スクープショー

SCOOP SHOW  by CAMUS
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バンクーバー五輪のフィギュアスケートの審判が
採点の内情を語った衝撃のインタビュー全文をご紹介します。

カミュjrは目からうろこの衝撃だったよ。

バンクーバー五輪で、ショートプログラムの審判を担当したのベルギー人のパトリック・イベンス(Patrick Ibens)氏のインタビュー記事です。
イベンス氏は09年の世界選手権の審判や4大陸選手権、グランプリシリーズ、トリノオリンピックなどでも審判を務めた第一線の審判。バンクーバー五輪の審判を最後に引退しました。

インタビュアーは、WordPress.com のトニー・ウィーラーさんで、時期はバンクーバー五輪後です。

翻訳をなさったのは、Yahooブログ  「To Be Dramatic★ー明日への飛翔」のtemarriさん。temarriさんの承諾が得られたので、掲載させていただきました。temarriさんは織田信成選手のファンで、なんとバンクーバー五輪の会場パシフックコロシアムまで行かれて応援。あの靴紐シーンも会場で目撃されたそうです。いろいろと興味深い国内外のフィギュアの情報を載せてらっしゃいます。temarriさん、ありがとう。

インタビューの中で、イベンス元審判は
「どのくらいのパーセンテージのジャッジが完璧に公正だと感じてるのか?」
という質問に対して、
「完璧に公正?まあ10%だ」
と語っているんです。つまり、公正な人は10パーセントしかいなくて、あとの90パーセントは公正ではないってこと。

また、後半のほうでは「僕にとってのオリンピックチャンピオンは高橋だ。彼はすべてを持っている」
と語っています。

ちょっと長いですが、メッチャ面白いです。
では、前置きはこのくらいにして、インタビューいってみましょう。





国際ジャッジパトリックイベンスインタビュー

ジャッジの10%は完璧に正直だと言える


オリンピックレベルのフィギュアスケートのジャッジ、パトリックイベンとの対談



トニーウィーラー(TW);こんにちは、パトリック。僕の質問に答えてくれるということで、ありがとう。まずはフィギュアスケートでどんなことをしているのか話してもらえるだろうか。そして、この競技にどのくらい長く携わっているのかも。

パトリックイベンス(PI):フィギュアスケートでは40年目になる。5歳でスケートを始め、背中の負傷のために18歳でやめた。ベルギーには他には男性スケーターはわずかしかいなかった。エリッククロール、カールデュジャルディン、ヘンドリックサッセン、ダニーディレン、パトリックヴアンリース、そして僕だ。エリッククロールは全欧で何とか24位までたどり着いたが、それがその時代ではいちばんいい成績だった。

TW;この何年かの間どんな国際大会でジャッジをすることができたのか?

PI: 全欧や、四大陸、世界選手権などでいくつかと、ジュニアとシニアのグランプリ大会でたくさんジャッジをした。2006年のトリノと2010年のバンクーバー冬季オリンピックでも男子の試合のジャッジも務めた。バンクーバーではショートプログラムしかジャッジに指名されなかったけれど。(ジャッジパネルは今では試合のセグメントごとに変わることになっている。ショートプログラムの9人のジャッジの内5人はロングプログラムをジャッジするために選ばれるが、イベンスは選ばれなかった)

TW:4つのすべての種目をジャッジしているのか?

PI: シングルとペアだけだ。アイスダンスはやらない。僕は本当のジャッジだから!

TW:どういう意味?

PI: フィギュアスケートの内輪でのジョークだ。アイスダンスでは、ジャッジする前に結果をすべてみんなが知っている。それでも、みんな朝の5時から夜遅くまで公式練習に座っている。


TW:それでは、アイスダンスの成績は誰が決めるのか?

PI: それまでの試合と、どの国を代表しているかが大きな割合を占める。それと、多分、時にはスケーティングの質も問題になっていると思うが、でも、僕の専門ではないから…

TW; ジャッジは、2002年のソルトレイクシティーでのペアの試合でのスキャンダルがあって、フランスのジャッジが連盟からの圧力で意図を持って点を入れたと認めたもののことだが、あれ以来、多かれ少なかれ公正なものになってきていると思うか?

PI: 前と全く変わらない!どんなシステムを使おうと、いつもずるをする方法を見つけるものだ。バンクーバーの男子のショートプログラムではあれだけ素晴らしいパネルになったことを喜んでいる。論議の余地はなかった。

TW;どのくらいのパーセンテージのジャッジが完璧に公正だと感じてるのか?

