ブーリン家の姉妹 ☆8 | NOTE

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本と映画とコスメについて。映画の☆は10点満点で独断と偏見に基づき採点してます。

ブーリン家の姉妹 コレクターズ・エディション [DVD]/ナタリー・ポートマン,スカーレット・ヨハンソン,エリック・バナ

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なかなか面白かったです。
前半は大奥顔負けのドロドロな宮廷闘争。
後半は姉妹の絆が描かれます。

有名なヘンリー8世とアン・ブーリンの話がメインなのですが
アンにはメアリーという妹がいて、彼女の存在がこの映画では大きな役割を果たします。
悪女のイメージの強いアン役をナタリー・ポートマン
日頃悪女役もこなしているスカーレット・ヨハンソンが純粋な妹のメアリーという
配役の妙が上手くいってます。
スカーレットは元々芸達者なのでどういう役でもこなすイメージがありますが
今回のナタリーの悪役というか哀れな女性役はとても印象的でした。
こんな演技もするんですね~。
暴君と言われることもあるヘンリー8世はこの映画の中だと
わりあいまともな人っぽい描かれ方かなあ。
でも、アンもヘンリーもそこまでクレイジーな感じではなく
納得のできるストーリー運びでなかなか上手くできている気がしました。

史実のアンは確かに問題のある人だったのだろうとは思いますが
きっと頭の切れる女性だったんじゃないかなあという気もします。
ヘンリーとの間に生まれたのが後のエリザベス1世だったことを考えても
そんな気がします。皮肉な歴史ですねー。
エリザベス1世も相当な女性ですよね。
父親に母親を処刑されるなんて、なんて重荷を背負っていたのでしょう。。

妹のメアリーの話は今回初めて知ったのですが
彼女はヘンリーとの間に男児をもうけていたんですねー。
庶子ということで王位継承権はなかったようですが。
wikiによると、彼女の子孫には
チャーチルやダーウィンといった歴史に名を残す偉人がたくさんいて
やはり只者ではない家系なんだな、という感じです。