Think of an idea to change our world and put it into Action!
(世界を変える方法を考えそれを実行してみよう)
・・・11歳の「世界」といったら
学校
友達
家族
ぐらいなものだろうか?
そして彼に言わせると
「世界はクソだ」
・・・彼の世界の住人は
アル中のママ
出ていったきり行方知れずの
暴力オヤジ
なによりそんな両親を嫌っている自分は
いじめられてる同級生すら救えない・・・
そんな彼のアイディアは
「僕が3人の人を助ける
3人はそれぞれ3人を助ける
そしてその3人も・・・」
助ける条件は
ペイフォワード(次へ渡せ)
まるで幸せのねずみ算みたいなこのアイディアを
先生は褒めたけど、彼の“親切”は実際、失敗だった。
少なくともそう見えた。
だけど“次へ渡せ”は確実に広がっていった・・・
「世界が変わるのを見たかったんだ」
という言葉は
彼の正直な気持ちなのだろう。
彼の手を離れたところでの“次へ渡せ”が思わず笑っちゃう。
どれもその人“らしくて”。
そして、彼の世界も変わった。
「世界は思ったほどクソじゃない」
change the worldではなくて
change our worldなんだよね。
この課題を与えた先生は
それ変だよ
無理
と口々に言う生徒たちにこう返した
「じゃこれは?
possible 可能」
可能の王国は
君たちの頭の中にある、と。
・・・こんな先生に会いたかったね、11歳の頃に(笑)
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★ 好きなシーン
★ ぶつけられオシャカになった車の前で立ち尽くす記者に
ジャガーの鍵をポンと投げてよこす男。
「くれてやる」という言葉を信じられない彼が、立ち去る男に向かって叫ぶ
「俺だって車ぐらい持ってる」
・・・壊れてるけど(笑)
★ 救急病院で診察待ちの喘息の子供に順番を譲る男。
・・・銃を振り回して、って危なっかしい方法でね。
★ 仕事のせいで先生とのデートに遅れそうなママのために
タクシーまで呼んで送り出す出来た息子。
・・・ママの喜びようったら(笑)
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↑オープニングタイトルが気になっていた。
子供世界の、残酷さ加減も見えそうな乾いた音。
「Possibility 可能性」
このトラックは少しずつ姿を変えて劇中そしてエンドロールにも登場する。
「Tardiness 勇気を出して」
「Desert Drive 放棄」
先生役のケビン・スペイシーもトレバーを演じるハーレイ・ジョエル・オスメントも、アル中ママ役ヘレン・ハントも、芝居臭さのなさがお見事なのだがこのサントラも、こんな奇跡みたいなお話のともすれば甘ったるくなりそうなトコをうまく締めてる気がする。
トーマス・ニューマンって「ショーシャンクの空に」も手がけてるのね。あ~観たくなってきたよ(笑)
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