらします。実際のPACは、暑い日でも昼過ぎまでその涼しさがつづきます。それは、夜間の冷たい熱を、蓄えておく蓄熱機能があるからです。簡単にいうと、熱は重たい物質に蓄えられます。建物の中では、コンクリートなどです。基礎や土間のコンクリートが、この見えない空間に存在するのは、できすぎた話でしょうか。この蓄熱性能を一層高めて、夜、涼しかった翌日は一日中暑くない住まいが実現するのもそう遠くないでしょう。もちろん、西陽を室内に入れない工夫、生活の仕方は、当然の前提になります。健康な住まいは、お住まいになる方の暮らし方にも大きく影響されるのですから。            書籍「プラス思考の健康住宅づくり」よりPAC住宅の実例  こだわりの我が家 〝風通しの配慮を各所に・・・〟リフォームも湿気対策を十分に    エアサイクルのリフォーム・リノベーション

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  • 03Apr
    • シロアリ 始動の時期、羽ありの発生にご注意ください。

      こんにちは。お彼岸を過ぎて、日が延びてきましたね。気温がぐんぐんと上がって、百花繚乱の季節です。が、気を付けたいのが、同時にムシさんたちも活動期にはいり、家の大敵シロアリ始動の季節ということ。通常は羽をもたないシロアリですが、生殖期のこの時期羽ありに成長し、4〜5月の雨の日の翌日、晴れた日のお昼前あたりから飛ぶことが多いです。ベランダの裏側から、玄関まわりから、築年数が経ったお宅ですと浴室辺りから発生する可能性がありますので、気を付けてみてください。エアサイクルハウジングでは、新築時はもちろん、リフォーム、リノベーションの場合でも自然素材のホウ酸によるシロアリ予防施工をお勧めしています。日本在来種のシロアリに加えて、乾燥した木材を好む外来種のアメリカカンザイシロアリにも効果があります。シロアリ予防施工について詳しくはこちらから一旦発生してしまうと、駆除には薬剤を使わざるを得ず、費用もかさみます。安心・安全な住まいのために、住まう人の健康のために!予防施工をお忘れなく。

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  • 01Apr
    • 収納計画だってオーダーメイド! 注文住宅のメリットを活かして必要且つリーズナブルに 後編

      さいたまの家 収納計画の後編。間取り図に収納を落とし込みました。前編はこちら1階、2階、ロフトの三層の間取りの中、「使いたい箇所に使いたいものがある」を実現しています。ピンク部が収納です。1,2Fの収納率は平面でとらえると18%。戸建住宅の場合、12%以上あるのが理想だそうで、1、2Fでも理想を超えていますが、T様邸、ロフトも合わせて収納場所と考えるとなんと32%!これからお子さんが成長していくなかで、ゆとりがあると、安心です。但し、無駄にモノを増やさない意識、時には捨てる覚悟が必要です。(自分にも言い聞かせる、笑)そして、収納は必要不可欠ですが、その為にお金をかけ過ぎるのもバランスが良くないのではと思います。T様邸では・過剰な戸や扉はなし、2Fの居室はプライベート空間と割り切り、ロールスクリーンで目隠し・システムキッチン、システム洗面台(タカラスタンダード製)を活用(弊社ではオーダーメイドのキッチン、洗面台も可能ですが、T様はリーズナブルでメンテナンス性が高く、収納力がしっかりあるメーカー品を選択されました。)最後に。収納ではありませんが、豊かさ、暮らしやすさを増すための工夫3点。1 和室の床(とこ)。 大仰なものではないけれど、お節句のとき、季節の花を愛でるとき、など活用頂いています。ダウンライトつき。2 室内干しの場所としては最適なキャットウォーク画像では見えませんが、丈夫に物干し竿が掛けられます。3 主寝室に設けた衣文掛けベランダやキャットウォーク部から取り込んだ洗濯物のうち、アイロンが必要なものはそのままかけておけます。お手持ちの大きなアイロン台は、シャツの正面側にある吊り収納に収まっています。収納計画は、そのお宅、家族によって必要なものは様々。間取りをオーダーメイドするように収納だってオーダーメイドにできたら、暮らしは格段にラクになります。それは時短にもつながります。毎日のことだから、家事がラクになる ⇒ 暮らしにゆとりが生まれる ⇒ 家族が笑顔になるそんな家づくり、リフォーム、リノベーションを実現すべきと思います。

