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Produced by NAKABAYASHI SeasonⅡ

Nakabayashi consist of the thing that Nakabayashi's chose.


「いきべん通信」  で良い記事を発見したので、引用する。

何でも年内で読者2,000人を目指しているようなので、この記事を面白いと思った方は、読者登録してみてください。モバイル関係者がたくさん読んでます。


以下引用


iPhoneはすでに3000万台、
iPod touchはすでに2000万台を出荷していると言われている。

2009年の3Qでのアップルの売上は83億ドル、純利益12億ドル、
3GSは520万台出荷された。

スマートフォン市場で、先発を行くブラックベリー、パームは、
共に2000万台であるから、2年でアップルは超えてしまった。
米国のスマートフォンの20%はiPhoneとなる。

2008年、世界のスマートフォンは1300万台出荷で、
依然としてノキアは45%ほどで横ばい、アップルは13%となる。
シンビアンOSは去年から6%を落とし、52%となった。ノキアだけが頼みの綱である。

ケータイ全体だけでいうとノキアは年間4億ペースの40%、
サムスンは2億台(ただし、クアルコム採用でアメリカのみ顕著に強い)
LGは1億台、モトローラ6600万台、ソニーエリクソン5800万台と続く。


巨大なプレゼンス。とはいえ、2012年にアンドロイド端末が、
累計2億台突破でiPhone&タッチを抜くと目される。
その段階でも1社でその数字だから依然として、
ディベロッパーにとって当分の間はiPhoneが主戦場になる。

顧客満足度もダントツだ。アップルは83%。アンドロイドは77%。
買い替えてもその端末と答えるのでは、
アップルは92%、アンドロイドは58%。
なんどアンドロイドユーザの20%はiPhoneに買い替えたいらしい。

米国ではAT&Tの通信網が人気なく、
2010年で独占契約が切れたあとは、
ベライゾンの参入でユーザが移動する可能性が高い。

アップルは参入当初、各国のキャリアに対して、
「国内一社、一定期間の独占販売」でのギャランティ戦略をとっている。

すでに、英国ではO2が独占契約している通信キャリアの期限切れ第1号となり、
Orangeが参入、来年からはボーダフォン参入、すべてのキャリアからでることになる。

今後は、複数キャリアでの展開がワールドワイドで起こると予想される。

とはいえ世界最大のマーケットはこれからで、
10月30日にチャイナユニコムから出たばかりだ。


販売戦略もさることながら、2台目、3台目という進化の戦略も斬新だ。
アップルは製品をバラエティ化せずに、
iPhoneという存在1つをこれだけのロットでずっと出し続けているのだ。


iPhoneOS3.0から3.1で劇的なバージョンアップがなされた。
進化の差分がわかるのが、ユーザにもわかるのは今までのケータイではありえなかった。

・コピー&ペースト機能
・ランドスケープキーボード(ヨコワイド画面)
・MMS
・障害者サポート機能
・スポットライト検索(端末内串刺し検索)
・アプリ内課金
・着うた(i-tune9)
・ボイス(メモ、コマンド)

買い替えなくても性能が向上する上に、端末の進化はさらに劇的だ。


・処理スピード2倍。
・コンパス
・音声認識
・ビデオ録画、再生
・カメラでのオートマティック設定

3GSになって、これだけの機能がアップした。

「アンドロイド端末はもっとすごいらしい」
というマニア向けの不買理由に対して外堀が埋められた。

それと同時に、iPhoneさえあれば、
「テープレコーダも、ビデオレコーダも、デジカメも要らないじゃん」
という利用シーンを埋めてしまったのが今回のバージョンの印象だ。

前回のバージョンがゲーム機、
書籍ビューワーとしての優秀なデバイスだという印象だったのが、
さらにユビキタスデバイスとしての哲学が深まっている。

まるでアプリディベロッパーのために一生懸命、
製品開発をしているかのようである。

Appleが証明したことは、
サービスディベロッパーのためのプラットフォームを作れば、
大きなコンテンツの市場ができるということ。
逆にいえば、莫大なコンテンツラインナップがそろえば、、
ユーザの支持を得て端末出荷台数が増えるということ。

iTunesとiPodのセットでSONYをやっつけたように、
同じ手法で、世界中のケータイメーカーをやっつけようとしている。

この手法が正しいという証拠に、
一人、一ヶ月のiPhoneアプリのダウンロード数は約10本。
そのうち2.6本が有料コンテンツとして売られている。

※ちなみにiPod touchは若年層が所有しているため、
アプリダウンロードは月18本に対し、有料は2本である。

アップストアでは2009年9月末で、
20億ダウンロード、85000種類のアプリが販売。
125000人の開発者がディベロッパー登録している。

アプリコンテンツの市場規模は、
iPhoneが125億円、iPod touchが73億円。
それに対しアンドロイドは5億円である。

すでにiPhoneアプリディベロッパーは、
「売り先はiPhoneだけではない」と考えて動き出した。

2014年でスマートフォン全体で66億ダウンロードあると予想されているのだ。

ただ、コンテンツ配信をメインとするサードパーティと一緒に盛り上げることができたのは、
過去に日本の通信キャリアとアップルぐらいしかいない。
やみくもに新プラットフォームに飛びつくのは早計だ。

アップルが何故成功しているのかを見極めてから、
そのポテンシャルを見計らう必要はありそうだ。

現にアップルはライバルと競争しながら協調している。
ヤフーはフリッカーアプリやファイナンスアプリを出している。
マイクロソフトはbingでiPhoneアプリ開発向けAPIを出している。
Amasonもしかり、Skypeもしかり、googleもしかりである。

グーグルのgVoiceにいたっては、アップルがリジェクトして問題になったが、
それがキャリアへの配慮で矢面にたっただけで、しかるべきプロセスを置いて、
やっぱり許してしまっている。公然の事実を通信キャリアに認めさせたかにも見える。

このように、サードパーティのために、そして、それを使うユーザのためには、
ライバルであろうと人前では握手をしているのだ。
逆にそれが死角になったとしても、Appleはこの哲学を貫き通すのだろう。

これからの時代は、サードパーティーの支持と、
競合との協調を無くして、成功はありえない。


アップルは見事にドット(点)をコネクト(つなぐ)してしまったのだ。