上のイラストをクリックしてください。あなたの英語感が変わります。
日本人に「英語を話すためのしくみ」と「英語ということば(単語)をどのように並べて英語表現とするか」という視点がまったく欠けています。だから英会話学習は覚えては忘れ忘れては覚えるセリフ覚えの学習となっているのです。英語のしくみは驚くほど簡単なものです。
ファンクションメソッドなら、驚くほど短期間で英語脳を獲得することができます。
私が提唱するファンクションメソッドは、「ひとまとまりの行為・状態論」を元にしています。言葉というものは、「意味ある単位」、つまりフレーズで意味が定着、蓄積するもの、文法用語で話せないのは当たり前です。
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【今日の学習】
私は、若い頃学習塾を経営していました。
この季節に思い出すのは夏期講座の募集です。特に学校の英語学習がわからなくなったと子供たちがたくさん応募してきたものです。
私は、子供たちの学年に関わらず中1年の始めからコミニカ英語基礎編をやらせたものです。特に未だに覚えているのは、私立高校への入学試験に破れたいわゆる高校浪人になった子供にも中1年の始めからやらせました。
もちろん、高学年になるほどプリントをこなすスピードが速いのは当然です。
英語ほど簡単なしくみで成り立つ言語はなく、それが理解できたらどんどんプリントをこなすスピードが増します。
英語はbe動詞系列と一般動詞系列の2つでなりたっています。
今まで説明したとおり、be動詞系列には進行形や受身形も含まれています。
つまり、(1)から(3)まではすべてbe動詞系列の運用なのです。
今までbe動詞系列の運用における現在形と過去形の表現をとりあげました。
今回は、引き続き未来形での展開をとりあげました。
ちなみに未来形での展開はbe動詞系列・一般動詞共通であることに注目してください。
○英語の九九 ファンクションフレーズテーブル be動詞・一般動詞共通 未来形
教育文法では未来形と言えば、「will+動詞の原形」と教えています。つまり文字通りwillは助動詞は名前の通り「動詞を助ける」ということであり、原形の動詞と結びつくという説明です。
しかし、これは明治時代に開発された日本だけに残っている読解のための文法理論です。
日本人以外はどのようにとらえいてるか、誰も教えていません、
例えば、以下のように教えることが多いです。
Be careful! ----------------> Yes, I will.
注意しなさい(注意深くありなさい)--> はい、そうします
Take care! ----------------> Yes, I will.
注意しなさい --> はい、そうします
Be a good singer! ----------------> Yes, I will.
歌が上手になりなさい --> はい、そうなります
つまり、willを含むファンクションフレーズに結びつくのは原形動詞フレーズなのです。
ここで重要なことに日本人は気づくべきです。
英語でBe careful!とか、 Take care! と言われたら、そのままそのひとまとまりの意味をとらえます。
日本の勉強すればするほど英語が話せなくなるという悲劇が生まれているのです。
常識で考えても「will be」とか「will take」と覚えて言葉が蓄積・定着するわけはありません。
(1) 「~は ナニだ文」 補語が名詞のもの
She will be a good singer.
彼女は歌が上手になるでしょう/なるつもり
(2) 「~は アル・イル文」 補語が方位語(方位副詞・前置詞)のもの
She will be on my mind.
彼女は私の心に残るでしょう
(3) 「~は ドンナだ文」 補語が形容詞のもの
She will be good at singing.
彼女は歌が上手になるでしょう/なるつもり
補語がing形動詞フレーズのもの(進行形)
She will be singing well.
彼女は上手に歌っているでしょう
補語がed形動詞フレーズのもの(受身形)
She will be loved by everyone.
彼女はみんなに愛されるでしょう
さらに、いわゆる未来を表すwillやshallだけでなく以下のような助動詞も同じしくみの表現となります。
be動詞系列では、すべてbe+補語フレーズとなります。英語のしくみが分かったら英語は簡単ですね、
○英語の九九 ファンクションフレーズテーブル 助動詞can
○ 助動詞canによる情緒表現 ここでは助動詞canは「可能性」を表す
(1) 「~は ナニだ文」 補語が名詞のもの
She can be a good singer.
