差別化戦略
独立起業・セルフチェック vol.34
M.ポーターの競争基本戦略は以下の3つに分けられます。
①コストリーダーシップ戦略
競争企業よりも低コストを実現する戦略です。これは規模の経済と経験効果からコスト削減を追求するもので、多くの場合、市場占有率(シェア)を志向します。大企業向き、先発企業向けです。
②差別化戦略
品質、機能性だけでなく、デザイン、サービスなどの独自性により、顧客から特異と認められる価値を創造して、競争優位性を獲得する戦略です。経営資源に限りのある中小企業向き、後発企業向きです。
③集中戦略
市場を細分化し、特定の顧客層、特定の製品、特定の地域などに経営資源を集中することにより、競争優位性を獲得する戦略です。集中戦略には、コスト集中と差別化集中があります。
後発かつ中小企業が、新規市場に参入していくには、やはり差別化集中戦略を取るべきでしょう。差別化のポイントは、上記のもある通り、品質・機能だけでなく、デザイン・サービス、あるいはビジネスモデル・システムにもあります。
差別化ポイントは模倣困難であることが重要で、そういう意味ではデザインなどよりもビジネスシステムなどのほうが競争優位性を保持し続ける可能性が高いですね。
独立・起業する際、自らのウリ・強み・差別化ポイントを明らかにすること、またそれを構築することから始めるとよいでしょう。
事業計画・創業支援など、メールフォームにてお気軽に弊社までご相談ください。
http://form1.fc2.com/form/?id=415529
<シリーズ記事へのリンクです>
⇒アントレプレナー向け