P&F社長の今日の一言 -549ページ目

文化継承

今日よりP&F文化の一つである海外研修前半組が出発した。今年は残念ながら
業務の関係上前後半の二組に分けるしかなかったので、少し寂しい感じがするが
(本当はメンバー全員で学びも遊びも行きたい所やけど)それでも初の欧州イタ
リアである。欧州の文明文化を満喫し、学んできて欲しいと思う。
創業以来この海外研修は文化として継承してきた。まだ8年であるが、すでに10回
以上の海外研修に行っている。それは行動基準の中にもある「常にメリハリを意
識した仕事をする。やる時は本気でやり、休む時はトコトン休んで、遊ぶ時は徹
底して遊ぶ」のい一環でもでもあるのだが、海外に行って様々な文化と触れ合う
事により大きな視野、広い視野を持っていただきたいという願いからでもある。
我々はどうしても日常生活に埋没されてしまい、視野が狭くなりがちである。
これからの時代は“特に”長期的、グローバルな視点にたって経営、仕事をして
いかなくてはならないからでもあり、また個人では中々そういった時間や金銭的
なものも含めて社会人になったら海外の文化に触れる機会を得にくいからである。
さて、創業以来続けてきているこういった文化を何としても続けて行きたいので
あるが、その為には残るメンバー、行くメンバーの心構えと行動が必要である。
ここでも理念に沿った行動が出来るかどうかである。
6方向そして自社のどこかに迷惑をかける様では継承する事は出来ないのである。
残るメンバーにおいては、半減する戦力の中でも充分な結果を作り出し、不安な
く旅行に行っているメンバーに与えなくてはならないし、当然の如くお得意先や
業者さんにも残るメンバーだけで感動を与えなくてはならない。
また、旅行に行くメンバーにおいては、旅行前後の戦い方(働き方)が非常に重
要であり、旅行前後は最低限6方向に迷惑をかけない様に気をつけたい。
「旅行で楽しんだ、学んだ、でもお得意先(自社、業者さん、家族など)にはご
迷惑をかけた」では本末転倒である。
何よりも、こういった文化を継承する為には、遊んだ分(休んだ分)それ以上の
結果を作る組織でありたい。
1月は、本当によく遊んだし、よく休んだけどメチャメチャ結果は作れたなぁ。。
そう言える様になりたい。そうなればP&Fはもっともっと楽しい会社になる。
(創業時は特にそんな感じだった)

どっちが偉い?

数日前であるが、社内コミュニケーションールである“裏BBS”にて、現制作
メンバーと元制作リーダーにおいて制作部の地位や重要性について書き込みがあっ
た。内容的には制作部の地位が低いとか営業部の地位が高いとか云々である。
では、どっちが地位が高いのか?答えは当然どちらも同じである。(当たり前やけ
ど)
これはP&Fの価値観になるかもしれないが、お得意先と我々、業者さんと我々に
おいても同じである。偉そうな言い方に聞こえるかもしれないが、決してお得意先
だからと言って神様でも無いし、地位が高い訳でも無い。我々は常に関係する全て
の人や企業において並列の関係であり、どちらが偉いとか言う事でも無い。
それは、社内の立場においても同じ事であり、私や部長、所長など役職が高いから
人間的な地位が高い訳でも無いし、決して人間的に偉い訳でも無い。そこには、業
務においての指示・指導・教育・業務判断・決定権などがあるだけである。
昔の演歌歌手で「お客様は神様です」というフレーズを流行らせた方がいるが、P
&Fの価値観は、お客様はお客様であり、業者さんは業者さんであり、部長は部長
であり、所長は所長であり、営業部は営業部である。誰が偉いとか誰が地位が高い
とかの関係性はそこには全く無いと思ってもいい。関わる全ての企業さんも人も
自社や自分を支えてくれる、応援してくれる、与えてくれる企業さんであり、人で
ある。(対等であるけど、有り難い人たちである)
ただ、自社として、自部署として、自分個人として、大事なのは関わる全ての人や
企業にリーダーシップ的な“与え”をしていかなくてはならないという事である。
制作部としては、制作部がリーダーシップ的に営業部に対して、その他部署に対し
て、お得意先に対して、業者さんに対して、社会に対して自らから主導者として
様々な与えを生み出していかねばならないという事である。
何が言いたいのか文章では伝えづらくなってきたが、要するに関わる全ての企業や
人との関係性はあくまでもどちらが偉いとかどちらが地位が高いとかではなく、関
わる全ての企業や人は、自分の人生や仕事を支えて下さっている(与えて頂いてい
る)企業や人達であり、有り難い存在であると言う事を忘れずに、我々は常に関わ
る企業や人たちに自らが主導的に様々な喜びや感動を与えていこうという事である。

