英語の絵本や教材は正月につづいて、今回もどしどし買い込みました。

 昔から使っていたロングセラーのものも、新しいものも。

 中にはKUMONもまじっていました。

 KUMONは世界中に普及しています。

 とくにインド系のアメリカ人が教育熱心で、中西部の表彰式ではたいてい上位を占めていました。

 筆者も2人の子供をKUMONで育てたようなものです。

 福岡の特別学級でも教科書の代わりに公文を使っていました。

 アメリカでは日本のように九九がありません。幼稚園のうちに九九を覚えることができたのは、公文のおかげだと思っています。

 数学と国語の教材は本当にすばらしい。

 ただし、英語となると、正直いって、うーん。アルファベットや単語を覚えるうえで、悪くはありませんが、 少なくともアメリカでは公文といえば、算数と日本語です。英語のワークをみると、ぷっと笑いだしてしまう人が多く、不人気でした。内容が現実ばなれしすぎているのです。あと言い回しが古すぎます。

 

 リップ・ブァン・ウィンクルをテキストに長文読解て、ちょっと古すぎるのではないでしょうか?

 1920年代の作品なんてもはや古典といっていいはず。古典として勉強するのなら、大学に行ってからで充分。今の教科書は「はやぶさ」とか野茂英雄がテーマです。「赤毛のアン」ならまだわかるのですが、あれも古典からの引用が多いので、英検や受験対策には向かないと思います。

 

 とはいえ、こつこつ毎日つづける仕組みになっているのは、KUMONならでは。他の教科と同じで、とてもよくできていると思います。

「うちの子はこれで準2級まで英検も合格しましたよ」

 と言われることもあります。それはそのとおり。小学生がちゃんと毎日こつこつ勉強したら、準2級までは合格するのが当たり前なのです。

 

 この教材のままだと残念ながら、2級を前にして大きな壁に当たってしまいます。

 

 なのでMMメソッドでは微力ながら、公文や他の教材を手本にし、いいとこ取りしながら、誰もが簡単に日常英会話を習得してしまうワークを独自開発し、日昼夜、実践しています。

 

 大言壮語ということなかれ。

 すでに日本以外の外国では当たり前のように、実行されているメソッドばかりなのでです。

 

 脳細胞も若く、いちばん覚えがいい時期に、英検2級クラスの壁をこえてもらう。

 そうすれば、中学より後は受験とか、他の教科に、若いエネルギーを存分に注ぎ込むことができます。

 中学生になったら勉強をすすめる一方で、積立か奨学金をプランして、海外にも滞在して、生きた英語と文化を体感してもらう。これがMMメソッドの王道です。

 シカゴなら滞在費は無料ですし、飛行機代も往復で12万円前後です。

 いろいろな方法で若い人材を育て、世界を舞台に仕事できる人間を一人でも多く世の中に送り出したい。他の教科が苦手でも、英語ができたら、なんとか生きていけるものです。

 

 MMメソッドの信念でもあります。なので、他のスクールでもほめるところはほめて、けなすところはけなす。たとえ、よその生徒であろうと学問の面白さにめざめてくれたら、それで満足です。それ以上、何を望むことがあるのでしょうか?

 

 行き帰りの飛行機で「海賊と呼ばれた男」という映画を見ました。昭和の初期を生きた熱い男たち。私は若いときからテレビもラジオも雑誌もたくさん仕事してきたので、自分の名前が有名になりたいとか、今さらもっとお金持ちになりたいとか、まったく興味がもてません。

 それよりごく普通に生活している人たちと熱く、楽しく、魂をぶつけあうような生き方を理想としています。

 

 幸いここまでは順調で、計算どおり来ています。あとはこつこつスタッフと地道にやっていくつもりでいます。