ランキングの1~50位内で、いわゆる「こうのとり待ち」と称している人、5人。ブログ名と中身をちょっと見させてもらって。

この率は高い。このブログの最初にも書いているが、妊娠出産が難しくなっている人が、ますます多くなってきているんじゃないか?と思う。

ただ、断定するには具体的な数字もないし、確証もない。

昔からも流産・死産はあったのだろうが潜在していたに過ぎず、ブログ、という道具が、世の中の「タブー」(この場合は「人様にお話する事ではない」という意での「タブー」)であった事を、素直に吐き出す事ができるようになって来たから、であるかもしれない。


他のブログに行って「不妊」「不育」を検索すると、どこでも必ずひっかかるようになってきたのも、傾向。

ちょっと前までは「不育」はひっかからなかった事もあったが、ここ1~2年、何かしらでひっかかるようになってきた。

しかも皆さん若い。私よりも。(当たり前と言えば当たり前なんだが(^^ゞ)

有名どころの病院で検査を受けている、という人もずいぶん見かけるようになった。TK大S先生、N古屋J病院A先生は常連。ひところ、「ここはねぇ…」と思っていた病院でも、不育に対する認識が変わってきたのか、HPを再度開くと不育の研究・臨床を熱心にやっているような文言が多くなっている。

いまや、低容量バファリン・ヘパリンは当然の不育症治療として語られ、ヘパリンについても妊娠での受け入れ体制が整ってきている病院が増えてきた。1~2年前では考えられない変化。医学・医療の発展の速さのひとつなのだろう、と思っている。

でも、検査しても項目に引っかからない、という人も多くなっているような。不妊も「原因不明」がにわかに多くなってきているようだ。ブログに関しては原因不明と言われて、どうしたらよいのかわからない気持ちを書いている人が多いので、そう感じるだけなのかもしれないが。


ネットの検索も同様。今は不妊クリニックも不育の検査や治療について、取り上げている所も多くなってきた。(診断・検査・治療のレベルについては、別途、だが。)

流産を経験した人がネットで「不育」に辿り着く機会が多いせいか、不育から不妊の治療に入っていく人が多くなってきているのか、妊娠に関するBBSなどでも「不育症」の文字を見かける機会が増えた。


ブログで吐露する事はセルフ・カウンセリングになっている部分はあると思う。「書く」という行為は気持ちを整理するうえでも、有効な手段だ。

ま、他人(ひと)の事は言えない。そもそもこうして自分の流産と不育についてを書こうと思ったのは、自分の気持ちを文字に吐き出したくなった経緯だ。


妊娠する事。出産する事。

人類が続く行為として、当たり前だった。

男女が暮らしていく時、子どもが加わり、複数人数の「家族」が形成されていく。これも当たり前の事だった。

しかし、今はいろいろな事で「当たり前」とされていたものが、「当たり前」ではなくなっている。

妊娠と出産も、例外ではない。

妊娠出来ても当たり前に育っているかどうかはわからないし、出産に臨んでも当たり前に生まれてくるかどうかはわからない。

だから「NICU」が充実し、産科・小児科の診断レベル・治療レベルが上がる。

産科の医師が減り、今頑張って下さっている先生方も「やめたい」と思っている方が多い、と厚生労働省の調べ。

それだけ、妊娠する事、出産する事は難しく、大変な事なのだ。