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  • 31Mar
    • 漆喰リフォーム、壁・天井のみならずカウンターを漆喰で

      マンション リフォーム事例をご紹介します。東京都港区 K邸築11年の都心型マンション。専有面積 約68㎡水をはじく磨き漆喰は唯一無二の職人技で作られます。新築マンションを購入されてから11年のK様夫妻。既存のビニールクロスの壁・天井、集成材ながらもウレタン仕上げのカウンターはお好みでなく本物の漆喰、無垢の木でリフォームをしたいとご相談いただきました。当初はいくつかの見積もりを検討してと考えられていましたが、本物の漆喰で天井を施工できるのは弊社のみだったこともあり、リフォーム工事を依頼いただきました。画像右手の窓台は継ぎ目のない漆喰仕上げが圧巻です!リフォームプラン リフォームの内容玄関、廊下、リビングダイニングまでの壁・天井をクロスから本漆喰へキッチンカウンター、リビングカウンターを漆喰タデラクト仕上げへ対面キッチンの吊戸、壁撤去(風通し改善、LDKの一体化)換気扇交換、キッチン吊照明設置、キッチン壁をモザイクタイルへ電気コンセント、スイッチを神保電器NKシリーズに交換マルチエアコン設置磨き漆喰仕上げは想像以上にメンテナンス不要でした。計画当初、リビングの長い5mカウンターとキッチンカウンターは、無垢材を使いたいとのご希望でしたが、5mの長さはマンションの非常階段を使っても運びきれないため、2~3分割にせざるを得ないことが判明。継ぎ目があることに違和感を感じておられ継ぎ目がない仕上げの磨き漆喰(タデラクト)をご提案しました。レストランのカウンターなどにも使われる仕上げのため、キッチンについては心配されていませんでしたが、リビングは窓を開けると排気ガスが入る土地柄のため、以前は頻繁な掃除が必須だったカウンターが汚れないことにびっくりされていました。またマルチエアコンはコンパクトなベランダのため必須アイテムだったのですが、室内での配管の難易度が高く量販店のエアコン業者では取付不可でいたものを、弊社エアコン専門業者にて施工。大変喜ばれています。リフォームポイントBEFOREAFTER▶漆喰キッチンカウンター淡路の左官職人、植田俊彦親方による磨き漆喰、タデラクトによるカウンター仕上げ。ご夫妻曰く「エッジのなるべく効いたものを」とのご要望から完成しました。タデラクトは本場ドイツにて研修を受けた職人しか施工できない特別な仕上げで日本では植田さん他数名しかいないそうです。AFTER▶明るくなったキッチン対面式ながら吊戸棚などで通風しにくかったキッチン。思い切って吊戸棚と下がり壁を撤去し、シャープな手元照明&アリアフィーナのレンジフードに変更して、一体型のLDKとなりました。AFTER▶コンセント・スイッチプレート交換ごく一般的なものから神保電器のNKシリーズに交換されました。戸建・マンション等リフォーム事例 自然素材リフォーム セミナー開催中 詳細・お申し込みはこちら エアサイクルハウジング家づくりセミナー

