女装の殺人鬼:エリート軍人の素顔 その2 | パンデモニウム

パンデモニウム

日々の気になるコト・モノを万魔のごとく脈絡なく取り上げていきます

※何度かのブログフォーマット変更により改行ポイントがずれてしまい、ほとんどのページがガタガタになっております。
読み難くて申し訳ないです。

前項 よりの続き


AFPによると、こうしたウィリアムズ被告の悪行が、公判で証拠として

提出された写真やビデオテープで明らかになるにつれ、涙を流し

ながら法廷を飛び出す傍聴者もいた。

一方で、表情を変えずに静かに被告人席に座っていたウィリアムズ

被告。

犯行が発覚する前は、残虐な犯行手口からは想像し難いエリート街道

を歩む一流軍人だった。

ウィリアムズ被告はカナダ屈指の名門、トロント大学政治経済学部を

卒業後、1987年から逮捕されるまで20年以上にわたって、カナダ空軍

に従事していた。

事件前には空軍大佐としてトレントン基地を拠点に、タヒチ大地震の

支援やアフガニスタンで亡くなった兵士の本国への移送、

バンクーバー五輪の支援などカナダ空軍を象徴するような際だった

任務を遂行。

カナダ軍の中で将来を期待される存在だった。


地元紙によると、周囲には、ウィリアムズ被告が仕事だけでなく、

プライベートでも充実しているように写っていたようだ。

ウィリアムズ被告は1991年に5歳年上の女性と結婚。事件当時は

オンタリオ州オタワに購入した自宅がリフォーム中だった為、生活

拠点を同州ツイードに移し、その女性と2人で生活していた。

公判では、ウィリアムズ被告が少女の下着を身につけ、写真を撮る

など異常な性行動に走り始めたのは、2007年の終わりから2008年

始めとされていたが、妻は供述調書の中で、「私は夫が逮捕されて

初めて彼の犯罪に気付きました。このような事件が起こり、地に

落とされた気分です」と証言した。


法廷で灰色のボタンの付いたシャツに黒いスーツを着込み、

「罪を認めます。私がしたことで多くの人を傷つけたことを深く後悔して

います」などとすすり泣いたウィリアムズ被告。

ロバート・スコット裁判官は「被告は病的で危険な人物。引き起こした

事件はこれまでにない残虐なもの」と指弾し、カナダで最も重い処罰

とされ「少なくとも25年間仮釈放なしの終身刑」を言い渡した。


殺害されたロイドさんの兄姉、アンディーさんは公判を傍聴後、

ウィリアムズ被告について「絶対に許せない。牢獄死してほしい」と

語った。

カナダのハーパー首相も声明を発表。被害者に哀悼の意を示した上

で、「この事件でカナダ軍が深く傷ついた。信頼回復には相当な時間

を要するだろう」と話した。

カナダ空軍のデシャン長官は、「これまで空軍が経験してきた不祥事

の中で最悪の事件となった。どうして事前に気付かなかったのか、

私たちにできることはなかったのか、自問しているが、その答えは

一生見つからないかもしれない」とこぼした。

カナダ軍ではウィリアムズ被告の持つ勲章や階級をすべて剥奪する

方針だが、エリート軍人が引き起こした事件の余波は止まることを

知らない。




何とも悲惨な事件です。

女装している一方で、結婚、あまつさえ女性に性的暴行をしてしまう

のは、奇妙に思えます。


女装は、古来より世界中の文化・社会に於いて存在してきました。

トランスジェンダーと密接な関係ではありますが、女性的な服、

アクセサリー、化粧(仕草、言葉遣いなども含める場合も)など、

文化・風俗に依拠する点で異なります。 

社会的に見ると、多くの社会が父権制社会(男性優位)であり、男装が

父権制への挑戦、女装が父権制社会に於ける逸脱行為とする考え方

も有ります。 

ラッセル・ウィリアムズ被告が、「エリート軍人」とされている事から、

典型的な父権制社会でのストレスから逃避したい(つまり、性格に

合わなかった)という 潜在的欲求が顕在化したのかもしれません。

 

この場合、女装癖と殺人は切り離して考えられます。

 


 

 

しかし、女装に使用しているのは、(購入した物ではなく)盗んだり、

殺害した相手の物です。

「被害者のベッドで自慰行為」をする位ですから、上記の様に本来の

自分を取り戻すというよりは、フェティシズムを満たしている様に思え

ます。

そもそも下着フェチであり、また、犯した罪のトロフィー(戦利品)

意味合いも有ったのでしょう。

 

また、犯行の様子をビデオ撮影したり、殺害する必然性が無い

(殺害するのが前提であるかのよう)、軍人なのに銃などではなく

自らの手で窒息死させている事などから快楽殺人の可能性も有り

ます。


・・・と、それらしく理屈をこねても言葉で人間の内面(闇の部分)を全て

説明するのは無理が有ります。 

「理解出来るモノ・コト」の型にはめても、正確でない事の方が多い

でしょう。

 

それでも、私たちに出来るのは、断崖の淵にギリギリまで近付き、

飲み込まれぬよう、眼下の闇の景色を探る事だけなのですが・・・

下に ラッセル・ウィリアムズ被告の下着で女装した画像を載せておきます。





























パンデモニウム-ラッセル・ウィリアムズ02


ペタしてね