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食物アレルギーと食物不耐症の違い



基本は、

食物アレルギー は食物のなかの蛋白質によって生じます。

FODMAPなどの食物不耐症は、食物のなかの糖質によって生じます。

食物アレルギーは、消化管から吸収されるために生じます。

FODMAPなどの食物不耐症は、小腸から吸収されないために生じます。




それらの違いを図解しました。

上の基本を記憶した後で、

下の図を良く眺めてください。




111図1

 
222図1



小麦では、食物アレルギーは蛋白質のグルテン、食物不耐症では糖類のフルクタン(イヌリン)が原因です。


乳製品では、食物アレルギーは蛋白質のカゼイン、食物不耐症では糖類の乳糖(ラクトース)が原因です。


つまり、このふたつは、食物アレルギーと食物不耐症の両方の危険があります。







(注)レクチンという蛋白が糖たんぱくと結合してアレルギー反応を引きこし、食物不耐症の症状を引き起こすレクチン不耐症や、アルコール不耐症など、糖質以外で不耐症症状を引き起こす場合もありますが、上述したことが基本です。
 レクチンを多く含む食品:ナス、トマト、ジャガイモ、ピーマン、大麦、小麦、オーツ麦、ライ麦、ナッツなどの種子類、落花生、卵、乳製品。(症状:嘔気、下痢、体重増加)