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  • 30Mar
    • バトル! 二世帯住宅

      こんにちは。企画営業の内藤千春です。今日は我が家と同じ二世帯住宅づくりをいかに成功させるか、のお話。書籍「やっと出会えた本物の家」より嫁、姑、所詮は上手くいかないもの、と割り切った方が、実態に合った家づくりができそうな気がする。以前から疑問に感じていたことに、普通は結婚すると双方の両親をお父様、お母様と呼び合うことだ。このこと自体に無理があるのではないかと思ったりする。とても親しい、信頼できる人生の先輩が現れたととらえれば、もっとつき合い方も違うというもの。お父様、お母様ともなると、血のつながった両親と比較するわけでもないのだろうけれど、不満がでてくる。親にしても同じで、自分のお腹を痛め育てた可愛い息子や娘と同レベルでは考えられないはず。妙に期待したり、そうあろうなどとすればするほど、長続きしなくなる。二世帯の動機から考えても、むしろ親の方がクールにならないとこんなはずではなかったということになりかねない。何故なら、昨今の二世帯の事例を見ると、親の住まいを建替えての同居がほとんど。首都圏などにおいては経済的理由が第一となってくる。両親の老後へのいたわりや、精神面でも成長し続けられるようサポートしていこうなどというよりは、もっともっと現実的で、自分たちの暮らしを成り立たせるためということになる。現実といえば現実なのだけれど、二世帯でつくって、親が亡くなった後、誰かに貸せるように計画していた息子さえあった。しかもそれを両親に伝えたものだから、最初からバトル・両親が腹を立て、結局家づくりは保留となっている。両親からすればさほど期待はしてないものの、こころのどこかでは老後の面倒を見てもらえるかもしれないと思っていたり、自分たちの居なくなったことを考えてはいても、そう露骨に言われては身も蓋もないというところだろう。玄関共有型の二世帯住宅。玄関には、二世帯分の郵便受けを設けている。気の毒な事例はまだある。子どもたちは同居する意思がないのに、もしかしたらとの期待で二世帯用の家づくりを考える親がある。こうしたさまざまな思いをお互いがどう現実として受け止めているか、現実から目をそらしていては、二世帯の家づくりは失敗に終わりそうだ。動機がどうだの、仲が良いか悪いだのでなく、どういう暮らし方をしたいかを、クールにまず話し合わなければならないと思う。クールであればあるほど、共同生活と割り切って、食堂やお風呂が一緒でも成り立つケースがでてきたりする。お互いにルールを決めて結構合理的な生活ができるのではないだろうか。合理的ということと、冷淡ということとは違う。むしろ日本人特有の、身内になればなるほどことをあいまいにしておく、こころで思っていても口にすることをためらう、そんなところから失敗が始まるのだと思う。お互い揉めた時口にする「こんなはずではなかった」のこんなはずというのは勝手な思い込みだったりする。要するに期待を裏切られた時に口にする言葉だ。最初から期待しないということではなく、期待が裏切られないようなお互いの認識があれば良いということになる。夫婦の寝室や子ども室のあり方のところでも伝えて来ているけれど、かたちではないということ。完全分離の二世帯でも友好な交流が持てる関係もあるし、同居というかたちそのものをかえって意識し過ぎて、ご近所の他人よりも距離をつくってしまうということもある。かなり共有空間を持ち合った二世帯、ご多分に漏れずお互い後悔しているケースもあれば、けんかしながら親密になれたケースなど本当にさまざま。親とは世代が違う、そして夫婦同士が理解し合うのだって大変なことなのに、その上、両親の生き方とも添おうなどということは無理なこと。お互いの生き方に合わせることではなく、尊重し合うこと。良いところも悪いところも、無理して親子としてのフィルターを通さずに見つめられたら、と思う。後からつくられた親子、自分の両親と暮らしてきた時間と同じように時間をかけて理解し合っていく存在なんだとの認識が持てたら、不満も少なくなるのではないだろうか。二世帯の利点がお互いに共通の認識になっていないとこれまた揉める。例えば母親が仕事を持っていて、両親と同居ともなれば子どもの面倒はかなり見てもらえると期待する。「忙しい時はいつでも面倒見るからね」などと日頃口にしていても、一緒に暮らす、しかも親代わりの認識で面倒見るとなると、これは実はできないというより望んでいないといった方が正解かもしれない。たまに会って可愛がることはできても、それこそ毎晩のように夕食の世話をするなどということになれば「うちの嫁は」の常套句がとびだしてくる。そうならないためには、一緒に暮らすことになって今までの生活と変わってくることを事前にとことん話し合っておきたい。それでも実際に生活が始まれば、こんなはずじゃなかったということは絶対に起こると思えばいい。そんな時は直ちに軌道修正。間違ってもこころにとどめ、愚痴や嫌味を言うことは避けよう。愚痴や嫌味を言い続けていると、言ってるほうの人間が愚痴だらけの人生に、そして嫌味な性格となってしまうものだから。リノベーションで実現した三世代の家 事例ご紹介

