『世界まる見え!テレビ特捜部』 トリーチャー・コリンズ症候群 | パンデモニウム

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※何度かのブログフォーマット変更により改行ポイントがずれてしまい、ほとんどのページがガタガタになっております。
読み難くて申し訳ないです。

6日の 『世界まる見え!テレビ特捜部』 で、トリーチャー・コリンズ

症候群について紹介されました。


僕はこの顔で生きていく


UK・ランカスター

ジョナサン・ランカスター(25歳;愛称 ジョノ)は、生まれつき

トリーチャー・コリンズ症候群に罹っていた。


トリーチャー・コリンズ症候群

  ・・・下顎顔面骨形成不全症

    頭蓋・顔面の骨(頬骨など)に発達障害が起こり、1万人に1人

   発症する。

    耳も発育が出来ず、難聴になるケースも

    原因不明で、遺伝子疾患と考えられている。


1984年、ジョノは、その顔立ちに驚いた母親に育児放棄され、生まれ

た翌日に、養護施設へ預けられた。

UKでは、何らかの理由で子供の養育が出来なくなった場合、政府が

子供を預かり、養父母を見つけるのは政府の義務となる。


以来、実の母の顔を一度も見ずに施設で育ち、5歳の時、

現在も一緒に暮らす養母のジーンに引き取られた。
ジョノは養母ジーンのおかげで今日まで幸せな日々を送っている。
現在、ジョノにはローラ・リチャーズという恋人も出来た。
ジョノは、スポーツジムのインストラクターをしており、ローラともジムで

知り合った。


ある日、ジョノとローラはテレビ番組に出演。

二人はトリーチャー・コリンズ症候群の事を分かってもらいたいという

気持ちで出演した。

しかし、ジョノがテレビに出演した理由は、もう一つ有った。
それは「元気にやっている自分の姿」をテレビで見た実の両親が、

連絡してくれるかもしれないという期待があったのである。

また、養子縁組をした協会にも実の親に連絡してくれるように頼んで

いる。
ジョノは、同じトリーチャー・コリンズ症候群に悩む人たちに会ったり、

小学校で疾患が原因で受けたイジメの体験を話したりと、精力的に

行動した。


そして、養子縁組協会からジョノに電話が入った。
しかし、その返事は、「会いたくない。今後、連絡は取らないで

欲しい」、というジョノには残酷なものだった。

養母ジーンの胸で号泣するジョノ。

だが、彼は決して実の母親を恨むような事はしなかった。

養母ジーンと恋人のローラに出会えた事に感謝し、自分を産んで

くれた実の母親にも感謝しながら、これからも生きて行こうと決意

したのである。


 ↓ NAVER より  ジョナサン・ランカスターさんと、ローラ・

  リチャーズさん


パンデモニウム-ジョナサン・ランカスター01


実の母親の心境は図り難いですが、それでも愛情溢れる養母と彼女

がいるので、救われる思いです。

だからこそ、ジョナサン・ランカスターさんも強くなれるのでしょう。

日本でも、病気でなくても、言葉など発育が遅かったり、言うことを聞か

ないという事で育児放棄・虐待に走ってしまう例が多いので、決して

遠い話ではありません。

また、疾病に対する偏見も。




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