台湾華語と中国普通話の違い:カタツムリ | いろいろあるけど、やっぱり台湾

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下町グルメ、南国フルーツ、親日家の人たち、
繁体字の中国語、連日の雨、中国との微妙な関係…

わかったようで、よくわからない。
だから、やっぱり台湾はおもしろい!



台湾の中国語(華語)と中国の中国語(普通話)の違いについて、気づいたことの覚書です。

台湾で時々みかける大型のカタツムリをご紹介した前回の記事。

中国の普通話を勉強された方の中には、「あれ?ピンインが違う」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんね。

実は、同じ漢字の繁体字と簡体字のはずなのに、中国と台湾は読み方が違うのです。

いつものように「漢典」で見てみましょう。


 
台湾華語では「蝸牛/guāniú」、中国普通話ではこれを簡体字にして「蜗牛/wōniú」なのです。



おもしろいのは、ウサギ小屋のような狭い家を表す「蝸居蜗居」という言葉は、台湾華語も中国普通話も「wōjū」と読むこと。台湾でも「guā」と読むのは変なのだそうです。

自分の家を「あばらや」「むさくるしいところ」等のように謙遜していう時に使う「陋巷蝸居/lòuxiàngwōjū 」という成語もある上、中国で大ヒットしたドラマのタイトルにもなったからでしょうか。

うーん、一筋縄ではいきません(笑)
でも、スッキリ割り切れないところが、言葉の面白さかな、とも思います枝豆