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  • 29Mar
    • 長野県Kさんの事例 澄んだ空、清らかな川、広がる山の風景がすぐ近くに

      こんにちは!今回は都心から信州に移住されたKさんの事例を紹介させていただきます。書籍「本質を暮らす贅沢な家。」より標高600m、まわりは360度山に囲まれている。四季折々の山と里の景色はとても素晴らしく、天気が良い日は澄んだ空にそびえる四方の山々が、清々しく目に映る。この地での家づくりは、実現するまでに長い道のりがあった。もともとスキーが好きな者同士、北海道で知り合った私たちは、いつかは信州に住みたいねと話していた。関東出身である私たちには、いくらすきでも北海道は遠すぎるし、そして信州は彼の学生時代の思い出の地でもあるからだ。その「いつか」のために、転勤で愛知県にいた私たちは、自然と信州での家づくりのことを考え始めていた。PACの現場見学会に参加したのもその頃だが、本当に実現するのか、まださっぱりわからない段階で、対応してくれたスタッフの方も戸惑ったのではないかと思う。決して追い風が吹くようなご時勢ではなかったものの、彼は何とか松本に転勤先を探し、まずは市内に移住。借家住まいをしながらゆっくり周辺ォ土地を見てまわろうと思っていたが、縁あって意外と早く、北アルプス山麓の村に土地を見つけた。そこからあらためて具体的な家づくりが再スタートした。ところで私たちが何故PAC住宅を選んだかといえば、やばり信州の気候が厳しいからだ。冬が寒い地域では各部屋に1台ずつ暖房器具を置いて部屋毎に暖める。家中を暖めようと思えば暖房費がかさむので、使える部屋が限られてしまいもったいない。暖房計画、その設備の購入や燃料、メンテナンス、加えて部屋の間取りなどをどうしようか考えていくうちに、環境への配慮や、家族の健康といったテーマにぶつかった。そのうちに「パッシブソーラー」という言葉に出会い、PAC住宅のことを知った。建築地が決まってからは、地元の工務店を捜すことになった。新しい土地で何の伝手も無く、いつ見つかることやらと不安を抱えながら探していると、またも縁あってある工務店と出会った。木に非常にこだわりを持った調繁忙な会社だったが、何とか引き受けてもらえた。家づくりというのは、非常にこまごまと多岐に亘る仕事がたくさんあるものだが、自分たちの考えを具現化してくれるすぐれた家づくりの会社と、いい工務店の協力を得た時点で、わが家の95%くらいは出来上がったといえる。この二社によって、私たちが考えきた「家」に関する希望は、ほとんどすべて満たされた。具体的には、簡素だけれど、非常によく考え抜かれている間取り。パッシブソーラー機能の部分はPACで、そして家を構成する材料に関しては、工務店のこだわりにより極力自然素材を使ってもらったことなどだ。収納家具や建具のほとんども「職人の技」でつくってもらった。システムキッチン、ユニットバス、ユニット洗面台もない。木、木、木、家中「木」ばかりだ。塗り壁はわらとベンガラを混ぜた漆喰、変化をつけるために一部使った壁紙はコットンが含まれているものにした。装飾的なものはほとんどなく、照明器具もシンプルなものを選んだ。