私は、P&Fメンバー全員本当に大変な業務をこなしてくれて偉いなぁと心底思う
し、営業部、制作部、総務事務部、企画部、工務部全てが全てのPMをこなしてく
れていて、どの部署も、どの立場の人も全てがなくてはならない存在であり、とて
も重要な部署、重要な人達である。

経営理念

今年私やメンバーの研修を受けさせていただいている会社から、とても貴重なカレ
ンダーとスケジュール帳を頂いた。その名も「理念と経営カレンダー」と「理念と
経営手帳」であるが、いかに企業経営において“理念”なるものが重要であるかを
教えていただいている。私もサラリーマン時代より“理念”とは組織の土台であり
組織の方向を示すものであり、行動の基準となるものであると教わっていたので、
理念をいかに深くしていくのは最重要課題としている。
その研修会社のカレンダーや手帳にも今年スターである1月は「経営理念なくして
企業の成功はない」とその月のテーマが書かれてある位経営理念とは重要である。
そのカレンダーや手帳に1月の3位(社長、管理者、社員)のやるべき事として書か
れてあるのでここに列挙しておきたい。
社長力)
経営理念を明確に打ち出していこう!
会社の経営理念を深め良い社風をつくろう!
社会に貢献し評価される会社にしよう!
経営理念に沿った意思決定をしよう!
管理力)
部下に経営理念を浸透させていこう!
幹部としての使命は何かを再確認しよう!
部下から評価される幹部になろう!
全員のベクトルを合わせて一致団結しよう!
社員力)
経営理念の意味を深く考えていこう!
経営理念を念頭において仕事をしよう!
お客様から必要とされる人財になろう!
理念の意味を理解して仕事を行おう!

さて、今年より名古屋所長が始めた会社メンバーのみが見れる「今日の独り言」
にも、この経営理念についてその深い意味を書いてくれていたのであるが(さす
が所長だけあって、経営理念の意味を深く考えてくれている)、経営理念が本当
にメンバー全員の中に言葉としてだけではなくて、その深い意味合いなどが理解
されれば、仕事における判断基準となり(仕事上において判断する際に迷いがな
くなる=間違った判断にならない)、また仕事本来の意味や目的が明確になって
楽しくなり、とても優良な人間関係、企業間関係が出来上がり、我々の目指すべ
き6方向満足経営の実践につながってくる。
「人と未来環境と社会と与えあう」常に与えられている環境を感じとり(感じな
くてはならない)感謝し、常に我々の扱っている商品、サービスを通じて与えて
いかねばならない。

