飲む人はもちろん、飲まない人にも、その名前だけはよく知られている「ヌーヴォー」。
そしてその、ヌーヴォーの前にかなり高い確率で取り付けられる言葉が「ボジョレー」ではないでしょうか。「新酒」を意味するフランス語である「ヌーヴォー」。日本ではボジョレーのヌーヴォーが、その存在よりも言葉だけがウォーキング・アローン、いわゆる一人歩きしている姿を向かいのホームや路地裏の窓、明け方の街 桜木町などで見かけたりします。
フランスのワインの新酒である「ボジョレー ヌーヴォー」は広く知られているものの、同じヨーロッパのトラディショナルなワイン産地であるイタリアにも同じようなワイン新酒が存在することはあんまり知られていなかったりします。
日本語で「新酒」、フランス語で「ヌーヴォー」を意味するイタリア語はお題目にもあるとおり「ノヴェッロ」と発します。
ただ、フランス・ヌーヴォーは特定の地域 ――よく知られているのは「ボジョレー」―― に於いて、ワイン法に定められた用法・用量を守って醸造されたものだけが新酒としてリリースすることを許されるというもの。翻ってイタリア・ノヴェッロは、特定の地域だけというものではなく、イタリアのどの州ででも、醸造方法などの決まりさえ守ればノヴェッることが許されるというもの。
イタリアのワインの面白さのひとつに、地域ごとの特徴がワインに如実に表れるという点が挙げられるように思います。その土地ならではのブドウ品種が使われていたり、気候・風土がワインに表現されていたり。
そんなイタリアのワインの新酒を楽しめる日がもう間もなく到来しようとしています。
毎年11月の第三木曜日に解禁となるボジョレー ヌーヴォーと同じように、イタリア・ノヴェッロにも解禁日が設けられています。本年2020年のノヴェッロ解禁日は10月30日金曜日。昨年2019年も10月30日でした。そして来年2021年の解禁も10月30日となることでしょうし、再来年の2022年に於いても10月30日が解禁となること請け合い♪
2011年までは11月6日がイタリア・ノヴェッロの解禁日でしたが、2012年からは法改正があって10月30日をノヴェッロ解禁の日にすることとなったのです。なので、毎年、ノヴェッロの解禁日は何曜日であっても10月30日なのです。
そんなノヴェッロたちを当店、尾崎商店も解禁日より販売することとなっております。ランナップとしては赤6アイテム、白1アイテムの計7アイテムなのですが、どちらのノヴェッロも若々しい果実感に溢れまくったワインです。
ガロフォリ ノヴェッロヴィ・ノーヴォ ビアンコ 2020 航空便
【マルケ州】《白・辛口》
ブドウ品種:ヴェルディッキオ、シャルドネ
750ml 2,000円(税込)
ガロフォリ ノヴェッロ ロッソ 2020 航空便
【マルケ州】《赤・ミディアムボディ》
ブドウ品種:モンテプルチアーノ
750ml 2,000円(税込)
【トスカーナ州】《赤・ミディアムボディ》
ブドウ品種:サンジョヴェーゼ
750ml 1,890円(税込)
【プーリア州】《赤・ミディアムボディ》
ブドウ品種:ネグロアマーロ、プリミティーヴォ
750ml 1,890円(税込)
【マルケ州 】《赤・ミディアムボディ》
ブドウ品種:ラクリマ・ディ・モッロ・ダルバ、
モンテプルチアーノ
750ml 2,140円(税込)
【アブルッツォ州】《赤・ミディアムボディ》
ブドウ品種:サンジョベーゼ、モンテプルチアーノ
750ml 2,240円(税込)
【プーリア州】《赤・ミディアムボディ》
ブドウ品種:プリミティーヴォ 100%
750ml 2,640円(税込)
どちらのノヴェッロにも数に限りがあるため、予定数量に達した時点で完売となります。なので、プレノタツィオーネ、日本語で言うところのご予約をご利用いただくのが、穏やかな心持ちで解禁日を待ちつつ、健やかに解禁日を迎えるのが、お目当てのノヴェッロをもれなく手に入れるための最善の策ではないかと思われます。ご注文・ご予約は当店WEBサイト、もしくは、お電話042-563-0300にて承ります。