なぜ肉料理が食べたいのか? | 税理士・社労士の○○な話。

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滋賀で頑張る若手税理士、特定社労士のブログです。

舌が痛くて、固い物が食べられない、という夫の要望に応えてゴハンを作ったら、まるで精進料理になってしまいました。
物足りなさを満たすため、ビールでお腹を膨らませた私ですべーっだ!

さて、読んだ本の中から・・・


「残業ゼロ」の仕事力/吉越 浩一郎

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面白かったので、またご紹介すると思いますが、
今日はその中から、ほんの一部を切り取って。

「日本人は論理的思考の基礎が身についていない」

教育として論理的思考を教えられてきた欧米人と違い、
日本人は、そのような思考が身についていない。


この本の著者・吉越さんの奥様はフランスの方だそうですが、
「夕食に何が食べたいか」と奥様に聞かれたときに、「肉料理」と答えた。

日本の多くの家庭なら、「ハイハイ、お肉ね」となるんでしょうが、
吉越家では、「なぜ肉料理が食べたいのか」を説明しないと
却下されるそう。

「昨日は魚料理だったし、最近手に入れた、お肉にあうあのワインを
飲んでみたいから、肉料理がいい」

という明白な理屈が必要。


我が家のように「なんとなく中華」とか、「お腹がラーメンな気分」とか、
「なんでもいい」とか、曖昧な返答では許してもらえないのですね(笑)

この曖昧さ・感情論も日本人ならではで、よい文化だとは思いますが、
これだけでは、問題解決できないことも。

トラブルが起こった時に、日本文化だと「申し訳ございませんでした!」
と、謝ることで一件落着となることもあるけど、そのトラブルが起こった
原因がうやむやになることも多々。

かといって、理屈だけで突き詰められるのも日本人には馴染まない。

論理的ロジックで骨組みを固め、隙間部分を「義理・人情・浪花節」で埋める。
日本人には一番適しているのでは、と著者は書いています。


私も仕事の中では、「なぜ」に重点を置いて、考え、聞くように心がけています。

わが事務所一番の理論派である次長と、しょっちゅう論議し、意見を戦わしていますが、「どうして、こういう答えになったのか?」を、きちんと説明しないとお互い納得しません。
ズバズバ言い合いますが、論点が見えれば、スッキリ。後腐れナシ。
世間のヨメ・シュートメ関係とは、ちょっと変わってるかも。


            特定社会保険労務士  小澤香奈恵

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