センターまであと217日、高認まであと54日。
一言叫びたい…… バカにしないぃ~でよ!
プレイバックPart2/山口百恵

1978年5月1日リリース、22ndシングル
(作詞/阿木燿子 作曲/宇崎竜童 編曲/萩田光雄)

【↓うぃきコピ】
オリコンチャート最高位2位
50.8万枚を売り上げ、年間チャートは78年度15位。
76年11月にリリースされた15thシングル「赤い衝撃」以来、
7作ぶりに50万枚以上のセールスを記録した。
TBS系『ザ・ベストテン』では初登場7位(78年5月18日付)
その後、4位→2→2→3→3→3→3→3→5→5→4→6→8位(8月17日付)と、14週にわたりBEST10入りを果たすロングヒットとなったが、1位を獲得する事はできなかった…。
※2週連続2位の際、1位に立ち塞がった曲 →コレ①
※5週連続3位の際、1位と2位に立ち塞がった曲 →コレ①とコレ②
結局、78年の「年間ベストテン」では5位となった。
(ちなみに、コレ①は年間3位、コレ②は年間6位だった)
一番目の曲の途中で演奏が一時止まり、再び始まるという趣向であった。「Play Back」とは「巻き戻し(戻す)」を意味するが、現在起こっている出来事のキーワードをきっかけに昨夜の事を思い出す…という展開の歌詞になっており、
「キーワード」→「"ちょっと待って!Play Back!"」
→静寂(巻き戻し)→「キーワード」→回想、という流れになっている。
また2番のこの部分では「キーワード」として「勝手にしやがれ」とあり、
これはカーラジオから流れてきた「ステキな唄」が前年に沢田研二によってリリースされた「勝手にしやがれ」であることを示唆、同時に同曲中の「飛び出していった女」のその後とも重なる一種のアンサーソングとなっている。
↑奥が深すぎる! スゲェ!! ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
本曲は『第20回日本レコード大賞』金賞および
『第9回日本歌謡大賞』放送音楽賞を受賞し、
『第29回NHK紅白歌合戦』に本曲で5回目の出場を果たした。
しかも、「紅組トリ」に選ばれた! ←
78年は「演歌不作の年」とも評されるほど、演歌勢で目立ったヒットがほとんど生まれなかった反面「ニューミュージックブームの到来の年」であった。
ポップス系で多くのヒット作や話題があったことから、企画の段階からの「今回のトリは人気No.1のポップス系歌手で」という方針は固まっており、まず紅組トリに百恵を起用することが決定した後、百恵の対戦相手として最も適材な歌手として、当時の男性ポップス系歌手人気No.1の沢田研二が白組トリに起用されることとなった、とされる。
(ジュリーは、78年最大ヒットの「コレ②」ではなく「LOVE(抱きしめたい)」を歌唱した)
両軍ともにポップス歌手がトリを務めるのは史上初だった。
百恵・ジュリーのトリについては、ピンクレディーが裏番組出演により今回の出場を辞退しており、ピンクレディー出演のその裏番組に対抗する意味合いもあったという。
(以後、ポップス歌手同士のトリは32年後、2010年・第61回の
「ドリカム vs SMAP」となる)
当時19歳の百恵のトリは紅白史上最年少記録であり、未成年者がトリに起用された唯一の事例でもある。
百恵の紅組トリは「若すぎる!」と疑問視する声もあり、曲目発表の12月11日にNHKは「現在、山口百恵のトリについては曲層・ファン層などの点から問題が多く、検討中です」と難色のコメントをしていた。
百恵がその紅組トリで歌唱した本曲には「ポルシェ」


しかし、視聴者や他メディアから「表現の自由を奪う行為」であるとして多くの批判が集中したため、本紅白では「真っ赤なポルシェ」と元詞通り歌った。
本紅白の平均視聴率は72.2%、優勝は(残念ながら)白組だった…。
ちなみに「プレイバックPart1」

(本作発売後に発売されたベストアルバム『THE BEST プレイバック』に収録されており、シングルカットはされていない)