「音楽ダウンロード販売」と「CD販売」のどっちが得なのか | bitter Orange

「音楽ダウンロード販売」と「CD販売」のどっちが得なのか

最近はAviUtlについてばかり書いていたため、ちょっと休憩程度に話題を変えてみます。



昔は、音楽をレコード(といっても、その時代に生まれていたわけではありませんが)で販売していました。

しかし、時代が過ぎるうちに...

レコード
 ↓
レーザーディスク
 ↓
カセットテープ
 ↓
CD(コンパクトディスク)
 ↓
MD(ミニディスク)

(順番とか順序が違ってたらすんません)

と変わっていきました。


最近では、音楽もダウンロード購入できるまでになりました☆
おサイフケータイがあれば、支払いもその場で出来ちゃったりして、ものすごく便利ですね。


ですが...管理人はイマイチ好きになれません...。まぁ、手軽なのは分かるんですが>音質の問題なのですよ。

おそらく有名なのが、「iTunes store」(特にIpodとか使ってる人)、「mora/mora win」(特にWALKMANやその他の音楽プレーヤーを使ってる人)、最近では「AMAZON MP3」とか。(たぶん)


ケータイの音楽サイトでダウンロードしている人も多いかと思います。


さて、この中で「AMAZON MP3」は許すとしましょう。なぜなら、AMAZON MP3は、著作権保護されていないファイルで購入できるので、CDへのリッピングや、音楽プレーヤーに転送しやすいからです。

なんと、さらに非常に高音質なのです。音質の基準になる目安に「ビットレート」なるものがあります。

AMAZON MP3は、そのビットレートが256(kbps)なんです!(ニゴロとか言いますね)

(ビットレートに関しては、後に記述します。たいていの人は知ってると思いますが)



で、moraやiTunes storeに関して言いますと、moraは132(kbps),iTunes storeは128(kbps)みたいです。一部、256(kbps)になっているものもあるみたいですが、本当に一部みたいです。(iTunesは知りませんが)


そして、1曲あたりの値段は150~200円です。一見、CD買うより安いんですが...


音質から考えてみると....
CDのビットレートは、1411kbpsです。(一般的に、CDに対してビットレートとはあまり言いません)

つまり、ビットレートが128(kbps)の曲は音質が本来の約1/11になってしまっているということです。(あくまで、計算上です)

ビットレートが132(kbps)の曲の場合は約1/10.6、さらに256(kbps)の場合は1/5.5です。


「音質が1/10とかなのに、200円も出して買いたくない」というのが、管理人の言いたいことです。


が、しかし人間の耳というのは案外バカなもので、ビットレートが256(kbps)の曲と、CDの曲とは音質の区別がほぼ出来ないのです(笑)

ちなみに、128(kbps)や132(kbps)くらいは、素人でもハッキリ分かります)

だから、AMAZON MP3はまだ許せるとしても....。


スピーカーで聴く場合にはそんなに気にならないのですが、イヤホンやヘッドホンで聴くことの多い管理人にとっては、死活問題レベルです。


最近のポータブルプレーヤーには、高音域を復元して再生する機能もありますが、やっぱりCDまでにはならないんですね...。


というわけで、管理人に言わせると音質面で考える場合、圧倒的に「ダウンロード購入は損」なのです。(ぶっちゃけ、CDもネットショップで頼めば手元までくるわけだし...)

まあ、すぐに聴けるという点をいくらで評価するかですが...。以上。






ビットレートの余談。(自分の思うことなので、公式記述と言い方が違うかもしれません)

音質を示す基準の1つにビットレートがあります。

不可逆圧縮音声ファイル(MP3ファイルとか)においてビットレートは8~320(kbps)が一般的です。Dolby Digitalなど、AACフォーマット(DVDとかBlu-ray)においては、448(kbps)まで可能です。たぶん。

人間の耳で、圧縮/非圧縮判別可能な音質は、160~192(kbps)くらいです。エンコーダー(MP3変換ソフト的な意味合い)や、フォーマット(MP3とかの種類)に依存しますが、ほとんどこのくらいのビットレートが聞き分けられる限界です。

また、音源に高音を含まないモノの場合は、128(kbps)でも聞き分けられないかもしれません。

また、イヤホンやヘッドホンの性能でも変わります。解像度の高いイヤホン/ヘッドホンや、スタジオ用のヘッドホンでは、もう少し上のビットレートでも聞き分けが可能かもしれません。

ビットレートが高いほど、1ファイル当たりのサイズが大きくなります。可変ビットレート(ビットレートが変わる形式)の場合は、ファイルサイズを抑えつつ、高音質での圧縮が可能になります。