出来上がった家は飾り気の無い、しかし機能は充実した住まいとなった。そして気にかけていた暖房は、PACのかくれん房を取り入れた。1階面積 18.52坪2階面積 12.76坪延床面積 31.28坪家族構成 夫婦(30代)+子ども2人 2階大工さん手づくりのキッチン 奥様が描かれたキッチンのプラン洗面・脱衣室。外出から帰ってきたらすぐにここで着替え。左側のカーテンの奥はハンガーパイプをつけ、上着などが収納できるようになっている。2003年の11月。木の香りにつつまれた家に、家族四人で住み始めた。北アルプスをのぞjむこの村では、11月下旬は本格的に冬。雪は降っていないが、やはり寒い。かくれん房がすぐに使えず、引越し後数日は前の家で使っていた石油ストーブ1台や小さなセラミックヒーターで凌いだが、寒くて過ごせないということは全くなかった。かくれん房は、初年の冬は試行錯誤と腹をくくり、設定温度やスイッチのON、OFFをいろいろ試してみた。わが家はPACの家の中でも特に冬の寒さの厳しい地方にあるようで、かくれん房のスイッチは24時間ON、温度設定も高めが適しているらしいことがわかってきた。このようなデータを天候や外気温・室温を見ながら集めていくと、実に太陽光の恩恵は計り知れないと実感する。昼間晴れていたかどうかで、夕方からの室温が全く違ってくる。この家は自然素材を使用しているだけでなく、自然を利用するようにできているということを今更ながら確認した。もちろんPAC住宅を選択した時点でそういう意図があったにもかかわらず、太陽と自然の恵みにあらためて感謝の気持が湧き起こった。冬は寒いとはいえ、夏場まわりの家々ではエアコンを使っているが、わが家はエアコンなしで比較的涼しく、快適に過ごすことができた。キッチンからリビング、ダイニングを見る。ダイニング吹抜けを介して2階ともつながる。雪が融けてからようやく少しずつ庭に緑を入れ始めたが、家の中はいまだに飾ることなくシンプルそのものだ。さしあたって必要が無い限りはシンプル+機能的で十分だと思っている。今は家族全員子育てすなわち親育ちで必死で、その毎日の格闘の中でそれぞれがひと時でもくつろげる「家」であればいいと思っている。「家」とはつくられた空間だが、その「家」が自然と一体になっているから、心からホッとすることができる。最後に、私たち夫婦はこうして好んで信州に移り住んできたが、子どもたちはいつかここを出て行くかもしれない。都会に魅力を感じて、親とは反対の道を辿るのかもしれない。私たちはそれでも良いと思っている。親と子なんてそんなものだろう。でも、いつでもこの家に来ればいろいろあったけどやっぱりここは落ち着くなあ、なんて言ってもらえるような「家」にこれから育てていきたいと思っている。<<家づくりセミナーを予定しています。>>日時:2018年4月12日(木)10:00~11:30 場所:調布 カフェ aona(あおな) ※調布駅より徒歩3分家づくりセミナー「オーガニックライフ~家事と子育てが楽しくなる家づくり」@調布・国産無垢材と自然素材で安心な家を建てる・家事と子育てが楽になる間取りのヒント・アレルギーやストレスから家族を守るには など「後悔しない家づくり」のポイントをお伝えします。

