薬物療法~頓服薬ワイパックス編~ | 産後パニック障害に負けない☆ ワーママ奮闘記

薬物療法~頓服薬ワイパックス編~

パニック発作が起きた時もしくは起きそうな時に服用する『頓服薬』としては、ベンゾジアゼピン系の抗不安薬、中でも血中濃度半減期が短い薬(短時間で効果が最大になる)が用いられます。

抗不安薬は依存が形成されやすい薬剤です。

この依存は、血中濃度半減期(T1/2)が短い程形成されやすいと言われています。

例えば私が使っている『ワイパックス』(ちなみにユーパンはワイパックスの後発品)ですが、T1/2が12時間です。

効果発現には3~4日かかりますが、依存ができにくいので長期間服用できる『メイラックス』のT1/2は144時間であり、比べると違いは歴然です。

ワイパックスは、full dose(1日3mg)を1ヶ月服用すると、依存が形成されるそうです。

しかし!!頓服で使用する1回量は0.5mg、追加で服用して2錠になっても1mg、全く依存など気にしなくていい用量なのですニコニコ

これは私を救ってくれた名医に言われたのですが、苦手な場面等で緊張した際、頓服を我慢して悪いトラウマを残すより、頓服を多めに使ってちょっと眠いなぁくらいでのほほーんと乗り切った方がいいんですってチョキ

苦手な場面に出くわしても発作に至らない事を脳が認識してくれたら、自然と頓服の存在を忘れて過ごしている自分がいるようになりますから、それまでは頓服を我慢する必要はないのですキラキラ

ワイパックスは、パニック障害の頓服で一番良く使われている『ソラナックス・コンスタン』より少し作用は弱いらしいのですが、変な味がなく、水無しで舌下投与(舌の裏側に含む事で、そこにある血管に直接吸収されるので効果の発現が早い!!)ができますし、大きさもフリスク位でこっそり飲みやすいので、オススメですキラキラ


さて、ジェイゾロフトが中止になってから、次の薬剤を試すまでの2ヶ月程は、乗り物に乗る時や友人と集まる時には迷わずワイパックスを服用する生活を送っていました。

ワイパックスを服用すると、予期不安があっても発作が起きないので、その場に慣れればとても楽しく過ごせたのです。

その頃、少しずつ粉ミルクも再開していたので、頓服を飲んで最初の授乳タイムは粉ミルク、2回目から少し搾ってから母乳というやり方にしていました。


その間に、セカンドオピニオンとして、もう1件クリニックを受診しました。

そのクリニックは最寄駅のすぐ側にあり、もうすぐ引退予定というおじいちゃん先生が診察していました。

電話で予約を取り行くと、普通のメンタルクリニックとは全く違い、受付さんはおらず、待合は狭く、患者さんは全くおらず、すぐに診てもらえました。

始めは大丈夫かなぁガーンと思いましたが、このおじいちゃん先生、実は某大学精神科の客員教授もしているくらいで、知識は豊富、多くの症例を診てきたベテラン医師で、私はとても助けられました。

おじいちゃん先生曰く、「ベンゾジアゼピンは、野菜等にも微量に含まれている自然界に存在している物質なんだよ。だから少々母乳に移行したって、たいしたことないよ。」だそうです。

ちなみに、ベンゾジアゼピン系の中でもお薬を代謝・排泄するのに一番負担が少ないのが『ワイパックス』だそうです。

ですから、母乳を通じて赤ちゃんが少量飲んだとしても、赤ちゃんの消化器官に負担をかけにくいらしいです。

ただ、もう引退間際なので私の主治医にはなれないという事でしたしょぼん(名医に出会う前だったので結構凹みましたあせる

しかし、お薬を出したりちょっとしたアドバイスを単発でいいならまたおいでと言われ、その後何回かお世話になっています。

また改めて詳しく書くつもりですが、おじいちゃん先生は、『自律訓練法』について勧めてくれ、練習するきっかけをくれましたキラキラ

また、このおじいちゃん先生は、引退間際だからか理由はわかりませんが、精神科ならではの加点請求をしません。

なので、窓口での支払いが初診でも1000円弱、再診の今では500円弱ですお金

大好きな信頼できる先生なので、できるだけ長く現役で診療していただけたらなぁと願っています(^O^)/




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