PI: 完璧に公正?まあ10%だ

TW: 本当か?そんなに低いのか?どうしてそんなことに?

PI; そうだ。しかし理由はいろいろだ。ジャッジは、匿名になったとはいえ、まだ自分の所属する連盟を怖がっている。自分の国のスケーターを守るために(愛国的偏向)同じくらいのランクのスケーターには厳しくし、自分の好きなスケーターを後押しする。主流から外れることを恐れるジャッジは、レフリーをやるよう招待してくれる国のスケーターを押すし、単に自分が何をやっているかわかっていないものもいる。

TW: ある方向でジャッジをするように求められたり、他のジャッジや連盟から誰かスケーターを上げたり下げたりすることを個人的に頼まれたことはあるのか?

PI: 一度だけ。でも、高いレベルの試合ではなかった。実際は国内選手権で、あるスケーターを全欧に出場させる必要があったんだ。その時でも私は手を染めなかった。結果としてそこには2度とジャッジをするように招かれることはなかった。

TW: 引退したジャッジとして、自由に自分の意見を話してもいいのか?

PI: ジャッジをしている時も自由に話していた。自分がジャッジをしている試合では、開催中にとくにその試合について話すことはルールに反しているが、試合の反省会が終わった後なら、聞きたい人がいたら誰にでも、どんなことでも話すことができる。自由社会に生きているんだから。

TW: あなたがジャッジをしていた期間に、あなたの好きなスケーターは誰だったのか?

PI: うーん、難しい。ミッシェルクワン、ミッシェルワイス(左矢印マイケルワイスに訂正致します)、ジェフリーバトル、アレクセイヤグディン、ジャミーサレ・デビッドペルティエだ。

最近では、アリオナサフチェンコ・ロビンゾルコウイ、パトリックチャン、フロランアモディオ、デニステン、ジャビエールフェルナンデス、ヤニックポンセロ、ジョアニーロシェットだ。

TW: そういうスケーターを試合でジャッジするとしたら、難しいか、それとも、彼らのスケートに対してより厳しくするだろうか?

PI: 正直に言って彼らをジャッジするのに問題があったことはない。ただ一つの理由は私が個人的に彼らを知っていて、彼らも私を知っているということだ。彼らは何か質問があれば私のところに来ることができ、私ができる限り正しい答えを出して彼らを手助けしようとすることを知っているからだ。しかし、スケートのジャッジをする時には、個人的な関係は無いものにして、ジャッジをしなくてはならないし、彼らも彼らにふさわしい評価を受け入れる。良くても悪くても!

それしかうまくいく方法がないし、そうすることで、僕を人間として、ジャッジとして、より尊敬してくれるものだ。


TW: ジャッジパネルで見た最高の演技を一つというと何か?

PI: 1999年のスケートアメリカでのサレーペルティエの「ラブストーリー」だ。ジャッジをしながら涙がこぼれた。


TW: それではジャッジそのものについて話を聞かせてください。2003年の秋に国際大会で採用された新しいシステムになった時どんな訓練をジャッジは受けたのだろうか?あるいは今受けているのだろうか?

PI: 我々は訓練を受けたし、今もISUセミナーでやっている。そこでは最新のルールや古いルールから変わったことや、ジャッジをするときに何を見たらいいかを説明する。そこにははっきりとした、あるいはわかりにくい失敗、ダウングレード、トランジション、シングルのショートプログラムでのステップから入る単独のジャンプ、そのほかのいろいろなことが含まれている。また、ショートプログラムとロングプログラムの違いやコンポーネンツをジャッジするのになにを見るかも説明する。だが、ルールの変更を読むことはそれぞれの国の連盟や、ジャッジ自身の責任ではある。国際スケート連盟のウェブサイトにコミュニケーションの形でそういうものを告知して、誰でも読むことができる。すべての試合でジャッジは一般的なルールを確認する会議を初めに行う。試合のそれぞれの種目の始まる1時間前に、もう一度ルールとプログラムのエレメンツとコンポーネンツについての基本を復習する。


TW: シングルやペアのスケートでファイブコンポーネンツを決めるあなたの定義を簡単にまとめてもらえないか?実際の定義をそのまま言えるならそれを使ってくれてかまわないが、ごまかすくらいなら、ご自身の言葉で言ってください。{この答えは即座になされ、実際の言葉を編集してはいない。イベンスに答えを考える時間を与えるより即座に定義を聞いたことで、余計興味深いものとなったと思う}

