色の科学2014.11.3 | Panasea Official information

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銀座にあるヒーリングサロン「パナセアの碧」が、イベント情報や更新情報を、お届けいたします。

○赤

「赤」は多くの人に好まれる色であり、人間にとってとても重要な色である。比較的、「赤」をつくる染料は簡単に手に入ったので、人類が最初に使った色ではないかとも言われている。「赤」が人に与える影響力はとても強く、化粧。魔除け、病気の治癒など様々な目的で使われてきたと言われている。

(「赤」から連想されるイメージ)

【視覚】太陽・炎・血・結婚式・口紅

【言語】激しい・情熱的な・行動的な・革命的な・興奮する・攻撃的な

(赤系の代表的な色名)

「カーマイン」

洋紅色と呼ばれることもある。絵具の顔料にもなっていて、「赤」の中心色に近く、一般的な「赤」として使われることが多い。

「スカーレット」

カーマインよりもやや黄色みがかった「赤」。色名としては古くから使われている。「赤」の代表色の一つ。

○オレンジ

「赤」と「黄色」の中間に位置する色。和名で「橙」とも言われるが、これは果物の「だいだい」から名付けられた色で、オレンジとは異なる果実である。色も厳密には異なるが、同一色として使われるのが一般的である。陽気な色でカジュアルなイメージも強く、親しみやすい色なので様々な用途に使われる。

(「オレンジ」から連想されるイメージ)

【視覚】オレンジ・みかん・夕日・にんじん・ハロウィン

【言語】元気な・にぎやかな・楽しい・カジュアルな・おいしい・親しみある

(オレンジ系の代表的な色名)

「バーミリオン」

やや黄を帯びた赤色。「朱色」とも言われ、神社などの建造物に使われる色。「ジャパンレッド」とも呼ばれる。

「パーシモンオレンジ」

熟した柿皮の色。パーシモンとは柿のこと。「柿色」として日本では室町時代から使われていた。

○黄色

「黄色」は「幸福な」「愉快な」といった良質なイメージを持つ反面、「危険」「不安」といった負のイメージを持つ色でもある。世界を見てもインドや昔の中国、マレーシアなどでは高貴な色とされるが、キリスト教圏では嫌われる色でもある。視認性の高い色であり、「黒」と組み合わせて注意を喚起するマークにも使われる。

(「黄色」から連想されるイメージ)

【視覚】バナナ・レモン・光・菜の花・金

【言語】幸福な・愉快な・ユーモアのある・新しい・危険な

(黄色系の代表的な色名)

「サンフラワー」

中央アメリカ原産であるヒマワリの色。鮮やかな赤みのある黄色。ヒマワリの絵で有名なゴッホ没後に、サンフラワーという色名で使われるようになった。

「レモンイエロー」

レモンの皮の色からとった色名。鮮やかで発色の良い黄色のことをいうこともあるが、一般的には緑がかった黄色であることが多い。

○緑

「緑」は自然や平和を象徴する色であり、近年使用頻度が増えたこともあり、「青」「赤」と同様に多くの人に好まれる色である。体と心を癒してくれる効果があり、ストレスを軽減してくれる。宗教的にも良質なイメージが多く、世界中で神聖な色として扱われることが多い。

(「緑」から連想されるイメージ)

【視覚】自然・森林・野菜・エメラルド・竹

【言語】安全な・自然な・平和な・癒される・エコ

(緑系の代表的な色名)

「モスグリーン」

灰色を帯びた緑色。日本には2000種類以上あると言われているコケ類、センタイ類の色。ファッションでも人気の色である。

「若草色」

春先に芽吹く草の冴えた緑色。やや「黄緑」によっているものから、「黄緑」に近いものまでを指す場合がある。

○青

「青」は多くの人に好まれる色であり、よいイメージを与える色である。キリスト教ではマリアを象徴する色でもあり、希望の色でもある。落ち込むと「ブルーになる」という表現があるように、「哀しみ」や「未熟」といった負のイメージを受ける色でもある。

(「青」から連想されるイメージ)

【視覚】海・水・空・宝石・魚

【言語】誠実な・冷静な・希望がある・信頼ある・憂鬱な

(青系の代表的な色名)

「ウルトラマリン」

宝石のラピスラズリの色。海を越えてヨーロッパに伝わったことで、「ウルトラマリン」と呼ばれている。貴重な色で聖母マリアの服にも使われている。

「セルリアンブルー」

ラテン語の「空」が語源。硫酸コバルトをもとに作られたやや緑みのある青。絵具の色としても有名。

○紫

行動的な「赤」と冷静な「青」を混ぜて作る「紫」は、とても複雑な色である。使い方によっては上品にもなるし、下品な感じにもなってしまう。自然にあるものから抽出するのが困難な色であるため、世界中で高貴な色彩として扱われてきた歴史がある。

(「紫」から連想されるイメージ)

【視覚】アメジスト・ナス・アヤメ・紫芋

【言語】高貴な・神秘的な・妖艶な・上品な・下品な

(紫系の代表的な色名)

「ラベンダー」

浅い青みがかった紫。ラベンダーの花の色。江戸時代に日本に持ち込まれ、明治時代に色名として使われていた。

「ライラック」

春の花、ライラックの花の色。明るくやや浅い紫。ラベンダーとよく比較されるが、ラベンダーよりも赤みのある紫である。