先日の金曜日に五ヶ瀬町のコウロギノブコさんの圃場へお邪魔しました。

宮崎市からは高速を使って休憩なしで約２時間半の道のりです。

実は栃の葉書房さんの「園芸Collection」に連載の「新・平成三色すみれ考」Part３の執筆の季節が巡ってきました。その取材のためです。

前回の「平成三色すみれ考」の連載はこれまで数年間の記録のまとめでした。ですから、遺伝性など何をどう書こうかは連載時点ですでに構成出来ていました。

しかし、新連載はそこで取りこぼした部分や最新の情報へと内容が移行。ここ数年の進化や変化はあまりにも早く検証する間もありません。とにかく何が起こっているのか記録するだけで精いっぱいの状況です。

また、こういう内容を書いてほしいとか情報提供などがあれば書きますが、そんなものは基本ありません。ですからアンテナを立てて自分で情報を集めていくしかないのです。

そして、やっぱり書きたいと思ったことしか書けないんですよね（笑）。

原稿の季節が近づいてきてさて今度は何を書こうかと考えた時。気になっていたのがコウロギさんの事でした。

前回でもコウロギさんの育種について書いていますが、どうもそれだけでは伝わらない。そこで、もっと詳しくお聞きしたいと伺ったわけでした。

まずは圃場を見学。オリジナル系の苗がたくさん並んでいました。

今年は夏が暑く、また残暑が長く続き、ようやく涼しくなったと思ったら曇りがここ一週間続いてなかなかうまくいかないとのこと。

今年は皆さん、本当に天候に振り回されています。

モンロースカート

ステンドグラス

碧いうさぎ系

ノブコズベインフリル

遂にノブコズベインにフリルも登場！これから固定度も高まっていくでしょう。

ノブコズフリル

五ヶ瀬のしずく

すでに注文はいっぱい。出荷は１１月からとのことです。

その後、ノートを取りながらの取材。生産に入るきっかけなどこれまでに知らないことをお聞きすることが出来ました。

種播き記録と種採り記録。貴重なノートも見せていただきました。

そして、交配用に愛用の目打ちも！

何故、目打ちを使うのかの理由も・・・。これは連載の中で書こうと思います（笑）。

私も交配ではピンセットを使っていましたが、最近は目打ちを使っています。こちらの方が細かな作業では使いやすいです。

今回、深いお話を聞くことが出来ました。

さて、これをどうまとめようか・・・。年末まで悩む日々が始まりま～す（笑）。

コウロギさんの圃場へ！