「よりによってお盆に人間ドックってどういうこと?」

と思いながら、初めての人間ドックに行って

まいりました。癌を宣告されることも

「かもしれない運転」状態で半ば覚悟してましたが、

「シャブを使ってでも痩せた方がいいよ」ぐらいの

軽いドクターアドバイスで、まぁなんとか

大事には至らなかったようです。


胃カメラも初めて飲みました。「鼻からはそんなに

痛くない」って聞かされていましたが、絶対痛いと

疑ってました。全然痛みがなかったといえば

ウソになりますが、まぁ耐えられる痛さでした。

痛みには弱いタイプの私がなぜ耐えれたのかな、

と考えてみますと、カメラを挿入されている間中

女医さん2人がずっとはげましてくれてたのが

大きかったように思います。


「喉をすぎるとき違和感あると思いますが

 がんばってくださいね」

「よだれはどんどん垂れ流してもらっていいですよ」

「痛かったでしょう、がんばりましたね~」

など、この年になると人にはげまされることも

ほとんどなければ、ましてや複数の女性に

はげまされるなど日常生活において皆無ですから、

「よーし、いっちょがんばるか!」ぐらいの

気持ちがわきました。


初めてのセックスの時も、初土俵入りも

初めての爆弾処理も、初めての喪主挨拶も

周りで複数の女医さんがはげましてくれたら

うまくいくかもしれないな、と中年男が

発見した1日でありました。