当て逃げの米兵から酒気

 北中城村で9月に発生したYナンバー車の当て逃げ事件で、車を運転していた米海兵隊の20代の男からアルコールが検出されていたことが3日、捜査関係者への取材で分かった。米兵は「事故後に飲んだ」と話し飲酒運転を否定しているという。米兵は車を乗り捨て、現場から逃走していた。
 捜査関係者によると、事故後、車両ナンバーなど県警から照会を受けた米軍側が、車の所有者である米兵を特定し、飲酒検査を実施。県警の数値に換算すると、呼気1リットル当たり、0・15ミリグラム以上の基準値を超えるアルコールが検出されたという。
 事故は9月24日に北中城村瑞慶覧の国道330号で発生。Yナンバー車が走行中のトラックに追突して逃走後、現場付近の路上で乗り捨てられていたことから、宜野湾署が当て逃げの容疑で捜査していた。
 捜査関係者は、逃走後の検知のため酒気帯び運転の立証は難しいとしつつ、捜査は進めるとしている。当て逃げ容疑については近く書類送検する方針という。


沖縄タイムス | 当て逃げの米兵から酒気
http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-11-04_25581/