こんにちは。愛知県安城市の大山税理士事務所です。
またもや久々の更新になってしまいました。
今回は採用についてのお話しです。
2015年度の採用活動は大きく変わりました。
「大学生は学業を優先すべき」という政府の要望により、経団連が会社
説明会の解禁時期を遅らせました。広報活動解禁は学部生3年の3月、
面接などの採用選考解禁は8月となります。
これまでよりも、採用時期と期間の両方が短くなってしまう。そこ
で、注目が集まっているのが“インターンシップ”です。インターン
シップとは、学生に就職体験の機会を提供する制度。就職活動の解禁時
期よりも前に開催することによって、一般企業よりも早く学生とコミュ
ニケーションを取る機会を得ることができます。実際に40%の企業が
インターンシップを実施しています。
この数値から、大手だけでなく中小企業もインターンシップを実施して
いることがわかります。インターンシップを実施する理由は、「企業の
風土を知ることによってミスマッチを少なくさせる」ため、「早期に認
知してもらうことで採用を有利にする」ためといった声が聞かれます。
企業にとっても学生にとってもメリットのある制度です。
また、インターンシップに参加した学生の54.9%は選考に応募して
います。インターンシップにより自社の好感度を上げ、選考応募者の増
加を目指すことができます。そのためにも、満足度が高い業務内容を考
えなければいけません。実務経験型やグループワーク型など、多角的な
視点から業務内容を考える必要がありますその際に注意しなければなら
ないことが、社員の負担。学生の満足度を重視するあまり、社員の負担
が大きくなってしまう可能性があります。無理のない内容を考えましょ
う。
インターンシップは企業文化を伝えるために、有効な制度。新卒採用だ
けでなく、中途採用に取り入れている企業もあります。ぜひ、前向きに
実施を検討してみてください。