18日は、B-14 ETSUデザインハウス with SPSPブースにてミニ講習を行いますが、19日は、ホルベイン画材さんのブースで、パンパステル新製品のデモンストレーションをさせて頂きます。
まだ、サイトにも掲載されていないようですが、試作をさせて頂いたので、掲載します。
●パーレセント・メディウム
パンパステルと同じ粉状のメディウムで、現行のカラーに混ぜて使えますし、単体でもきれいです。
◆パールメディウム-ホワイト
・ファイン(細い) ・コース(粗い)
★カラーと混ぜると、パールのような光沢になり、混ぜる量で仕上がりが異なります。
ベースの紙の色でも違いますね。
◆パールメディウム-ブラック
・ファイン(細い) ・コース(粗い)
★ダークカラーに混ぜると、宝石のようなリッチな輝きになります。
↓単色で黒の紙に乗せたもの。
↑パールホワイト: 左:ファイン 右:コース(ベースは黒のATC紙にグルーパッド塗布)
↑パールブラック: 左:ファイン 右:コース(ベースは黒のATC紙にグルーパッド塗布)
いずれも見る角度によって、輝きや色が違いますので、それを活かした作品作りも楽しめます。
また、ミクストメディアの作品作りにもおすすめです。
コース(粗め)の方は、どちらも大きめのキラキラが入ってるので、すごくきれいですが、そのままでは紙につきにくい感じです。
ベースに、グルーパッドを使うと、良くくっつきますので、グルーパッドでスタンプするのがおすすめ。
ファインの方は、バーサマークでもOKみたいです。
↓ベースは黒のミラーコート。 グルーパッドでスタンプ。ホワイト・ファイン
ホワイト・コース
↑カラーのインク(ニジコ・ビビッド)でスタンプし、パールホワイトを乗せたもの
↑黒の紙にビビッドを塗りつけ、パールのコース(粗め)を乗せたもの
その他、キットパスの定着に、ベビーパウダーの代わりに使っても良いですね。
↓ベースは白の紙にグルーパッドパールブラック
上:ブラック・ファイン 下:ブラック・コース
ブラックを白い紙で使うと、全体的に黒くなりますが、なかなか味のある感じになります。
●カラーレスブレンダー
世界で初めてのソフトパステル専用のカラーレスブレンダーです。
現行のカラーに透明感を出したり、より効果的にカラーを伸ばすことができ、新しい効果を楽しむことができます。
カラーの下地としてカラーを塗る前に塗ったり、カラーのあとに塗って混ぜ込んだり、それぞれ違った効果になります。
◆トランスペアレント・エフェクト(透明効果)
カラーレスブレンダーを使うことで、透明感を出すことができます。
顔料(色の元)の色相(ヒュー)の特徴を壊さずに、透明感を出せます。
マゼンタに使用
◆ブレンディング
「なめらかに伸びる」
パンパステルの特徴のひとつは、液体絵の具のように、ドライパステルが混ぜられることです。
カラーレスブレンダーを使うとさらになめらかな混色ができるようになり、混色の可能性をより広げることになります。
混色は、指を使うより、専用スポンジで行う方が伸びが良くなります。
↑伸ばし ↑混色
●パールカラー 6色
前回の新製品メタリックに加えて、パールカラーが6色出ました。
やはり発色がとても良く、きれいなシマー感。
キラキラ好きとしては、作品作りが楽しくなります。
とくにグルーパッドを使ってツルツル面に使用すると、とてもきれいなパールカラーです。
こちらは透明シートにグルーパッドでスタンプし、全カラーを乗せたものです。
↑ステンシル(マスク)を使ってバーサマークを塗り、外してからパステルを塗ったもの
↑テクスチャーのある厚紙に、全体にバーサマークを塗ってレインボウに塗り分け
↑エンボスフォルダーにかけてから、バーサマークを塗って凸面に着色
↑黒のミラーコート紙にグルーパッドでスタンプし、着色
以上、いろいろ実験しましたが、まだまだできそうです。
UVレジンの着色、ヴェラム紙(トレーシングペーパー)、メタリックカラーのペーパーなどに使ってもきれいそうですね。※画像の無断使用はご遠慮ください。
こちらの文章は、ホルベイン画材さんよりご提供頂いたものを、独自に編集したものです。文章のコピーもご遠慮願います。