先日、お腹の赤ちゃんがお空へと帰ってしまい、とても悲しんでいたお母さんと赤ちゃんのお話です。
お腹の赤ちゃんはすでに安定期に入っていましたが、一ヶ月検診で病院に行くと、
とても残念な結果を報告されたそうです。
妊娠の症状は続いていたそうですが、検診を受けると赤ちゃんの心拍は止まってしまっていたそうです。
初めは、先生から言われた話をすぐには理解できずにいたそうですが、今後の事を看護師さんから説明を受けている時に、悲しみが湧いてきたそうです。
このお母さんは、お子さんが一人いて、二人目の出産予定でした。
一人目の子は安産でしたので、今回も当然産まれてきてくれるものだと思っていました。
しかし、とても残念な結果となってしまいました。
どうして赤ちゃんはお空へ戻ってしまったのか、その子の気持ちが知りたい、その訳が知りたいということで、チャネリングをおこないました。
どうして私(お母さん)を選んで来てくれたの?と聞くと「お空の上にいるときに、あなたの子供で産まれるという契約をしていた」と言いました。
赤ちゃんにどうして産まれてくることが出来なかったのかを問いかけましたが、すぐには返事なく、その子の過去世の映像を見せられました。
問いかけへの答えでははいと思い、初めは過去世の映像にはあまり目を向けませんでした。
するとこんなメッセージが聞こえて来ました。
「私は産まれて来てはいけない子なんだ」
どうして?と聞くと「親や家族に、迷惑をかけてしまうから。将来的に、親の期待には応えられず、とてもプレッシャーとなってしまう。、周りと比べても自分が劣っていることや、自分で目指すものにもなれずに挫折してしまう。その時にとても親を悲しませるような迷惑をかけてしまう。だからごめんね。産まれてこない方がいいのだ。」
何度もごめんねという声が聞こえて来ました。
そのことを伝えると、お母さんは「それでも生まれて来てほしかった」と言ってとても悲しみました。
その理由は、過去世にあるようで、その映像を見せてきました。
その子は過去世では、成人の男性でした。深い森の中にある湖で、小さな船(手漕ぎの木の船)に乗り、釣りをしていました。
ある時、その船から誤って転落してしまい、水の冷たさの中で、体が動かず自分では船まで這い上がることが出来ずに命を落としました。
ところがその子は、その人生が終わり、亡くなったことにホッとし、胸を撫で下している様子でした。
その訳は、親から愛されていないと思い、辛い人生を送っていたようです。
山奥の暮らしで、家も貧しく、兄弟も何人もいて、その家の長男に産まれて来ました。
母は、小さい弟や妹たちの世話に追われて、長男を気遣う余裕などどこにもありませんでした。
生活も貧しいので、食べ物も満足にはありませんでした。
それで、釣りをして家族の食料をまかなっていたのです。
しかし、毎日家族のお腹を満たすほどのお魚は釣れません。収穫が少ない日は、母には怒られ、時には叩かれたることもありました。
貧しいうえに、子育ての大変さも重なり、母もヒステリーになっていたようでした。
魚の収穫がない日は、家へ帰るのをとても恐怖に感じていました。
そして、その日も、魚が釣れずに家へ帰ることも出来ずに途方に暮れていました。
そして、湖に転落してしまい、この人生の終わりを迎えたのでした。
そのカルマを抱えたまま、今世もお腹に宿ってしまったので、過去世の不安から親の愛を信じ切ることが出来ずに、自らが選んでお空へと戻って行ったのでした。
もし、産まれて来ていて、親の愛情をたくさん受けていても、素直に受け止めきれずに、親の期待に応えられないプレッシャーと挫折を味わい、自らの命を絶ってしまっていたかもしれません。
とてもメンタル的に弱い子なので、そのように親を悲しませる結果になってしまうならと自らが選んだ決断でした。
本来なら産まれてくる予定で、お腹に宿ってきたはずでしたが…。
お母さんは、これからも妊活を続けて行く予定なので、その子がまた私のお腹に戻ってきてくれるのではないかと願っていましたが、それは難しいようです。
この子はまた産まれ変わるために、たくさんの修行が必要で、これから修行に入ると言います。
この話を聞いてとても残念で悲しい気持ちになったそうです。
今回は、同じお母さんのお腹にもう一度宿ることは難しいようですが、今いる子供や、これから生まれてくる子供に愛情を注ぎ、育てている姿を見せてあげることで、その子が安心して親の愛情を信じることが出来るようになれば、来世では自分の子として産んであげることが出来ると思います。
その子にいつでも話しかけ、「お母さんのことを見ていてね。お母さんは、しつけや教育の為に叱ることがあっても、いつでも我が子を愛しているよ」という気持ちを伝えていけば
思いは届くはずです。
お母さんは、「亡くなった理由を聞いてもらうと、残念でかなしい気持ちにはなりましたが、この子にいつか会える時まで、子の成長を願いながら、同時に私も成長しなければと思えるようになりました。
私の気の持ち方が変わりました。」と言っていました。
産まれてくることの出来ない赤ちゃんのほとんどは、初めから産まれて来られないことを選んで、それを知っていて、お腹に宿ると言われています。
しかしながら、今回のような珍しく残念なケースがあることも知りました。
赤ちゃんが産まれて来るときは、まず五体満足を願うものですが、無事に元気に生まれて来てくれると、健康であることのありがたみをついつい忘れてしまい、多くの事を求めてしまうものです。
勉強ができる子になってほしい、いい大学を卒業して、いいところへ就職してほしいなど、子供には多くの事を期待してしまいますよね。
この経験を通して、無事に生まれてくる事は当たり前の事ではなかったのだと気が付いたそうです。
そして、今いる我が子が、元気で生きていてくれるだけでいいと心から思えるようになったそうです。
幸せな中で暮らしていると、過ぎていく日々がついつい退屈に思えてならないこともありますが、『たとえ退屈に感じる日々でも、何事もなく平凡に過ぎて行く毎日こそが、幸せの本質』です。
『自分の家族や大切な人たちが、健康で生きていてくれることが一番の幸せ』なのです。
私自身も、大切な家族を亡くしたとことで、気づきました。病気や怪我もなく、健康で過ごしていける日々が一番の幸せです。
こんな平凡な毎日に感謝しています
この赤ちゃんの経験はとても悲しく、忘れられない思いとなってしまいましたが、赤ちゃんは、今ある幸せや、家族の大切さに気づかせてくれたのだと思います。
そして、このお母さんの愛や思いが届き、来世では一緒になれることを願っています。
どうぞ、幸せな人生を送って下さいね
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