今日、4月23日(日)は

フランス大統領選挙 2017。

 

フランス中がザワザワしています。

 

Google のトップページも、朝から大統領選仕様。

 

 

街中に並ぶ、候補者ポスター。

こんな風に、臨時のポスターボードが並べられます。

 

 

 

気づきましたか?

2,3,6,7,10の候補者のポスターが

何だか可愛らしいことに。

 

気に入らない候補者ポスターには、

上からポスターを貼って応戦。

 

 

 

Schtroumpfs(Smurf、スマーフ)のキャラクター

Grouchy Smurf(グラウチー、不機嫌スマーフ。

フランス語ではSchtroumpf grognon)のポスター。

ハッシュタグまで用意されています。

 

さらに

ポスターの重ね貼りで、同じ候補の写真ばかりになっているのも

フランス選挙戦あるあるです。

 

 

他の場所では、ポスターに落書き。

 

 

 

どのポスターも、ヒゲが生えたり歯がぬけたり

白目になったり、鼻の穴が拡大されたり。

 

もはや、小学生男子のイタズラ…苦笑

 

 

選挙カーや、毎朝の街頭演説のようなものはないので

日本の選挙と比べて、音響的には静かですが

 

大学や、メトロの駅、大きな公園の出入り口などでは

毎日、熱心にビラ配りが行われ

至るところに、候補者ポスターやプロパガンダ的ポスターが貼られ

どこにいても、政治議論が聞こえてきます。

 

フランスの大統領選挙は

明日の第一次選挙で第1位の候補者が

総投票数の過半数を超えない限り

上位2名による決選投票があるので

明日、大統領が選出されることは

まずないと考えて良いのですが…

 

それでもイギリスで、アメリカで

そして欧州議会での極右政党の台頭など

予想を覆す投票結果を見た後では

何が起きても不思議ではない、というのが

正直なところ。

 

テレビ討論の後で、大幅に支持率を伸ばした候補がいたり

マルセイユ、シャンゼリゼで襲撃(未遂)事件が起きたり

それを機に、一部の候補が民衆を煽るような発言をしたり…

 

開票するまでは、油断ならない選挙になりそうです。

 

 

フランス人は、議論が大好き。

加えて、政治の話も大大大好き。

政治議論は、年代を超えて

カフェ、ディナー、もしくはバーなどで

フランス人が集まれば、必ず出てくるテッパンの話題です。

 

移民賛成/反対、EU残留/脱EU、など

まず、自分の意見と支持政党があって

自分の意見に近い候補に投票する、というスタイルが多く

白熱の議論が交わされます。

 

老若男女問わず、政治に関心がある国民性なので

一時の感情に煽られて投票したり

投票を放棄する可能性は低いとは言え

なんだかいやーな雲行きです。

 

選出される大統領によって

移民排斥→ビザや滞在許可証の発給条件に

大きく影響があったりするので

外国で生活している以上

興味を持たないわけにはいかない、大統領選と政治関係。

 

私は

特定の政治的見解や主張、政党や候補者を

支持・後援しているわけではありませんが

 

これ以上、事件などが起きず、粛々と選挙が行われ

極端な主張を繰り返す、移民排斥派ではなく

バランスの取れた候補者が選出されることを

願うのみです。