大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス | pandachioの好奇心ブログ

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昭和版である。

大学の実験で、先輩と超音波で樹脂フィルムを接着するメカのメンテナンスをしていた。

先輩「気を付けろ。その部分から超音波が発振されるからな。」
私「えっ!」
思わず指を引っ込める私。解っていながら、先輩も私も笑ってしまう。

実際とはかなり違うが、「超音波・・・切れる」というイメージを植え付けたのは、この映画だ。

ギャオスは平成版なんかに比べたら、格段にスタイリッシュである。平成版ギャオスで嫌いなのは、ずんぐりむっくりした太い首だ。

日東のプラモをいくつも買った。後ろ足がタイヤになっていて、ゼンマイで走るやつと、もう少し価格の高い、二足歩行するタイプである。

大映の怪獣は、相変わらず設定が楽しい。
1.その時の状態を表す頭頂部。危険な状態になると赤く発光する。
2.超音波メス。よく考えたもんだ。この映画最大の見どころといっていい。
3.高性能の消火剤。山火事やガメラの火炎攻撃など何ともない。
4.太陽光線、と言うか、紫外線が苦手。細胞が破壊されるという。
5.再生能力に優れる。右足の先端を自ら切り落としたが、アッと言う間に生えてきた。

ギャオスはちょっと考えるような仕草をすることがあり、それがセキセイインコみたいなので、思わずクスっとくる。

さて、ギャオスはやっぱり人間を食べるのだが、手際が良い。新幹線の屋根を、超音波メスでスパっと切断。中の人間を食べていく。

超音波メスは、超音波というよりレーザーメスのイメージか? とにかくスパスパ切れる。爆発とかではなく、切断である。ギャオスは手が不自由だから、獲物を捕まえて細かく切っていくには最適な方法だ。

この超音波メスも、ガメラの甲羅には通用しなかった。その前に、手や尻尾をだいぶ切られたが。
ガメラは火炎攻撃が通用しないと見るや、接近戦に持ち込み、ギャオスの首筋をガブリ。

ギャオスのラベンダー色の血液がピューピュー吹き出す。名古屋戦の時には自分で足を切って逃げたが、首を噛まれてはアウトであった。ガメラに組み付かれたまま富士山ヘ運ばれ、火口に引きずり込まれて終わり。

後年の、対ギロン戦に登場する宇宙ギャオスについては、いつかまた。