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  • 28Mar
    • 夜になっても涼しくならない現代の家

      現代の住まいの夏の問題は、夜寝る時でさえクーラーを必要とするということではないだろうか。夏の冷たさを自然の中に求めるのはとても難しい。でも唯一自然の冷たさが得られるのは、実は夜間の冷気なのである。どんなに昼間温度が上がっても、夜間はほとんど25度を超えることはない。25度より下がらない日を熱帯夜というが、ひと夏でいく日もない。特に都心でなければ意外と夜は冷えるはず。この冷たさを生かせたなら、少なくとも夜寝る時のクーラーは必要なくなるはずである。例えばマンションなどのような建物は、昼間の熱気が建物全体に蓄えられてしまって、夜になってもコンクリートの壁が熱を持っている。だからどうしてもクーラーが必要となってしまう。なぜ現代の住宅が夜になっても涼しくならないのか。ひとつには断熱されていることが挙げられる。今の住まいはほとんど断熱されている。その断熱の仕方も床・壁・天井と室内をつつみこむかたちで行われるのが一般的になっている。断熱の考え方は冬を考えて生まれた。室内で暖房した熱が外へ逃げないようにというためのものだった。住まいの難しさは、夏涼しい家をつくると冬寒くなり、冬暖かい家をつくると夏暑くなるということだ。そして今の住まいは間違いなく冬向きの家になってきている。断熱でつつまれた室内は、昼間の熱気が逃げないばかりか夜の冷たさをとり入れることもできなくなってしまった。昔の住まいが、夕方や夜になると外の涼しさにいち早く追随できたのは、室内の風通しが良かったことも、もちろんその理由のひとつだけれど、もっとも大きな理由は、室内のまわりが断熱されていなかったことに他ならない。室内のまわりをぐるりと断熱した家。この完成してしまったら見えない所、壁の中等が、健康という視点で建物を見た時の決め手となるのである。外観や室内のお化粧だけでは絶対に健康になれない、建物のチェックポイントだ。もうひとつ、室内が暑い理由を挙げるとすれば、今の住宅にはほとんど機能するような小屋換気口がついていないということである。全くついていない住宅もある。熱い空気は自然と上に集まってくる。その熱い空気を抜いてやるための換気口がなければ、当然暑い家になる。屋根のできるだけ高い所に換気口はつけたい。越屋根といって屋根の上に昔の煙出しのような小さな屋根のついている家がある、あるいは屋根の棟の部分、そうした所につけてあれば最高だろう。なのになぜ換気口のない家が多いかというと、雨が入り込んでしまうのを恐れてのことである。雨もりは家をつくる立場から見ればもっとも避けたいこと。だから換気口をつけたとしても軒天井、屋根の軒裏の部分につけられているのがせいぜい。2階の天井付近に当たるような低い位置につけても熱い空気は抜けない。そのために家を犠牲にしてしまっている。熱い空気、湿気を含んだ空気がこもっていれば、木にとっては腐りということにもつながってくるからである。1階より2階が暑いというのをよく耳にするのは実はこのため。しかも寝室はだいたい2階にある。そうすると小屋空間の暑い熱が天井面を暖め、幅射で室内が暑くなる。そうすると、寝る時クーラーが必要になってしまうのである。夫婦の寝室、子ども部屋へと、結局2階だけでも2台とか3台必要になってしまう。一晩中クーラーをつけて寝た時の、身体のだるさはおそらく誰もが経験していることで、できるならせめて夜は使いたくないと思っているのが事実ではないだろうか。最後に、熱気ということと同時に生活の中で発生する湿気について考えてみたい。熱気があって湿気があったらそれこそやりきれない。しかも窓を開けない生活、開けても思うように風の抜けない現代の間取り。かなり意識して生活しないと危険である。調理の煮たきや洗濯物を室内で干せば室内に湿気を出すことはわかっている。しかし、衣類の乾燥機が衣類の持っている水分の半分程の湿気を室内に出している、あるいは観葉植物、金魚や熱帯魚の水槽が、結構な湿気の発生源であるということは意外と気づかずに生活してしまっていないだろうか。見えない所、壁の中は重要といっているが、実はこうした室内で発生した湿気も壁の中に入っていく。壁の中は断熱されていて、湿気の逃げ道がない。施工中だって雨が降れば木材や壁の断熱材が濡れてしまう。完成してから、昔の住まいのように壁の中が空洞になっていれば徐々に抜けるが、一度入った湿気はそのまま、さらに生活の中から発生する湿気も加わる。壁の中、そして小屋空間の熱気や湿気を抜く工夫をしない限り、昼も夜も暑い家からは脱皮できそうもない。            書籍「プラス思考の健康住宅づくり」より家のお困りごとをリフォームで改善 4月3日(火)15:00~17:00 @しもきたふぁーむ にてセミナーを開催します。身体と環境に優しい“食と住まいのセミナー“ ~自然素材の家づくりと油のはなし~  