PI; スケーティングスキル:
1. 流れと、深いエッジでのステップやターンを含みながらたやすくこなしているように見える滑走、
2. スピードの変化と加速
3. さまざまな方向へのスケーティング

トランジション:
つなぎの動きとそこに多様性があること。いつも同じ動きではいけない。ステファンランビエールのロングプログラムがいい例だ。彼は、たくさん古いがあるとはいえ、トランジションではいつも同じ上半身の動かし方をする。

演技・実施点
1. スケーターが「僕はこうだ、あるいはこうしたい」という感じを与えること
2. 個性(5分後にスケーターの演技を覚えていられないようなら…個性があるとは言えない)
3. プロジェクション
a) ジャッジや観客の心に飛び込んでくるような感覚
b) 自分が作り出す小さな世界に人を引き込めるかどうか
4. それぞれの動きの質。どの動きも途中で細かく途切れるのではなく、終わりまで続いていなくてはならない。

振り付け:
1. 美しい振り付けとすべてのプログラムがうまく配置されているいいプログラムであること
2. 音楽を上手に使っていること

インタープリテーション
1. 音がスケーターによって最大に生かされているか
2. 音楽が盛り上がるところでは動きも盛り上がっているか、音楽が静かになると、動きも穏やかになるか
3. スケーターが役柄になり切っているか
4. スケーターがプログラムを見せると言うだけでなく、音楽をよく表現しているか

TW: あなた自身の定義によると、そして、男子の試合のジャッジパネルにいたので、誰が、この5つのそれぞれで一番強いと思いますか?

PI: スケーティングスキルは高橋、トランジションと振り付けはチャン、パフォーマンスはライサチェック、インタープリテーションはアボットだ

TW: ライサチェックとプルシェンコに絞ると、個人的にはそれぞれのスケーターの長所と弱点は何だと思いますか?

PI: プルシェンコは自分に強い自信を持っていて、自分がやっていることを信じている。弱点はまだ6.0システムを引きずっていて一つ一つのエレメンツを重要なものだと計算できていないところだ。しかし、今はそういうやり方なんだ。

ライサチェックはファイターで練習熱心だ。こう考えていた時もあった。「ああ、この子は大成しないだろう、決して本物にはなれないだろう」 彼が自分のできる限りの最善を尽くして打ち込んだからこそ成し遂げることができたのだ。彼の欠点?ちょっと考えさせてくれ。トリプルアクセルの踏切でのごまかしかな。ときどき、踏切でスリップして(あるいはプレローテーションがあって)いわば半分以上回ってしまうのでトリプルサルコウのようになってしまうことだ。でも、これが彼について見つけられるただ一つの足りないところだ。それにいつもそうだと言うわけではない。

TW: プルシェンコが競技の両方の演技で4回転(トーループ)に成功したのにきちんと点数で評価されていないという不満がプルシェンコ自身も含めてたくさん出ている。あなたは最後の発言で彼が「全体像」を見ていないと感じていると言ったが、これについてはどう思うか、そして、このシステムについて全般的にはどのように考えているのか?

PI: 彼は4回転を試みて着地したことで十分に点数をもらっている。しかし、そのあとで他のジャンプの着地が悪くて点数を失ったのだ。もし彼の意見が4回転ジャンプだけなら、1位と2位の位置は違っていただろう。それなら、スウェーデンも不満を言い始めていい時だと思うね。なぜなら、彼らのスケーター、エイドリアンシュルタイスはあの夜一番いい4回転トーループを跳んだが、トップ5に入ることもできなかった(シュルタイスはフリースケートでは13位だった)
言いかえれば、ほとんどの言語でフィギュアスケートには「アート」という言葉がある。これは氷の上でジャンプをする以上の何かがあると言うことを意味している。
カタリナビットがカルメンで勝った時のことを覚えているか?彼女は二種類のトリプルを見せただけだ、トーループとサルコウだ。他の物はもっと多くの難しいジャンプを跳んでいた。しかし、カタリナは氷上の芸術だ。