サービス強化

昨日の日経新聞の社説に書かれていた事であるが、日本はいよいよ人口減少時代を向
かえ今後においての生き残りとしては、「視野を広く持って日本経済のあるべき姿を
考え、日本という国が縮まずにアジアの一員として共に栄える道を探さねばならない。
」とあった。私自身も大変共感する。更にその後に続くのが、日本の得意分野として
の“モノ作り”を更に強化し優位性を保つ為に、製品の機能・品質、生産性を高める
製造手法や高度技術の開発などでこれからも努力しなくてはならないと書かれてあっ
た。
私は、日本の得意分野として“モノ作り”は確かに世界最高峰に入るであろうと思う。
自動車、衣類、産業機械、どれをとっても最高峰だと感じるし、その分野において益
々先頭を切っていく必要性も感じる。これが経済力を維持するためには必要なことで
あるのは確かな事である。
しかし、日本の得意分野は“モノ作り”だけでは無い。我々の業界もそうであるが、
日本の“サービス”はこれまた世界最高峰だと思う。海外などに行ってもよく感じる
が、日本のサービス業はとても顧客志向が強く、とても気持ちの良い生活空間を与え
てくれる。日本のサービス業において、少しでも低いレベルのサービスであるとすぐ
に淘汰される(ホンモノしか生き残れない)ので、相当量高いサービスばかりである。
ホテルに泊まっても、食事をしても、何か娯楽をしても、何事も日本のサービス業は
とてもお客様を大切にしている。それは、経済をも活性化させる力を持ち、また人を
幸せな気持ちにも出来る。
私は、会社において、これまでも特にその事を中心にメンバーに強要してきた。
挨拶、態度、姿勢、話し方、対応、などこれは、日本においての得意分野であると共
に、我々P&Fの得意分野であり、世界最高峰のサービスを目指したい。そしてこれは、
誰しもが出来ることであり、誰しもが人に幸せを与える事になる。
商品力、企画力も当然必要な経営資源であるが、我々の強い経営資源はあくまでも、
サービスの分野でいこう。

短いようで思い出深い

新年明けましておめでとうございます。今年もP&Fは“本気で与えます”宣言でいこ
うと思います。
「一年はアッと言う間に過ぎ去り短いように感じるが、思い出深い(多い)方が良い」
と常々私自身は思っているが、今年もそんな一年にしていきたいと思います。
さて、2006年がいよいよスタートした訳であるが、今年の私の抱負は“結果を作る”
であるが、ここに改めて拘っていきたい。法人7期の経営重点スローガンである“何事
も妥協せずプロとしての拘りを持った仕事を!”そして“6方向満足経営の実践”がま
だまだ完遂されていない。これは昨年末に非常に自戒した事であるが、ここに対して
の結果に拘っていこう。
まず、経営重点スローガンについては、何を具体的にしていかねばならないのかであ
るがプロとしての拘りについては、やはり基本の基本を妥協しない事である。
今朝の朝礼でも話しをしたのだが、夢や目標を達成するには、魔法を考えない事である。
昨日もアメリカ大リーグで大活躍のイチロー選手の番組があったが、イチロー選手の
凄さは、決して打者技術や強肩(持って生まれたもの)だけではなく、実はその土台
にあるプロとしての自覚を持っての自己管理や、誰よりも多い練習、訓練、勉強をし
ている事に他ならない。プロとして何事も妥協せずに拘りを持った仕事をしていくには、
何も特別なものはいらない。経験だとか、センスだとか、ではなく誰でもが出来
る基本的な事を徹底する事である。社会人としての基本とは、挨拶であり、報連相で
あり、5Sであり、コミュニケーションであり、自発的な行動であり、、私がいつも
うるさく言っている事は、誰でも出来る事を本気で徹底してほしいだけのことである。
そして6方向満足経営の実践については、これは経営理念を全メンバーで意味を深く
理解し、行動に移していくことである。言葉だけを覚えるのではなく、ついつい自社
・自己中心になりがちな仕事に対して“与えあい”に基づいた判断・行動していくこ
とである。
今年一年恐らくP&Fは、企業元年になる。外的要因も、内的要因も大きくフォローが
吹く事になるだろうと予想され飛躍を確信するが、今一度経営理念に基づいた仕事に
なっているかどうか、基本を疎かにしていないかどうかをチェックして当たり前の事
を熱くこなしていきたい。