彼女は歌が上手なはずです
(2) 「~は アル・イル文」 補語が方位語(方位副詞・前置詞)のもの
She can be on my mind.
彼女は私の心に残るはずです
(3) 「~は ドンナだ文」 補語が形容詞のもの
She can be good at singing.
彼女は歌が上手なはず
補語がing形動詞フレーズのもの(進行形)
She can be singing well.
彼女は上手に歌っているはずです
補語がed形動詞フレーズのもの(受身形)
She can be loved by everyone.
彼女はみんなに愛されているはずです
○ 助動詞mayによる情緒表現 ここでは助動詞canは「推量」を表す
(1) 「~は ナニだ文」 補語が名詞のもの
She may be a good singer.
彼女は歌が上手かもしれない
(2) 「~は アル・イル文」 補語が方位語(方位副詞・前置詞)のもの
She may be on my mind.
彼女は私の心に残るかもしれない
(3) 「~は ドンナだ文」 補語が形容詞のもの
She may be good at singing.
彼女は歌が上手かもしれない
補語がing形動詞フレーズのもの(進行形)
She may be singing well.
彼女は上手に歌っているかもしれない
補語がed形動詞フレーズのもの(受身形)
She may be loved by everyone.
彼女はみんなに愛されているかもしれない
「コミニカ英作法」
まず基本形です。
(1) 彼女は幸せです ※補語が形容詞 現在形 中1配当
< ~は ドンナだ文>
① 彼女は、~です → She is
② 幸せな → happy
(完成文) She is happy.
(2) 彼女は幸せでした ※補語が形容詞 過去形 中1配当
< ~は ドンナだ文>
① 彼女は、~でした → She was
② 幸せな → happy
(完成文) She was happy.
(3) 彼女は幸せになります ※補語が形容詞 未来形 中2配当
< ~は ドンナだ文>
① 彼女は、~つもり → She will
② 幸せな → be happy
(完成文) She will be happy.
(4) 彼女は幸せかもしれない ※補語が形容詞 助動詞may 中2配当
< ~は ドンナだ文>
① 彼女は、~かもしれない → She may
② 幸せな → be happy
(完成文) She may be happy.
以下は動的フレーズを使った応用です。
(5) 彼女は歌を歌っているでしょう ※補語がing形動詞フレーズ 未来進行形
< ~は ドンナだ文>
① 彼女は、~でしょう → She will
② 歌を歌っていること → be singing a song
(完成文) She will be singing a song.
(5-2) 彼女は歌を歌っているかもしない ※補語がing形動詞フレーズ 未来進行形
< ~は ドンナだ文>
① 彼女は、~かもしれない → She may
② 歌を歌っていること → be singing a song
(完成文) She may be singing a song.
(6) 彼女はみんなに愛されるでしょう ※補語がed形動詞フレーズ 未来受身形
< ~は ドンナだ文>
① 彼女は、~でしょう → She will
② 歌を歌っている → be loved by everyone
(完成文) She will be loved by everyone.
(6-2) 彼女はみんなに愛されているかもしれない ※補語がed形動詞フレーズ 未来受身形
< ~は ドンナだ文>
① 彼女は、~かもしれない → She may
② 歌を歌っている → be loved by everyone
(完成文) She may be loved by everyone.
英語が話せるということは、「瞬間の英作」ができるということです。
英語のしくみが分かれば簡単に以下のような英作ができます。
実は、「コミニカ英語教材<基礎編>」やその改良版である「英語の九九 英会話発想トレーニング」は、中1の始めからこの英作法で英語を学んでいきます。
[教材購入の皆さんへ]
「コミニカ英語教材<基礎編>」は、一貫してファンクションフレーズと動詞フレーズを別個にとらえる学習法を展開しています。 ファンクションメソッドは、このようにとらえて学習を進めるから実際に使える語彙が確実に定着・蓄積していくことになります。
「しくみがわかる」ということと、実際の具体的な文の生産は別次元のことです。「英語の九九 英会話発想トレーニング」では、約3,400の英文の生産が、「コミニカ英語教材<基礎編>」ではそれ以上となっています。
これら2つの教材は「世界水準」で製作されています。
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