外套・鼻
テーマ:ブログ- 外套・鼻 (岩波文庫)/ゴーゴリ
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◆今回紹介する本
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題名:外套・鼻
著者:ゴーゴリ
出版:岩波文庫
定価:260円
http://amazon.co.jp/o/ASIN/4003260538/oyajimushicom-22/ref=nosim/
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◆目次
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外套
鼻
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◆成分解析
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知恵 :■■■□□
勇気 :□□□□□
豊かな心:□□□□□
おすすめ:■■■□□
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◆内容紹介
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▽今回紹介する本は、ロシアの小説家、劇作家であるゴーゴリ
(1809年3月31日~1852年3月4日)が書いた短編が二篇収録され
ています。
ゴーゴリの正式名は「ニコライ・ヴァシーリエヴィチ・ゴーゴリ」
です。
ウクライナ生まれのロシア帝国時代に活躍した作家で、その作品は
ドストエフスキー(1821年11月11日~1881年2月9日)をはじめ、
様々な作家に影響を与えたとのこと。
読み終わった後、何となく「川端康成の作品に似てるなぁ」という
感想を持ったのですが、どうやら川端康成をはじめ日本の作家にも
かなりの影響を与えているみたいです。
▽著者が生きたロシアの時代背景としては、1812年にナポレオン
率いるフランス軍に攻め込まれますが、大損害を被りつつもこれを
撃退します。
その後ロシアは近代化の道を歩みますが、帝政ロシアは弱体化し
社会主義運動が活発になります。
歴史的にはロマノフ王朝が支配する帝政ロシアと呼ばれる時代、
近代化を目指し始めた頃のロシアの作家です。
▽帝政ロシアも終盤の頃ということで、2作品とも「役人中の役人」
と言えそうな感じの役人が登場します。
「外套」は万年九等官、アカーキイ・アカーキエウィッチという
名の男が主人公です。
九等官がどのような仕事なのか良く分かりませんが、いずれにしろ
「下級役人」と呼ばれる役人です。
彼は真面目に仕事に取り組みますが、清書する能力しかなく、
他の仕事は真剣にやっても彼にはできませんでした。
生活は楽ではなく、貧乏な生活をしています。
▽ロシアの冬は厳しく、外を出歩く時は外套がなければ生命の危険に
晒されます。
しかし、収入が少ない下級役人の彼にとって、外套を新調するには
相当な費用が必要です。
アカーキイ・アカーキエウィッチは、同僚から「半纏(はんてん)」
と陰口を言われながらも、ボロボロになった外套を修繕して着て
いました。
ある時、いつもの修繕屋に外套を持ち込んだところ、「この外套は
もう直せない」と言われ、外套を新調するように言われます。
半分は長年貯め込んだ貯金から、残りは偶然多くもらえた賞与から
出し、やっとのことで外套を新調しました。
彼は上機嫌、同僚にも喜んでくれる人がいて、パーティを開催
するほどの騒ぎになります。
▽ところがそのパーティの帰り、新調したばかりの外套を追い剥ぎに
奪われてしまいます。
アカーキイ・アカーキエウィッチは外套を取り戻そうと方々手を
尽くしますが...
外套一着のために人生を掛け、下級役人のために上級役人には
まともに相手をしてもらえず、逆に叱責されてしまう悲しい人。
以前読んだ、ドストエフスキーの作品「虐げられた人びと」に
登場するような、まさに「虐げられた人」が物語の主人公です。
虐げられた恨みは、キッチリ返します。
別の形で。
▽もう一つの作品「鼻」は、八等官のコワーリョフという男が主人公
です。
ある朝、理髪店を営むイワン・ヤーコレヴィッチという男性が、
妻が焼いた朝食のパンの中から「鼻」をほじくり出します。
しばらく鼻を眺めていたイワン・ヤーコレヴィッチは、この鼻が
客のコワーリョフのものだと気が付きます。
困ったイワンは鼻を捨てに行きます。
▽一方コワーリョフは、朝起きて鼻に出来たニキビを確認しようと
鏡を見た瞬間、自分の鼻が無いことに気が付きます。
鼻があった場所がのっぺらぼうになっていて、何とも格好が付き
ません。
困ったコワーリョフは誰かに相談しに行こうと出かけますが、
その途中、五等官に化けた自分の「鼻」を発見します。
この辺り、なんとも発想が面白いです。
八等官の自分が五等官の鼻に話しかける時に、言葉遣いが変わって
しまうとこなど、なかなか面白い場面です。
当時のロシアの「等級」というのは、自分の鼻に話しかける時にも
敬語を使ってしまうほど厳しい階級だったのでしょう。
この後、自分の鼻を探す真剣なコワーリョフが描かれています。
そして...
▽発想がとても面白く、なかなか楽しめた作品です。
ページ数は100ページ足らずで、あっと言う間に読めてしまい
ます。
ただ、もう少し長編が読んでみたい気がしました。
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人生を成功に導く読書術! ~おやじむしの3分書評~ より抜粋
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