⑴半側空間無視

・注意障害説 kinsbourneの説
【正常】
対側に向く注意のベクトルがあり、右向きの方が大きい.
左右の半球は脳梁を介して相互に抑制している.

【障害あり】
右半球病変があると右半球からの抑制がなくなりUSNが起こる.
Approach:左抑制,右脳活性化

$理学療法士として生きる



・方向性注意機能の半球差に関する神経科学的仮説
右半球は左右空間に注意が向けられている.
右半球に損傷を受けると左半球による右空間への注意しか残らずUSNが生じる.


$理学療法士として生きる



 ・注意の解放障害
左側に気づく事ができる.しかし、同時に刺激が起こると右側の注意を解放し左側に移動できない.



 ・心的表象課題
イメージでもUSNが起こる.
東京タワーイメージしても左側が思い浮かばないなど.


※cross over
線分ニ等分試験にて長い線分となるほど,右方偏位.短くなるにしがたって偏位が小さくなりついには左方偏位する現象をcross overという.
➡空間が広がると右により注意が向くようになる.

心的表象で障害されているのか、それとも注意の問題か.
・外部環境をコピーしてかくことが不十分(注意障害)
・内部表象を取り出して書くことが不十分(表象障害)


まずは注意機能の問題か?内部表象の問題かを判断する事が重要です.なぜならその違いによりアプローチ方法も異なってくると思いますし・・・



とても難しいですが,まずは評価をしっかりする事が治療に繋がっていくのでコミュニケーション可能な患者様などいたら判断してみても面白いのでは??