TW: それじゃあ、あなたは6.0システムよりこのシステムのほうが好きなんですね?説明してください。

PI: そうだな、どちらにもいい面悪い面があるから、どちらとも言えないね。
いい点はスケーターがついにフットワークに力を入れなくてはいけなくなったことだ。クリーンなエッジに戻った。また、私が話したように、難しいジャンプだけではなくて、すべてのエレメンツに評価を受けられる。良くないところは、どのエレメンツも似たように見えることで、特にスピンやステップだ。また、創造性のために使う時間はそうはない。このシステムで私が一番いやなところは、「それほどよくない」ジャッジを救済するために作られたところだ。あるべきやり方(すべてのコンポーネンツを別途に)で点をつけている本当にいいジャッジは、平均的な点数の範囲を超えるリスクがあるし、審査を受ける羽目になるリスクもあるのだ。基本的に、知識の足りないジャッジはすべてに間違った点をつけることがありうるし、完璧に思いこみで平均的な点をつける事態に陥ってしまうこともある。だが、コンポーネンツの間に大きな差をつけようとする者はそうすることで糾弾されてしまう。例えば、世界選手権で最初の3つのグループには5.5から7.0のコンポーネンツスコアを与えれば安全な場所にいられる。最終滑走グループが氷上に現れたら、7.0から8.5を与えれば、それもまた、安全だ!
それは、ある意味、スポーツそれ自身からスポーツという言葉を奪うことでもある!ブライアンの戦いを覚えているか?そう、ボイタノはプログラムの終わりの方に2つ目のトリプルアクセルを加えて、そのため、彼はその日の金メダルに届いた。もし今のスケーターが何か特別に加えても、特別にポイントを得ることはできない。やることを許されているジャンプやスピンの最大数が決められているため何の価値もないエレメンツになってしまうからだ。

TW: エフゲニープルシェンコの話に戻りましょう。プルシェンコが実際に自分と競争相手(ブライアンジュベール)がどちらもジャンプに集中しすぎているため、「全くつなぎがない」とコメントして大きな論争がまきおこりました。あなたは試合後にこの記者会見が行われた時の全欧選手権に参加していましたか?

PI: いや、私は全欧にはいなかったから。話は聞いた。

TW: 彼のコメントについてどう思いましたか?

PI: そんなことをするのは馬鹿げているが、プルシェンコはブロンドだろう?いや、冗談だ。彼が説明しようとしていることは分かるが、よくないことだ。そうすることで彼は同様にブライアンジュベールも貶めているから。そんなことをしてはいけない。ジュベールの大ファンというわけではないが、仲間の選手を、いわば悪い評判に引き込もうとするのは、アスリートとして最低のことだ。


TW: ジョセフインマンがフランスのメディアに公表したイーメールのオリジナルを受け取りましたか?もし受け取っていたら、バンクーバーで男子の試合がジャッジされるやり方に影響を与えたと思いますか?あなたのジャッジに個人的な影響はありましたか?

PI: 受け取った。でも僕を知っている人は僕がそういうことに影響されないことは知っている。このインマンのメールはその種のものでは送られてきた2番目のものだ。初めにも言ったように、僕は本当のジャッジで、自分の心を決めるのに誰のイーメールもコメントもいらない!僕は完全に自分でできる。誰であろうと自分の見たままをジャッジをする。


TW: ショートプログラムでジャッジパネルにいましたね。プルシェンコやライサチェックはその時にはどのようなスケートをしたと思いましたか?それから、高橋大輔をどのように採点しましたか?トップ3はその試合のその部門では1ポイント以内にいました。誰かが上げられたり下げられたりして、あなたがジャッジをしたのとだいぶ違っていたものはいましたか?

PI: ショートプログラムの終了直後に、上位3人が1ポイントも離れていないことに気付いた。パネルは素晴らしいごとをしたよ。その部門では、この3人は、理由は違うが同じくらい素晴らしかった。僕の意見では、高橋がショートプログラムでは勝っていたと思うが、僕たちジャッジはテクニカルパネルがレベルやダウングレードについてどう決めたかを知らないからどんなことでも起こりうるんだ。我々はまた、それ以前の自分の点数もわからないから、うっかりして別のスケーターにより高い点を与えてしまうこともあり得るんだ。いいジャッジならそれを避けるための独自のやり方を持っているけどね。


TW: 最後の部分をもう少し詳しく説明してください。

PI: もし僕がスケーターAに、例えば7.5点を与えてしまったとして、その10人後にスケーターBが来た時、僕の意見では彼のほうがいいと思っているのに、7.0を与えてしまう。そのためうっかりと間違ったスケーターをコンポーネンツで「一番」にしてしまうと言うようなことだ。
しかし、いいジャッジなら、最初のスケーターにコンポーネンツのすべてを足して、平均7.0を与えたとする。その後そのことを覚えておいて、次のスケーターが来たら同様にする。もしコンポーネンツのすべてにおいてよりよかったら、その平均は間違いなく7.0より高くなるはずだ。


TW: しかし、このシステムはスケートを、10点満点制ではなく点数をつけることができるように作られているので、スケーターを互いに対戦させるものではない。そういうことが起きてしまう理由は、一度にあまりにも多くのことが進行するからだと思うか?

