『 そばに いても いいかい。 』
※ここではタイトルの通りわたしの読書感想文をのせています。
推理物で犯人暴露!!なんてことはしませんが、それ以外のジャンルではある程度大筋を書いてしまうこともありますので ご了承ください。
もし私の感想文でその本を手に取ることがありましたら、とってもうれしいです(*‘ω‘ *)
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『100万回生きたねこ』
作・絵 佐野洋子 講談社 1400円
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久々に絵本の感想文ですが、この作品はとても有名なのできっと皆さん読んだことがあるのではないでしょうか(*´`)
お盆明けに『佐野洋子さんの企画展 』に行ってきまして、思わず買ってきました。
実は小さい頃はこの絵本はあまり好きではありませんでした。何度も何度も死に、そして何度も何度も死なないねこが主人公ですが、その死の描写が結構リアルですよね。
『ある日、手品つかいは まちがえて、ほんとうに ねこを まっぷたつに してしまいました。』
……これは暴露するのはかなり恥ずかしいんですが、ディズニーのシンデレラに悪いねこが出てきますよね。
その猫って最後のほうシンデレラの友達の犬に追いかけられて外におちるんですけども なぜか私は毎回「ねこちゃんがかわいそう~~~~」とわんわん泣くこだったらしくw(←母は毎回困惑していたらしい)
そういうのもあってかやっぱり『ねこが死んでしまう』ということに抵抗があって。なにせ猫アレルギーなのに猫が大好きなもので。
そのうえ最後はいきかえらずにお話しが終わってしまうし――――って、つまりは多分話をよく理解してなかったのかなと思うのですが。
でも19歳になって改めて読んでみると、印象も読んで感じるものもまったくちがくて。
自分のことが大好きだったねこが白いねこを愛して 生まれた子猫たちも愛して 自分のことよりも家族が愛しくなって…… そして愛する人の死に涙して、そっと自分も死を迎える。
『もう ねこは けっして、いきかえりませんでした』
このぶんが、最後のページ。
死ぬ(生き返らない)=悲しいこと、という考えだった幼いころはそれが悪い・悲しいことに思えていました。
でも今になって思ったのは、白いねこを愛して、白いねこといつまでもいっしょに生きていたいと思えたからこそねこは死ぬことが出来た。だからそれはきっと悲しいことなんじゃなくて、幸せなことなんじゃないか。っていうことでした。
絵本は読む人と共に成長するっていう言葉がある通り これは成長したから感じることができて きっとまたさらに成長したら感じることがまた増えているんだろうなと思います。
読み直す機会が出来て、本当によかったです。
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というわけで
今回もつたない感想文を読んでくださってありがとうございます( ;∀;)
もしこんな文でも気になって、誰かがこの本を手に取っていただければうれしいです。
あなたが素敵な本にめぐりあえますように!(/・ω・)/
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今日はいつもにまして率直に自分の考えを書いてしまったもので文ももしかしたら読みにくくなってしまっているかもしれませんがゆるしてくださいませ。