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  • 27Mar
    • 戸建住宅 スケルトンリフォーム事例ご紹介

      横浜で昨年竣工したリフォームのA様邸、事例ご紹介をサイトにアップしました。パッシブエアサイクルの内側通気層を作って、床下エアコンを装備しています。「冬は暖かく、夏はサラッと快適です」横浜市 A様邸

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  • 26Mar
    • 30坪の間取りご紹介 ④ 夫婦+お子さん二人

      こんにちは!30坪の間取りシリーズ、4回目です。今回は夫妻とお子さん二人、4人家族で約24坪。事例で紹介させていただいた、東京都Fさんの間取りです。シンプルで機能的な間取りに、2Fリビングとつながるバルコニーの形状が特徴的です。<間取り>              1階玄関と一体的な子供室は、必要に応じて建具で仕切れるオープンな計画。6帖ある寝室の横に配置した大きめな納戸(クローゼット)は家族の共有としています。階段は上階からの光や風を取り込めるようにスケルトン階段とし、階段奥にも小窓を設け、採光と換気をもたらします。   2階水廻り、収納以外は階段室やロフトも取り込む広々としたワンルームとしています。屋根勾配にあわせた高い天井とロフトを設けました。小上がりの畳コーナーは造り付けの机や棚を儲け、家族みんなの書斎でもあります。そして何と言っても、建物で一番印象的なのは木製のベランダです。洗濯物を干すだけではなく、そこでは、気持ちの良い日は食事をしたり、植物を育てたりと小さな庭のような空間です。1階面積 12.2坪2階面積 12.0坪延床面積 24.20坪家族構成 夫婦(30代)+子ども2人<パッシブエアサイクル(PAC)の家の間取りの特徴>中廊下を極力なくし、扉は引き戸を多用することで、風通しを図ります。外張り断熱で守られ、パッシブソーラーで太陽熱を取り入れる冬モードは暖房効率の高い家なので、吹き抜けがあっても安心。ちいさくつくってひろびろ暮らす家で、建築費用をかけ過ぎず、掃除もラクラク。収納は適材適所、必要分+α程度でシンプルに暮らす。且つ寝室の家具や高い家具は造作や転倒防止をしっかりと配慮することで、二次被害を防ぎます。注文住宅の事例はこちらから<<家づくりセミナーを予定しています。>>家づくりセミナー「オーガニックライフ~家事と子育てが楽しくなる家づくり」@調布日時:2018年4月12日(木)10:00~11:30場所:カフェ aona(あおな) ※調布駅より徒歩3分家づくりセミナー「オーガニックライフ~家事と子育てが楽しくなる家づくり」@調布身体に害のないモノ、安心で安全なモノを選んで食べたい、食べさせたいと思うように家づくりも同じような基準で選びませんか。憧れの無垢の木と自然素材の家を建てよう『オーガニックライフ』は、そんな方へご提案する家づくりです。カフェ aona(あおな)さんのセミナー託児はありませんが、お子さんと一緒にご参加頂けます。

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プロフィール

エアサイクルハウジング(株)

誕生日:
PAC住宅は1977年から
お住まいの地域:
東京都
自己紹介:
上質な素材で、心地いい家をつくる 日本橋の工務店エアサイクルハウジング㈱です。 パッシブエアサイ...

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健康住宅書籍シリーズ
「やっと出会えた本物の家」ほたる出版
1977年から健康住宅のご提案
http://www.passive.co.jp/book/index.html

「夫婦の生活実感でつくる家」ほたる出版
http://www.passive.co.jp/book/couple/index.html

PACの仲間たち
総合建築 植田(兵庫県淡路市)
http://www.skueta.com
昭栄創建株式会社(福島県郡山市)
http://www.shouei-sk.com
仙台エアサイクル住建株式会社(宮城県仙台市)
http://www.sendai-air.co.jp/
カメラマン 林 建次さん(東京都)
http://officemigi.com/
那須の陶芸家 土門 塊さん
http://domon-clay.com/pottery/Welcome.html