PI: どちらともいえる。僕らの競技は“スポーツ”から外れている。スポーツは、誰かは2人目よりもいい、3人目よりもいいと決めるものだ。比較することでしか結果は出ない。もしスピードスケートなら、時計があるが、もちろん技術や芸術性への点はない―ただ早ければいいのだ。試合では10点制だけで点をつけるのは不可能だ。

TW: あなたや、多くのジャッジは練習を見ますね。スケーターのランスルーを含む練習を見るのは、試合のコンポーネンツの点をつけるときに彼らの能力を判断するものを見つけるためですか?

PI: 僕は、個人的には、自分がこれからしなくてはいけない仕事に集中できるような、正しい心理状態に持って行くために一度練習に行く。スケーターがやっていることの細かい部分までは見たことがない。彼らは、どの道試合のストレスのもとでは違うことをするものだ。しかし、ジャッジにはすべての練習を見に行く者もいる。僕に何故彼らがそうするのかを聞かないでくれ。僕は詳細は見ないから、公式練習の間にコンポーネンツスコアについて感触を得ることはできない。
実際は、エレメンツや、失敗や、ルールやファイブコンポーネンツも、あまりにもたくさんのことに集中しなくてはいけないから、時には難しい時もある。難しいこともあるが、いいジャッジなら自分を鍛えて小さなこともすべて拾い上げられるように自分を鍛え、それでプログラムの間は重要なことに集中することができるようになるんだ。

TW: コンポーネンツは正しくジャッジされていると思うか、あるいは「順位点」といったタイプのものとして使われていると思うか?さっき、その日の終わりには、基本的にスケーターを比較するようなやり方に使われると言った。

PI:コンポーネンツは正しくジャッジされていないと思うが、それは順位点として使われるからではなく、ジャッジの中には芸術的な素養がないばかりでなく、ばかばかしい平均的な点数の範囲をはみ出すことがない者がいるからだ。


TW:  つまり、あなたは、ジャッジの中には(規定範囲)を外れないようにし、試合の終わりに評定を受けることがないようにするため、そして、今後のアサインがなくならないようにするためにほぼ同じようなレベルにファイブコンポーネンツをつけていると感じているわけですね。

PI: その通り!!!

TW: あなたは誰がオリンピックチャンピオンになるべきだったと思いますか?またそれはどうしてですか?
 
PI: 僕にとってのオリンピックチャンピオンは高橋だ。彼はすべてを持っている。スケーティングスキル、カリスマ性、技術。ジャンプに問題のあるものがあったことと、一度転倒してしまったことはとても残念だ。


TW:  わかりました。でも彼はベストでは滑れなかったのだから、ライサチェックかプルシェンコか?

PI:  高橋だ!


TW:  この件についてはあなたから答えは得られないということが分かりました。

PI: いや、ライサチェックだ。二人のうちのどちらかというのなら、それに疑いはない。でも、もしあの晩、全員が素晴らしいスケートをしたとしたら…高橋だ。


TW: バンクーバーでは他の試合を見ましたか?2014年のソチの大会まで4年間をひっぱっていくのは誰だと思いますか?

PI:  私はペアの試合と男子のロングプログラムだけしか見なかった。ジャッジにアサインされていなかったからね。
パトリックチャン、デニステン、フロランアモディオに注目した。それから、ジャビエールフェルナンデスも忘れてはいけない。


TW: ジャッジをやめて、今後はどうするのですか?

PI: まだ決めていないが、国内や国際的にスケーターにアドバイスをするだろう。それから、新しいジャッジがジャッジを始めた時に何を見るべきなのかを学ぶジャッジマニュアルをまとめたい。ジャッジのあらゆる面を扱って100ページ以上になるだろう。それから、ベルギーのテレビでこれから始まる世界選手権の解説もすることになっている。


TW:  お時間を割いていただき、ありがとうございました。




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