北海道教職員組合(北教組)は14日、政治資金規正法(企業・団体献金の禁止)違反罪に問われた北教組委員長代理、長田秀樹被告(50)が有罪判決を受けたことについて、コメントを発表した。コメントでは「今後このような事件を二度と起こさないことを決意します」としつつ、「北教組運動のさらなる前進にむけた具体的な改善策について組織的に論議を深めてまいります」としている。

 全文は以下の通り。

 本日、札幌地裁において北教組および中央執行委員長代理の裁判が行われ、北教組について罰金50万円、長田中央執行委員長代理について禁固4カ月、執行猶予3年とする判決を受けました。

 北教組は、判決を厳粛に受け止め、今後このような事件を二度と起こさないことを決意します。また、今回、政治資金規正法に違反する資金提供を行ったことで、道民、保護者、子ども、学校現場の教職員のみなさまをはじめ、全道各地で子どもたちと真摯に向き合い教育活動をすすめている組合員に、ご心配とご迷惑をおかけし、教育への信頼を損ねたことについて、深く反省し、心よりお詫び申し上げます。

 今後、北教組は今回の事件の反省に立ち、厳格な業務の執行に努めるとともに、教育政策の要求実現のための政治活動のあり方や北教組運動のさらなる前進にむけた具体的な改善策について組織的に論議を深めてまいります。

 また、これまで以上に、日々の教育実践を強化し、平和と民主主義を守り、民主教育の確立と子どもの人権、教職員の生活と権利を守る運動を地域・保護者、子ども、民主的諸団体のみなさまと連帯しすすめることで、一日も早い信頼回復につなげるよう全力でとりくんでまいります。

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